【感想・考察】『君と綴るうたかた』14話~限界~

『君と綴るうたかた』14話の感想と話のポイントを紹介します。

話をおさらい・作品に触れるきっかけになれば幸いです。


基本情報

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タイトル『君と綴るうたかた』14話
サブタイトル「謝罪」
作者ゆあま(@maymaymay7523)
掲載誌コミック百合姫2021年11月号
出版社一迅社
発売日2021年9月18日
ISBN4910137391116
ゆりひめピクシブhttps://comic.pixiv.net/works/7077
配信【ブックウォーカー】etc

『君と綴るうたかた』14話の内容

『きみつづ』14話は、雫がるりに直接謝罪する様子が描かれていました。

会話の中で雫の変化を感じたるり。

長年にわたる後悔に一区切りをつけた後、予想外の事態が。

『君と綴るうたかた』14話の感想

読んでいる自分も緊張していましたね。

雫達はもっと緊張していたと思うけど、その緊張が読んでいる側にも伝わってくるというか。

雫の謝罪が終わった後、緊張の糸が切れたような。
で、緊張の糸が切れた後にドデカいサプライズですよ。

息をつく暇を与えない、ゆあま先生。

本当にズルいですね。

最初から最後まで見どころだったの一言に尽きる。

雫とるりの距離・雫の手紙・芹の我慢と怒り・夏織の状態といくつもの限界を落とし込み、見応え十分な回に仕上がっていたと思う。

芹の激怒

雫と夏織の前には、るりだけでなく、芹の姿が。

雫のことを快く思っていないのが十分伝わってきます。

雫が書いた1枚の手紙を読んで、これで許してもらおうと思っていたのかと雫に問いかけていたのが印象的でした。
多分、何枚書いても、どのような言葉を選んでも許されることはないわけで…

このやり取りを見る限り、郵送だったら、るりに雫の手紙が読まれることは永久に無かったでしょう。
夏織の提案は、ベストな選択だと実感することができます。

雫を攻め続ける芹を夏織が止めた際、何とも言えない迫力と言えば良いのか、凄みがありましたね。

ズルいの意味

芹が夏織にズルいと言っていたシーンも見どころのひとつ。

るりが夏織のお願いを断れないことだけでなく、夏織が雫のためにできることはこのぐらいだからという言葉を聞いてズルいと感じたのでしょう。

夏織の身体のことだけでなく、雫に対する想いに気付いていたからこそズルいという言葉が出てきたわけで。

夏織に対し、複雑な想いを抱き続けていたのが伝わってきます。

ズルいけど、怒ることができない。
るりと芹にとって大切な友達なのだから。
夏織が雫のことを意識していたなら尚更です。

雫とるりの距離

雫とるりがベンチに座って話をしていましたが、微妙に距離がありました。
それは、決して埋まることのない溝。

限界ギリギリの距離といったところでしょう。

限界ギリギリの距離感を上手く見せていたなといった感じがします。
るりが雫に小学校での出来事以来、カレーが食べられなくなったこと・転校したことをカミングアウト。
雫の行ったことが重いものだったというのが十分伝わってきます。

そして、雫が苦手だったことも。

るりが雫に対し、今後はほっといてほしいとお願いします。

雫の変化

るりは、雫の変化に驚いていました。

全ては、夏織のおかげ。
そして、雫が夏織が作ってくれたきっかけを大事にしたからこそ、変わることができたのでしょう。

雫の感謝

雫がるりと芹に「ありがとうございました」と別れ際に告げていたのも印象的。

それに対し、るりが雫の方を向いて会釈していました。

雫とるりの距離がわずかに縮まった瞬間なのかもしれません。

手紙以上に効果があったような気が。
芹は会釈していなかったものの、雫の変化を感じていた部分もあったのかなと。

少なくとも、るりと芹にとって予想外の行動だったのでしょう。

芹の場合、るりが雫に会釈したことも予想外の行動だったと思いますが。

崩れる夏織

『きみつづ』14話のラストで夏織が倒れるという衝撃的なものに。

雫がるりに謝罪した後、限界を迎えたという印象を受けます。
芹のセリフからも限界寸前というのが分かります。

15話以降、どうなるかが気になるところ。

ちなみに、雫がるりに対して何か償いできないか的なことを言っていましたが、あるとするならこの先ずっと夏織の十字架を背負い続けることではないかと解釈しています。

るりと芹にとっても、夏織は大事な人。
その夏織に深く関わっていた雫だからこそ、背負わないといけないのかなと。

最後に

『きみつづ』14話は、見応え十分な回。

最初から最後まで緊張の連続でした。
それだけでなく、予想外のサプライズをいくつも用意していて、読者を驚かせていた部分もストロングポイントかなと。

15話では、一体どのようなサプライズが用意されているのか気になって仕方がない。

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