【感想・考察】『アネモネは熱を帯びる』9話~初めてのお泊り会~

『アネモネは熱を帯びる』9話の感想とポイントを紹介します。

作品をおさらいしたり、作品に触れるきっかけになれば幸いです。


基本情報

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タイトル『アネモネは熱を帯びる』9話
サブタイトルお泊り
作者桜木蓮(@sakuragi_ren
掲載誌まんがタイムきららフォワード2021年9月号
出版社芳文社
発売日2021年7月21日
ISBN4910082710918

『アネモネは熱を帯びる』9話の内容

『アネモネは熱を帯びる』9話は、茉白が凪紗の家に初めてお泊りする回。

凪紗と茉白の前に現れた凪紗の妹・咲と雫が波乱を巻き起こす。
終始、ドキドキが止まらない。

『アネモネは熱を帯びる』9話の感想

今回も濃厚百合世界ありがとうございました。



完!!

の一言で済ませられなくも。

凪紗&茉白と咲&雫の熱いバトルにやられちゃいましたね…

咲&雫は可愛いのに加え、積極的かつ情熱的なのがいけん…
桜木先生、恐るべし。
でもそんな濃厚な百合を生み出す桜木先生を嫌いになれないんだ、許してくれ。

回を重ねるごとに熱と深みを増し、それが百合に跳ね返ってくるという素敵なサイクルが成立している。

咲の不意打ちもズルいけど、茉白の不意打ちもズルい。
繰り返しになるけど、そんな話を生み出す桜木先生もズルい。

最後の演出とか粋過ぎる。

今の茉白にピッタリ過ぎる演出を持ってくるところはマジで凄い。

テンポ良く進み、最初から最後まで楽しめる良回だったと思う。

仲がどうかなんて関係ないという凪紗の一言

凪紗と遊べず不満な気持ちを隠せない咲と雫に対し、凪紗が勉強するから仲がどうかなんて関係ないと言っていたシーンは『アネモネは熱を帯びる』9話のポイントかなと。

仲が良いからこそ、一緒に勉強するのであって、仲が良くなかったらわざわざ茉白と一緒に勉強ないし教える必要がないような。
お泊り会なんて尚更です。

凪紗の言葉を聞いた茉白も咲と雫に凪紗と仲良しとぶつけます。

咲と雫にではなく、凪紗に対して言っているように見えました。

仲良しだから一緒にいるという言葉は、シンプルだけどとてもいい言葉です。
理屈や論理立てられた言葉よりもストレートな言葉の方が相手の心に響く場合も少なくありません。

凪紗はそんなに張り合わなくてもと言っていましたが、凪紗と仲良しだと思っている茉白にとっては大きな問題。

引くに引けない状況なのでしょう。

咲と雫の挑戦状

茉白の言葉を聞いた咲と雫が凪紗と茉白が一体どれだけ仲が良いか確かめようとしたシーンもポイントになってきます。

手を繋いだり、ほっぺをつけてハグ、ほっぺにキスと。

凪紗と茉白の百合だけでなく、咲と雫の百合を思い切り堪能できます。

咲と雫は触覚の向きが違うわけですが、触覚が可愛さを後押ししていた感じも。

ほっぺにキスできるのかと凪紗が言われた時、茉白がやろうとしていたのかなと解釈しています。

茉白の目を見る限り、凪紗からキスするのは難しそう、それならば自分からといった感じが。
手を繋ぐのも、ハグも茉白から行っており、凪紗は受動的な印象が強いです。

凪紗の精一杯の仲良し宣言

咲と雫の中良しとまだ言っていないという一言が凪紗に大きなダメージを与えます。

凪紗は、茉白と一緒にいるのが当たり前で今まで1人でやっていたことも一緒にやるだけでもう仲良しだと咲と雫に言います。

誰かと一緒にいる時間ができたこと・1人でできたはずのことを誰かと一緒にやる機会が増えたことは凪紗にとって大きな変化。
凪紗なりの仲良し宣言が咲と雫、そして茉白の心を響かせます。

咲と雫は凪紗の変化を感じ、尚且つ茉白が喜んでいるのを見て、合格を出したのかなと。

ただ単に仲良しだからと言って合格が出たかどうか分かりません。
多分、茉白が泣いて喜ぶことは無かったと思います。

凪紗が自分の言葉で本心をぶつけ、尚且つ仲良しだということを告白したから、茉白は涙したようにも。

おやすみ中のサプライズ

凪紗と茉白が同じベッドで眠るというアツい展開が用意されているとは…

な…んだ…と…といった感じですね。

茉白が眠っている凪紗にほっぺにキスできるよと言ってキスをする姿が本当に尊い。

取っておきは最後まで取っておくとは、まさにこのこと。

本当なら、咲と雫のいる前でできたはずなのに。
いざという時は、自分が動いていたと言っているかのようでした。
恋愛という面においては、茉白の方が何枚も上手。
教科書や理屈通りにいかないといった印象を受けます。

誰にも言えない秘密といった感じで燃えますね。

最後に描かれたジャスミンの花が凪紗と茉白をよりアツくします。
茉白の愛らしさをグッと引き立てているのもポイントです。

最後に

『アネモネは熱を帯びる』9話は、熱いシーンが多く、濃厚な百合を思う存分楽しめる回。

繊細で緻密なやり取りは奥が深く、物語をよりアツくしていた印象を受けます。
伝えることの大切さ・自分の言葉の重みなど、いろいろ考えることが本当に多いです。

だからこそ、『アネモネは熱を帯びる』は熱くて面白い。

凪紗と茉白の百合がどんな輝きを見せるのか、目が離せない。

もちろん、桜木先生の今後の動向も要チェックしたいですね。

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