1話、1話の重みについて考える

――その1話はどのくらい重いのか?

始めましての方もそうでない方もこんにちは、アンタレスと申します。

普段はいろいろな百合漫画やラノベ、アニメなどを嗜んでおります。

2021年早々、いろいろな波乱の展開が起きたり、その前もいろいろな出来事がありました。
いろいろな出来事を通し、ふと思うことが。

その1話はどのくらい重いのか。

いろいろな漫画を読んでいて、1話の重みを感じることが。
1話の結果次第で運命が大きく変わることも。

今回は1話、1話の重みについて話をしていこうかなと思います。


1話の重み

突然ですが、皆さんは1話の重みについて考えたことがあるでしょうか?

1冊の漫画雑誌には、いくつもの漫画が掲載されています。
お目当ての漫画の数は人それぞれ。
中には、1作品のために買っている方も。

漫画雑誌によって値段が異なりますが、1作品のために800円支払っている、900円支払っているというのを考えたら、想像以上にその1話に重みがあるなと感じます。
もちろん、値段だけで語れるものではありません。(○○の創刊号はこんなに高いとか言い出すとキリがないですし
思い入れがある、ずっとその先生を追っていたなど、それぞれ思うところがあると思います。

実際、特定の作品が発行部数を左右した話を聞いた覚えも。

その1話で読者を繋ぎ止められるかどうかが左右されます。

また、1話、1話で多くの読者を増やしつつ、売れないと打ち切りという結末も。

漫画は1話、1話が全力勝負。
作品はもちろん、雑誌の運命も握っていると言っても過言ではないのかなと。

雑誌を購入する理由

雑誌を購入する理由を整理することに。

購入するかどうかの決め手はこの辺りかなと思います。

  • お目当ての漫画がある
  • 自分の興味のあるジャンルを取り扱っている
  • 面白いコーナーがある
  • アニメやゲームなどの情報収集
  • 付録
  • グッズとしての価値
  • 企画

この他に理由があると感じた方もいるかもしれません。

追っている漫画の本数がたくさんある、特にお気に入りの漫画が連載されているといった理由で雑誌を購読している方が大半ではないでしょうか?
連載されている漫画や携わっている先生のファンの総数が雑誌の購読者や売り上げを左右する要素になってくるのかなと。

面白いコラムやコーナーの有無も雑誌を面白くするうえで欠かせないものです。
著名な方のコラムや特定の漫画のコマを他のコマに組み合わせる合体漫画など、雑誌によって扱っているコーナーが違います。

アニメやゲームなどの情報が載っているのも購入する理由の一つになってくるのかなと。
どんなグッズが出るかなど、漫画雑誌からいろいろな情報を収集することもあります。

漫画雑誌によっては付録を付けたりします。
付録目当てで購入した方も多そうですね。
付録といったら、うっ頭が…

グッズとしての価値というのも理由の一つに挙げられます。
漫画雑誌そのものにギミックを仕込んだり、特定のイラストレーターを起用する、人気のアイドルを表紙に起用するなど、さまざまな工夫が施されています。

企画というのは雑誌内で行われている漫画のキャラクターの人気投票やアイドルの方などが参加しているオーディションなどのこと。
投票券が欲しくて購入した方も多そうですね。

このように、1冊の雑誌を購入させるためにいろいろな工夫があるなと実感することができます。

雑誌から離れる要因

漫画雑誌から離れるもしくは雑誌そのものを購入しなくなったという方を見聞きします。

どうして離れるかを考えてみると、以下のものが考えられました。

  • お目当ての漫画が終わった
  • 自分の興味のあるジャンルを取り扱くなった
  • アプリで読める
  • 雑誌のカラーについていけなくなった
  • 居住スペースを圧迫する

お目当ての漫画が終わって、購読していた漫画雑誌から離れてしまったという方も多いのではないでしょうか?
あの漫画が終わったから購入するのを辞めたとか。

興味のあるジャンルを取り扱わなくなったというのも理由の一つに考えられそうですね。

ちなみに、自分が百合姫やきららフォワードなどを購読しているのは好きな先生の漫画読める、好きなジャンルを取り扱っているから。

アプリで読める、ネットで後から読めるというのも雑誌を購入しない・しなくなった方も多いのでは?
昨今はTwitter経由で漫画が掲載されているサイトに誘導させるケースも多いですし。

雑誌のカラーについていけなくなったというのも雑誌の購読を辞めてしまう理由の一つ。
出版社や雑誌の方針次第では、多くの読者が離れてしまう可能性も十分考えられます。
心当たりのある出来事が頭に浮かんだ方も多いのではないでしょうか?
自分もとある出来事で唖然とした経験が。

雑誌のカラーは漫画家の方はもちろん、読者に大きな影響を与える極めてデリケートなものだと解釈しています。

紙媒体で購入している場合、保管するためのスペースに悩まされる場合があります。
電子に移行する方もいれば、雑誌を購入するのを辞める方もいるのかなと。

雑誌の購読者を減らさないためには

雑誌の購読者もしくは漫画アプリの利用者を減らさないためには、魅力的な話を常に打ち出す・お目当ての漫画が無くなった読者の心を繋ぎ止める漫画を打ち出すことが大切ではないかと感じています。

その他にも、必要なことはたくさんあると思いますが、どのような漫画を打ち出せるかが重要です。

後は1番人気の漫画のファンにその他の漫画に興味を向けさせられるかどうかも求められるのかなと。

最後に

漫画の1話、1話は本当に重く、どんな話を持ってくるかで作品だけでなく、雑誌の運命を大きく左右します。

まるで標識やゴールの見えないレースを走っているような感覚を覚えます。
それも複雑なワインディングロードを。

今後も喜びと悲しみを味わっていくのかなと感じています。

好きな漫画の最新話を読んだり、単行本を手にするというのは本当に幸せかつ贅沢なことだと実感しています。

それを考えたら、好きな漫画の1話、1話を強く噛みしめていきたいですね。

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