終局へのカウントダウン
毎月購読している「コミック百合姫」。
その中で力を入れて読んでいる作品の1つが『スカーレット』です。
今回は『スカーレット』10話の内容をおさらいしつつ、感想を書き綴っていこうかなと。
『スカーレット』10話の内容
真祖狼と対面したミザリー。
ミザリーはフィーネのために剣を振う。
そんなミザリーの前にフィーネが現れます。
フィーネは諸悪の根源である真祖狼に剣を向けるも無力化されてしまう…
真祖狼の力により、フィーネはミザリーを斬ってしまいます。
ミザリーはフィーネの幸せを祈り息絶えます。
ミザリーの死に涙するフィーネ。
フィーネが悲しみに暮れる中、アイリスの指が砕け散る。
そして、ミザリーを失ったフィーネは自我を失い、逃げ惑う人々に襲い掛かる。
以上が『スカーレット』10話の内容です。
『スカーレット』10話の感想
一言で言えば急転直下に尽きますね。
ミザリー仲間なったばかりなのに…
正直ミザリーは幸せになって欲しかった。
今回は真祖狼だったけど、アイリスと長期間いたら一体どうなってたか分からないけど…
生きる希望を見つけたばかりなのに悔やまれます。
後はラスボスがチート過ぎる。
エリクサーを口にした人間操るとか反則としか…
展開の速さに驚きつつ、アイリスとフィーネは幸せになれるのか気になるところです。
真祖狼の正体
『スカーレット』10話ではラスボスである真祖狼の正体が明かされました。
真祖狼はアイリスの祖母。
エリクサーによって人狼化した人を操ることができます。
すさまじい力を発揮するエリクサーは本来、真祖狼の魔力。
自分の魔力を操るのも造作もないというわけです。
零れ落ちるカケラ
フィーネの理解者とも言えるミザリーの死。
思い起こせば、フィーネの母親セイラム、自分の生まれ故郷とフィーネの大切なモノは次々と零れ落ちていきます。
大切なモノができる度に自分の手から零れ落ちていく様に我慢の限界を超えて力に飲み込まれたのでしょう。
慟哭の果てに
フィーネが人狼という事実が皆に知られてしまいます。
自分を見失い、居場所を無くす様子は悲しくなりますね。
かつていっしょに戦った仲間に危険生物呼ばわりされるとかかなりキツイ。
真祖狼の力というのもあると思いますが、自分を見失ってはいけないのかなとフィーネを見てふと感じます。
砕けた指輪
『スカーレット』10話の最後の方でアイリスとフィーネの指輪が砕け散りました。
砕けた理由としてはアイリスとフィーネの信頼関係のもつれ・ミザリーの死が考えられます。
指輪でアイリスとフィーネはつながっていましたが、ミザリーの登場で関係は揺らいでいました。
そして、ミザリーの死が決定打に。
人のつながりは予想外のアクシデントで一瞬で砕けてしまうというのが9話、10話で実感することができます。
9話でも感情でつながれた契約と真祖狼のセリフにあったことからもアイリスとフィーネの契約は一瞬の揺らぎが命取りというのが分かります。
最後に
展開が早く、一体どういった着地に持って行くかが正直気になるところ。
アイリスとフィーネはふたたび分かり合えるのか、ホプキンスはどんな選択を行うのかなど11話以降の見どころはいろいろあるかなといった感じです。
今回も楽しむことができたかなと思います。
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