感想~『熱帯魚は雪に焦がれる』6巻における登場人物の孤独と変化することの怖さについて~
「電撃マオウ」で連載されている『熱帯魚は雪に焦がれる(以下、はにがれと略す)』。
6巻が発売されたので、購入することに。
『はにがれ』6巻読み終えた。「孤独」をテーマに小夏と小雪の魅力を十二分に引き出していた。井伏鱒二の『山椒魚』のに出てくる山椒魚と蛙を小夏と小雪に上手い具合に重ね合わせていたところが印象的。#はにがれフェア pic.twitter.com/86b2jzUFst— アンタレス (@antaresssagi) December 27, 2019
実際、読んでみたわけですが本当に奥深い…
そこで今回は『はにがれ』6巻の見どころを紹介しつつ、読んだ感想を紹介しようと思う。
目次『熱帯魚は雪に焦がれる』6巻の内容『熱帯魚は雪に焦がれる』6巻の見どころ2-1. (1)小夏と小雪を山椒魚と蛙に上手く重ね合わせていたところ2-2. (2)孤独の意味について掘り下げていたところ2-3. (3)変化することの怖さを丁寧に描いていたところ2-4. (4)小雪の弟の冬樹の気遣い『熱帯魚は雪に焦がれる』6巻全体を通しての感想まとめ『熱帯魚は雪に焦がれる』6巻の内容
今回の『はにがれ』は
・第21槽:天野小夏は悲しんだ。・第22槽:天野小夏は息ができない。・第23槽:天野小夏は吐き出せない。・第24槽:天野小夏は抜け出せない。・あとがき
と4つの話に加え、あとがきが収録されている。
小夏が小雪の変化や周囲との関わり方に戸惑い、苦しんでいる様子がよりストレートに描かれていた。
・小雪の…