【感想】『私を喰べたい、ひとでなし』8話~明かされる美胡の正体~

美しい妖怪に食べられる定めを持つ少女の活躍を描いた『わたたべ』こと『私を喰べたい、ひとでなし』。

今回は『わたたべ』8話の感想を紹介します。


基本情報

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タイトル『私を喰べたい、ひとでなし』8話
サブタイトル君の隣と思い出と
作者苗川采(@naekawa_sai)
掲載誌電撃マオウ2021年5月号
出版社KADOKAWA
発売日2021年3月27日
ISBN4910164110513
コミックウォーカーhttps://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_AM01201866010000_68/
配信【ブックウォーカー】etc

『私を喰べたい、ひとでなし』8話の内容

『わたたべ』8話は美胡の正体は一体何者かについて描かれていました。

汐莉に指摘された美胡は目の前の敵を倒すため、牙を剥く。

『私を喰べたい、ひとでなし』8話の感想

目に見えているもの全てが真実じゃないということかと…

今まで過ごして来た日常あるいは目の前に見える景色がガラガラッと崩れる感じがした。
「君の隣と思い出と」というサブタイトルが胸に沁みる。

絶望すればする程、幸せに跳ね返り、比名子をより美味しく頂けるのかもしれませんが。
ただ、美胡は妖怪であったとしても、比名子と過ごして来たこれまでの日々は幸せだったのか、思い出を大事にし続けるのか気になるところ。

汐莉と美胡の戦いは比名子の存在が美胡に綻びが生じ、汐莉が勝利を収める様子が頭に浮かんだ。
比名子は美胡を最後まで親友だと思い続ける、そんな気がした。
なぜなら、家族を失っても、ずっと隣で見ていたわけですから。
たった1人の親友である美胡との思い出は比名子にとっては宝物なわけで。

後、恐怖とは、日常生活に浸透していて、すぐ隣に潜んでいるんだなとしみじみ感じましたね。
一寸先は闇といった言葉もあったなと。

いろいろと複雑に感じた8話だった。
汐莉はもちろん、美胡も比名子を喰らったらこの先どうするんだろうとふと頭に。

『私を喰べたい、ひとでなし』8話を整理する

『わたたべ』8話の見どころは以下の通り。

  • 1人になった比名子を慰める美胡
  • 美胡の秘密を暴く汐莉
  • 正体を表す美胡

1人になった比名子を慰める美胡

『わたたべ』8話は小さい頃の比名子が美胡に慰められる回想からスタートします。

ひとりぼっちの比名子にとって、美胡は比名子を温かく包み込む太陽に見えたのかなと。
1話で汐莉が比名子を守ると言ったシーンと重なるところが。

汐莉の行動から察するに、美胡もまた比名子を食べるために比名子を守り続けていたのでしょう。
学校を休んでいたのは比名子を狙う妖怪を倒し続けていたと考えるのが自然です。

美胡の秘密を暴く汐莉

汐莉は比名子に美胡のこと、妖怪のことをカミングアウトしていきます。

妖怪は呪い(まじない)を乗せた言葉を使い、人間の五感や記憶を操作して人間社会に溶け込みます。
極めつけは違和感のないヒトガタに擬態して獲物に迫ること。

とある作品では、死んだ人間の戸籍を使って別人になりすますみたいな描写があったのを思い出しますね。
ヒトガタに擬態と聞くと、『仮面ライダークウガ』のグロンギや『仮面ライダー555』のオルフェノク、『仮面ライダーカブト』のワームとかが。

正体を表した瞬間、幸福から絶望に一変して美味しさが増すということでしょう。
ヒトガタに擬態するのも獲物を美味しくするための下準備なのかなと。
獲物が大切にしていた思い出が崩壊するというのは…
獲物の日常に浸透し、親友や恋人になり、獲物に無くてはならない存在になるというのを考えたら、ゾッとします。

正体を表す美胡

妖怪のことを聞かされた比名子が美胡に声をかけようとしたら、「ホントに最悪」という一言を発し、正体を表します。

その正体は巨大な化け狐。
目から怒りがビシビシと伝わってきます。

ずっと狙っていたのに後から横に入って許さないといったところでしょうか。
戦いの行方は比名子が握っているのかなと。

殺すチャンスはあっても、美胡は比名子を殺せない気が。
人として、比名子と生きたいという想いも無きにしも非ずといった感じがします。

最後に

『わたたべ』8話は美胡が正体を表し、比名子を巡る戦いの火蓋が切って落とされる様子が描かれていました。
一体どのような戦いになるのか気になって仕方がありません。

9話以降も見逃せないです。

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