【感想・考察】『ささやくように恋を唄う』21話~揺らぐ亜季・志帆の真意~

たった2つの一目惚れから全てが始まった『ささこい』こと『ささやくように恋を唄う』。

今回は『ささこい』21話の感想と強みとなる部分について話します。


基本情報

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タイトル『ささやくように恋を唄う』21話
サブタイトル動揺と、後悔と、これから。
作者竹嶋えく(@takeshimaxfj)
掲載誌コミック百合姫2021年4月号
出版社一迅社
発売日2021年2月18日
ISBN4910137390416
特設サイトhttps://sasakoi-1jinsha.com/digest/
ゆりひめピクシブhttps://comic.pixiv.net/works/5758
配信【ブックウォーカー】etc

『ささやくように恋を唄う』21話の内容

依が好きなことを知っていると志帆に言われた亜季。

亜季は志帆の問いかけに戸惑いを隠せずにいた…

志帆もまた、亜季にこだわり続けるのであった。

亜季と志帆に一体どのような結末が待っているのか。

『ささやくように恋を唄う』21話の感想

志帆の攻めがとにかくヤバい。

今回は亜季の葛藤と志帆の真意を掘り下げた面白い回だと思う。

志帆の存在が物語をより面白くしていた。
3巻でひまりと依、おめでとうと思ったら志帆がまたややこしくするところが…

志帆の言葉に苦悩する亜季が印象的。
そばにいるために普通でいようとするものの、逆に普通でいられなくなるんだろうなと。
かつて志帆を失ったのを考えたら、尚更。

どうにもならない八方塞がりという感じだった。

もちろん、志帆が亜季に突っかかった後、始にフォローされるシーンも印象に残った。
自分の弱い部分を見せられる人が少ないんだろうな志帆。

亜季に突っかかった時は棘があるなと感じていたけど、亜季のいないところだと本当に弱弱しい。
強がっているというか、亜季に認めて欲しい・振り向いて欲しい・追いかけて欲しいといった感覚を覚える。

少なくとも、亜季も志帆も困った子だというのは間違いない。

亜季と志帆の関係が今後、どうなるのか気になって仕方がないですね。

個人的にひまりが登場しない・依のセリフが無かったのにビックリした。
ひまりと依が今後、亜季と志帆とどのような関わりを持つのか気になるところ。

『ささやくように恋を唄う』21話の強み

『ささこい』21話は亜季と志帆の視点で物語が進行していました。

その中で特に強みだと感じた部分として、以下のものが挙げられます。

  • 亜季にこだわり続ける志帆
  • SSGIRLSとはレベルが違うという言葉の意味
  • 真理と香織のフォロー
  • 始に弱みを見せる志帆
  • 志帆の言葉に悩まされる亜季

他にも見どころだと感じた部分や推せる部分があると感じた方もいるかもしれません。
何かありましたら、コメントを頂けると幸いです。

亜季にこだわり続ける志帆

亜季と志帆のやり取りを見る限り、志帆は亜季にこだわり続けているのが伝わってきます。
依のことが好きなのかと聞いた後、依に比べてギターの演奏も歌唱力も優れていることを認めさせようとしていました。

極めつけはSSGIRLSに必要なのは依でなく志帆だと言わせようとしたところ。

志帆はSSGIRLSを脱退した際、亜季に引き留めて欲しかったんだろうなと解釈しています。

志帆の歌が必要なんだと言って欲しかったのでしょう。
亜季のことが好きだからこそ。

SSGIRLSのギター&ボーカルは本来、志帆がいた場所です。
自分の居場所を奪った依はもちろん、自分の居場所を他の誰かに用意した亜季のことはもっと許せなかったのではないかと解釈しています。

志帆が亜季に抱いていた感情は友情というより恋愛感情の方じゃないかなと。

20話で描かれていた亜季の回想を見る限り、志帆は亜季のことを好きになっている感じがします。
だからこそ、オーディションの際に自分の演奏と歌で亜季を振り向かせようとしたわけです。

『ささこい』はひまりと依が主役なのはもちろんですが、亜季と志帆もまた主役だなと20話、21話で実感することができます。
依と志帆は見れば見る程似ているし、ひまりと亜季も人の気持ちに気付きにくいところが似ている気がします。

