【感想・考察】『君と知らない夏になる』2話~同じ歩幅で~

『君と知らない夏になる』2話の感想に加え、ポイントになる部分について語っていきます。

作品をおさらいしたり、触れるきっかけになれば幸いです。


基本情報

DSC_2549.JPG

タイトル『君と知らない夏になる』2話
サブタイトルゼロスタート
作者きぃやん(@keyyan)
掲載誌コミック百合姫2021年11月号
出版社一迅社
発売日2021年9月18日
ISBN4910137391116
配信【ブックウォーカー】etc

『君と知らない夏になる』2話の内容

『君と知らない夏になる』2話は、はるとひーちゃんが無くなったバイクを探す様子やひーちゃんの叔母の別荘に向かう様子が描かれていました。

前回、謎の女性にひーちゃんのバイクが盗まれるという波乱の展開が…
さまざまな不安を感じるはるとひーちゃん。

紆余曲折を経て、辿り着いたひーちゃんの叔母の別荘では予想外のサプライズが待っていた。

前回の感想も書いているので、気になる方は一度チェックしてください!

1話の感想

『君と知らない夏になる』2話の感想

甘々だけど、繊細な百合がたまらなかった。

はるとひーちゃんのキスシーン尊いですね…
キスするまでの過程や場所が相まってより尊いものになっていた気がする。

その他にも、はるとひーちゃんの豊富なリアクションの数々にバイクや背景の描き込み具合と目を見張るものが本当に多い。

話を読み進めていくときぃやん先生の光るところがたくさん出てくるなと思う。
細部までこだわっているのが分かる。

キャラクターや作品の魅力を上手い具合に引き出しているんじゃないかなと感じた。

物語を作り上げるのが本当に上手いですね。

最初から最後まで見どころ満載の回だった。

盗まれたバイク

ひーちゃんのバイクは、謎の女性に持って行かれることに。

謎の女性は、バイクから出てきた荷物を見て、捨てられたわけじゃなかったことに気付きます。

ちなみに、ひーちゃんは、バイクが無くなると自分の存在意義を失うのではないかとはるに吐露していました。
はるが就職活動を行っていた際、ひーちゃんははるを後ろに乗せていたのを思い出します。

東京にいた頃だけでなく、これからの人生においてもバイクは欠かせない存在だと感じていたのでしょう。

バイクを失った時のひーちゃんの不安は計り知れないものでした。
はるにいらない苦労をかけさせているのではないかという言葉からも不安が十分伝わってきます。

はるとバイクがあったからこそ、強くいられたのかなと。

そんな不安を覚えるひーちゃんをはるが優しくフォローしていました。

ハイヒールを脱ぐはる

バイクを失ったひーちゃんと同じ歩幅で歩くため、はるはある物を脱ぐことに。

それは、ヒール。

長い距離を歩くため、はるはヒールを脱ぎます。

東京でも、はるはヒールを履いて、いろいろな会社を訪れていました。
就職活動をずっと支え続けたヒールを脱ぐことでゼロからのスタートを切り出せたのかなと。
サブタイトルのゼロスタートは、はるがヒールを脱ぐ瞬間も表しているのではないかと解釈しています。

ひーちゃんと離れるくらいなら、地面を裸足で歩く痛みなんてどうということもない。

はるは、そんな気持ちを抱いていたのでしょう。

そう考えると、バイクの存在はひーちゃんをいろいろな意味で縛っていたのではないのかなと感じるように。
理由は、バイクがないとはるちゃんをいろいろな所へ連れていけない・余計な苦労をさせていると精神を摩耗していたのに加え、早く見つけないといけないという考えに囚われていたからです。

ひーちゃんにとってのヒールは、バイクだったのかなと。

ゼロスタート

はるがバイクを失くしたひーちゃんに対し、一緒に歩いて行こうと言ってキスをするシーンは、2話における最大の見どころだったのではないかなと。

その前のひーちゃんがはるに不意打ちのキスを行ったシーンも印象的ですが。

互いに本音を吐露した後、本当の意味でスタートラインに立てたといった感じがします。

別荘で待ち受けていたもの

はるとひーちゃんが暮らす別荘は、想像以上にボロボロ。
大好きな人と一緒に暮らせるのなら、どんな場所でも都といった印象も。
この後、綺麗にしていくのでしょう。

別荘に待ち受けていたのは、とある1本の電話。

ひーちゃんが紛失届を駐在所で書いた際、別荘の電話番号を書いていたのかどうか気になるところです。
スマホをバイクに入れていたのに気付いていたわけですし。
紛失届の連絡を受けるなら、スマホじゃなく、別荘の電話番号を書くのが自然ではないかなと。

最後に

電話の主は、一体誰なのか。

そして、バイクを持ち去った謎の女性は、はるとひーちゃんにどんな影響を与えるのか。

3話以降も見逃せない。

この記事へのコメント