ソトヅラとコンカフェをテーマに複雑で繊細な百合を展開している『わたゆり』こと『私の百合はお仕事です!』。
今回は『わたゆり』41話の感想と強みとなる部分を紹介します。
作品を好きになるもしくは掘り下げるきっかけになれば幸いです。
1.基本情報
タイトル | 『私の百合はお仕事です!』41話 |
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サブタイトル | お風呂いただきますわね |
作者 | 未幡(@n28miman) |
掲載誌 | コミック百合姫2021年4月号 |
出版社 | 一迅社 |
発売日 | 2021年2月18日 |
ISBN | 4910137390416 |
公式サイト | https://watayuri-1jinsha.com/ |
ゆりひめピクシブ | https://comic.pixiv.net/works/4015 |
PV | https://www.youtube.com/watch?v=XXaiSztdBqU |
配信 |
『私の百合はお仕事です!』41話の内容
『わたゆり』41話は合宿に訪れた陽芽が美月達とお風呂に入る回です。
楽しいお風呂の時間とはならず、陽芽と美月が再び波乱を巻き起こす!
陽芽と美月の繊細な一面と難しい距離感。
2人は自分の本音を打ち明け、少しずつ距離を縮めていく。
『私の百合はお仕事です!』41話の感想
強烈でしたね…
もう一度言いますが強烈でしたね…
一波乱あった後にインパクト抜群の回をぶつけてくる未幡先生は凄いの一言に尽きる。
文句なしのクオリティだったと思う。
陽芽の繊細な一面や美月の陽芽と一緒にお風呂を楽しみたいという気持ちが丁寧に描かれていた。
それにしても、陽芽と美月は本当に難しい。
美月を意識し過ぎて落ち着いていられないという陽芽の気持ちも分からなくはないし、陽芽と一緒にお風呂に入りたいという美月の気持ちも分からなくはない。
とりあえず陽芽と美月が一緒にお風呂に入れるようになるのは時間がかかりそう。
話し合いを行った後、美月が陽芽に「好き」と言うシーンは破壊力抜群!
陽芽も美月の愛の言葉にドキドキしていたし。
読んでるこちらもやられた。
見どころ満載で大満足の回だった。
『私の百合はお仕事です!』41話の強み
『わたゆり』41話は見どころがたくさんあります。
人によっては特に推したいシーンなどがあるのではないでしょうか?
ちなみに、自分が思う『わたゆり』41話の強みは以下の通り。
- 陽芽が集団のお風呂に悩むシーン
- 陽芽と美月の着替えシーン
- 陽芽が超高速で体を洗うシーン
- 陽芽が果乃子のスタイルに触れる純加を注意するシーン
- お風呂で陽芽と美月がぶつかり合うシーン
- お風呂の時に美月がどうして近づいてきたか悩む陽芽
- 部屋で陽芽と美月が話し合うシーン
- 舞が絶賛した1枚の写真
ドキッとするシーンや尊いシーンが用意されているのはもちろん、考察し甲斐のあるシーンが豊富なのも特徴的です。
陽芽が集団のお風呂に悩むシーン
陽芽が集団のお風呂に悩むシーンは『わたゆり』41話におけるポイントの一つ。
お風呂で自分を磨く陽芽はソトヅラを外した無防備な状態を見るのも見られるのも嫌とのことでした。
美月が一緒にいると尚更。
美月に無防備な状態を見せたり、美月の無防備な状態を見ると美月を意識し過ぎるのかなと。
お風呂でのやり取りを見ると、21話にあった夏服を巡る出来事を思い出しますね。
あの時も陽芽は美月を意識していました。
陽芽と美月の着替えシーン
陽芽と美月の着替えシーンも見どころの一つに挙げられます。
美月が当たり前のように隣で着替え始め、陽芽が葛藤する姿が目を引きます。
恥ずかしくないと言いつつも恥ずかしさを隠し切れていませんでした。
また、美月が陽芽を意識して、距離を取るところも印象的。
好きだからこそ、意識し過ぎるのでしょう。
ちなみに、果乃子と純加も隣で着替えていなかったですね。
果乃子は陽芽や純加を意識するでしょうし、純加も果乃子を意識し過ぎてしまうのかなと。
陽芽が超高速で体を洗うシーン