SSGIRLSとはレベルが違うという言葉の意味

亜季が依の歌が好きなことに加え、文化祭でのステージ枠が貰えるはずだと言った際、志帆の感情が爆発していました。

自分ではなく依に向いていることはもちろん、志帆がSSGIRLSを抜けた時と何も変わっていないと感じたから怒りを爆発させたのではないかなと。

志帆が拳をグッと握り締めているシーンから怒りを感じているのが十分伝わってきます。
怒りを爆発させた後の志帆の表情も印象的です。

ちなみに、亜季は志帆の演奏技術・歌唱力は認めたくても認めたくないといったところでしょう。
志帆に突っ込まれた際、どこか自信のない感じが否めなかった。
目が泳いでいた感じもしましたし。

亜季にとって志帆がSSGIRLSを抜けた時よりも「もういいわ」と言って自分の下を去った時の方がダメージが大きそうですね。

理由が分からない分、尚更。

真理と香織のフォロー

真理と香織が亜季にフォローを入れるシーンも『ささこい』21話の見どころの一つです。

亜季は気にしていないと言ってごまかしていましたが、真理と香織はお見通し。
分かりやすいかと真理と香織に問いかけていた亜季は大丈夫ではありませんでした。

始に弱みを見せる志帆

志帆と始のやり取りも注目したいところ。

始はどうして志帆が亜季にこだわり続けるのか分からないといった感じでしたね。

志帆が始にまだ及ばないかと問いかけるシーンが印象的。

辛そうな表情が目を引きます。
ちょっとでも触れたら壊れてしまいそうな。

志帆は想像以上に弱い子なんだろうなと。

依や亜季の前ではかなり強がっているのでしょう。

始が志帆の頭を撫でるシーンも見どころの一つ。
志帆は始に自分の歌が一番と言われた時、嬉しそうにしていました。

最も、亜季に自分の歌が一番だと言って欲しかったんだと思いますが。

志帆の言葉に悩まされる亜季

亜季が志帆の言葉に1人悩むシーンも外せません。

一番の親友のポジションにいるけれど、好きな気持ちは変わらない。

友達でいようとしているものの、好きな気持ちがどこかで漏れていないか不安に感じていました。
依に対する想いがどう働くかが22話以降のポイントになってきそうです。

亜季はかつて志帆という一番の親友を失っています。
そして、また親友を失うかどうかの瀬戸際に。

亜季の行動一つで依との関係、SSGIRLSが存続できるかどうかも関わってくるのかなと。

何を間違えたのか分からないと亜季は塞ぎ込んでいましたね。

志帆がSSGIRLSを抜けた時、亜季が志帆を引き留めていたら運命は変わっていたのかもしれません。

SSGIRLSには志帆が必要・志帆のことが好きと言っていたら志帆はSSGIRLSに残っていた可能性も。

最も、そうなったら依はSSGIRLSに加入していなかったでしょうし、ひまりと依が出会わなかった可能性も浮上しますが。

こればっかりは亜季が自分で答えを見つけないといけない。
個人的には、依に告白しなくて良かったのか疑問に感じています。

まだ好きな気持ちは変わらないのを考えると、ひまり・依・亜季の三角関係はまだ終わっていない気が。

志帆を入れると四角関係、百々花を入れるとより複雑なものになります。

依にフラれる怖さ・友達でいられなくなる怖さからずっと告白できなかったのかなと解釈しています。
その気になれば、告白する機会を作れなくもなかったはずです。

できなかったのは志帆のことも影響していたのかなと。

自分のせいで大切な人を失うショックは亜季が一番理解しており、同じことを繰り返したくないという怖さが運命の分かれ道だったのかもしれないです。

後は志帆の真意に気付けるかどうか。

最後に

『ささこい』21話は亜季と志帆にスポットライトを当てた回でした。

ひまりが登場しなかったのに加え、依はセリフ無しで数コマ登場しただけですが、読み応えは十分。

『ささこい』の脇を固めるキャラクター達もとにかく強いです。

亜季と志帆の関係は一体どのような結末を迎えるのか、それがひまりと依にどのような影響をもたらすのか気になって仕方がありません。

次回以降が楽しみです。

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