陽芽が自分磨きを省略して超高速で体を洗う姿もポイントに挙げられます。
急いで体を洗ったのは自分の無防備な状態を見せないため。
美月を意識し過ぎて自分磨きどころじゃないといった感じなのかなと。
陽芽が体を洗った後、湯船でぐったりしていたのも印象的です。
陽芽が果乃子のスタイルに触れる純加を注意するシーン
陽芽が果乃子のスタイルに触れる純加を注意するところも見どころの一つ。
純加が陽芽に注意された時、果乃子がドキッとしていましたね。
果乃子も陽芽のことをじろじろ見ていたのでドキッとしたのも無理はないのかなと思います。
その後、気まずい感じになっていたのが何とも言えない。
お風呂で陽芽と美月がぶつかり合うシーン
美月が湯船に浸かってからが本番。
陽芽を意識しつつも近づこうとする姿が印象的でした。
美月が近づいてくると、距離を取る陽芽。
普通のことと陽芽は言い聞かせていましたが、美月と一緒にお風呂に入ることが普通のことではないのでしょう。
ましてや、自分に恋愛感情を持っている相手ですし。
近くでまともに見られない・普通の顔ができないというのも無理はありません。
その後、陽芽と美月が感情を爆発させたところは見応え十分でした。
ちなみに、美月は「皆とお風呂に入りに来た」ではなく、「陽芽とお風呂に入りに来た」と言っていたのもポイントではないかと解釈しています。
果乃子と純加に目もくれず、陽芽の所に行こうとしていました。
形はどうであれ、陽芽とお風呂に入れるのを本当に楽しみにしていたんだろうなと。
だからこそ、陽芽に距離を取られることが辛かったのでしょう。
着替えの時、陽芽とお風呂に入るのを楽しみにしていた美月を見ると、来るものがですね…
お風呂の時に美月がどうして近づいてきたか悩む陽芽
陽芽がお風呂での美月とのやり取りについて悩むシーンも41話を読む上で外せません。
美月は無防備でなく、エロい意味で近づいたんじゃないかと考えていたのが印象的です。
多分、陽芽と一緒にお風呂を楽しみたいという純粋な気持ちの方が大きいのかなと。
21話で美月が陽芽とお揃いの夏服を着る時に抱いた感情と同じものだと解釈しています。
少なくとも下心を持っている感じは…
陽芽が意識し過ぎると、美月も意識し過ぎてしまう部分もありそうですね。
部屋で陽芽と美月が話し合うシーン
陽芽と美月が部屋でお風呂の件について話し合うところも41話の見どころの一つに挙げられます。
陽芽は改めて本音をちゃんと言うことを美月と約束します。
その後、美月が陽芽の手を取り、好きと言うシーンは41話の最高潮の一つ。
美月のアクションにやられた方も多そうですね。
美月が陽芽としたいことはどこまでが良くてどこからがダメなのか判別が難しいと言っていましたが、陽芽のペースに合わせているとできることが限られてくる気が…
陽芽と一緒にいたいから我慢しているといったところでしょう。
「ぶつかっても壊れなかった関係」に踏み出していると陽芽は言っていましたが、予期せぬ力が加わると一体どうなるのか気になりますね。
陽芽のダメが減っていくかどうかも重要です。
一緒にいられるかもしれないけど、距離が縮まりにくいもしくはある程度の距離になると縮まらない可能性も。
陽芽の言動を見る限り、美月が口にした物は食べられないとか言いそうです。
陽芽が口にした物を美月に食べさせるというのもどうなんでしょうね…
一緒にお風呂に入れる日は一体いつになるのか。
ハグはここぞという時にありそうかなと。
39話の時、陽芽からハグを行っていましたね。
舞が絶賛した1枚の写真
純加が撮った1枚の写真が42話以降のキーになってきます。
映っていたのは果乃子のベストショット。
果乃子のこんな笑顔は見たことないと舞は言っていたのに対し、純加は「そうでしたっけ…?」と答えていたのが印象的です。
最後に
『わたゆり』41話は最初から最後まで見どころ満載の回。
面白い話に仕上がっていたと思います。
ドキドキの波状攻撃にやられましたね。
美月の好きは反則過ぎます…
次回以降、どうなるのか気になって仕方がありません。
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