【感想・考察】『ロンリーガールに逆らえない』21話~彩花の課題と空の変化を掘り下げた回~

『ロンリーガールに逆らえない』21話の感想と考察を紹介します。

話をおさらいしたり、作品に触れるきっかけになれば幸いです。


基本情報

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タイトル『ロンリーガールに逆らえない』21話
作者樫風(@Cat2Sora
掲載誌コミック百合姫2021年12月号
出版社一迅社
発売日2021年10月18日
ISBN4910137391215
ゆりひめピクシブhttps://comic.pixiv.net/works/6552
コミックDAYShttps://comic-days.com/episode/3269754496293563921
配信【ブックウォーカー】etc

『ロンリーガールに逆らえない』21話の内容

『ロンガル』21話は、彩花が受験の時に緊張するのを克服させるために空が協力する様子が描かれていました。

頑張る彩花を隣で見守る空。
そんな彩花を見ている内に空にもある変化が…

果たして、彩花は、弱点を克服することができるのか。

尊い扉絵

まず、扉絵が尊過ぎる…

その前にゲームのコントローラーのレバーを倒す彩花の手元が描かれていたけど、レバーを倒すという行動がきっかけで扉絵が現れたような感覚に陥った。
本編の幕を開けるためにスイッチを押すような…
アニメとかだったら、レバーを倒した後にOP流れたりするんだろうなとか感じた。

肝心の扉絵ですが、空が本で彩花と空の口元を隠すという強力なもの。
口元を隠して一体何をしているんだと言いたい!

彩花、赤くなってるよ…

空の持ってる本には、「高校受験の基本!」と表紙に書いてあったけど、吹き出しの「基本!」は空が言っているような感じが。
彩花に緊張を解く基本だよと説いているように見えなくもない。

「高校受験の基本!」の表紙が赤かったの踏まえると、受験と恋の赤本と言っても過言ではないような気がする。

考えすぎかもしれんが。

扉絵に書いてあった「君と二人っきり、秘密のレッスンを。」という一文に偽りなし。

扉絵からギミック満載と樫風先生、攻めてくるなと感じた。

見切り発車な空の提案

前回、空が特訓しようと言っていたものの、見切り発車だったようで。

ゲームを楽しんでいる彩花を見て、空はどうして本番になると緊張してしまうのか疑問に感じていました。
そのヒントは、彩花がプレイしているレーシングゲームにあるような。

彩花は、本番になると緊張して本来の力を発揮できずにいる。
レーシングゲームでは、空が1位なのに対し、彩花は12位。
しかも、空がとっくにゴールしているのを察するに、周回遅れしている可能性が。

慣れていないとはいえ、空に勝とうという気持ちが強過ぎて、逆に硬くなっているような。

レーシングゲームと同じようなことが受験や他の出来事でも起きているんじゃないかなと感じている。

どうすれば良いか分からない空は、彩花に目標点いかなかったら、1ヶ月にわたって空に触ることを禁止するという禁じ手を…
手探りで解決策を見つけるしかないとはいえ、何てこと言い出すんだと。

驚きのあまりか、彩花が操作しているゲームのキャラクターが謎のキャラクターに釣り上げられていましたね。
というか、彩花は何周遅れなんだと言いたい。

最も、空も苦渋の選択だったわけで。
大好きな彩花に1ヶ月触ってもらえなかったら、空は一体どうなるのか。

彩花の場合、7話の時のように想いが爆発するとは思いますが。

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彩花の叫び

空の1ヵ月触るの禁止という提案は、彩花にとって耐え難いものだというのが分かった。

カバンから出したノートや教科書の分厚さが空に対する想い・彩花の苦しみなんだと言っているような感じがしないでもない。

彩花にとって、重いものだというのが伝わってくる。

「他のにしよ?」と空にお願いする彩花が可愛すぎる…

ここ、分かる方いるかな?
少なくとも、空にとっては、「こうかはばつぐんだ」という感じだった。

空に触るのを禁止された彩花を見ていると、『わたてん』のひなたちゃんを見ている気分に。
みゃー姉に5日間触ったりするのを禁止と宣言された時のひなたちゃんは、見ていられなかった。

「1ヶ月おさわり禁止」と紙に書く時の空の筆圧はかなりのものだった。
心を鬼にするというセリフも踏まえると、強い決意だというのが分かりますね。

一度、溜めてから「1ヶ月おさわり禁止」と書くところがまた…

空の提案は、みゃー姉のなんでもやる券並みのパワーがあるということか。
空、恐ろしや。

だけど、鬼になりつつも、落ち着いたら大丈夫だからと優しい一言をかけるのがたまらないんですよね。

空へのおさわりをかけて気合を入れる彩花がどこか頼もしく見えた。
シャーペンを持つ彩花のおててがなんか良い。

気合のスイッチを入れるといった感じがして。

図書館へ

21話で新たな舞台・図書館が登場しました。
彩花は、中学の頃から利用していたとか。

勉強に集中したい時に図書館に来るという彩花の気持ちは分かる。
学生時代は、図書館や学校の図書室とかで勉強していたことも。

空の一言がまた尊いんですよ、これが…

彩花が頑張っているときは一番近くで見てたいから

『ロンリーガールに逆らえない』21話より引用

図書館でのやり取りと言えば、『君と綴るうたかた』が頭に浮かぶ。

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あちらも、夏織の美しい姿が描かれていました。

後、勉強嫌いだった空が彩花と一緒に勉強すると変化を見せていたのも印象的でしたね。

空をよしよしする彩花が尊い。

よしよしするシーンをデフォルメで描くところが良いですね。
樫風先生の描くデフォルメキャラ好き。

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3話のことを思うと、彩花と一緒に勉強するとか本当に感慨深い。

琴音を想う彩花

図書館に来ていた子供達を見て、彩花が琴音のことを思い出していたのも印象的な部分ですね。

子供好きなのを踏まえたら、幼稚園や小学校の先生に向いているような気がする。
子供に好かれそうという空の言葉や幼稚園の先生みたいという琴音の言葉は、彩花にとって嬉しいもの。

空に褒められて、まんざらでもないといった感じの彩花、良いですね。

琴音にまたお世話になるもしくは助けを求められそう。
琴音がまた何かを起こしてくれると信じてる。

そういえば、図書館の本にも見覚えのあるうさぎがいるようないないような。
多分、気のせいだ。

積極的な彩花

閉館まで勉強していた彩花と空。

グッスリ眠る空が美しい…

そんな空を見た彩花がここぞとばかりに攻めていたのが印象的だった。

なでたり、指で突っついたりして起きないと思ったら、頭にキスですか。

ドキドキしている彩花がそれも図書館でキスとか背徳感がパないですね。

ここでやっちゃいますかと。

好きな人が隣にいたら、それも無防備だったら、サプライズをお見舞いしたくなるのも分からんでもない。

寝ているフリしていた空はズルいけど、寝ていると思ったらここぞとばかりにいろいろやっていた彩花もズルい。
このズルさも『ロンガル』の魅力なんだよなと改めて実感した。

彩花と空は、本当にズルい。

おさわり禁止やるのかと言って、空のおててを触ろうとする彩花のおてても○。

許されたキス

図書館での彩花と空のキスシーンは、『ロンガル』21話の目玉と言っても過言ではない気がする。

今はまだ触ってもいいという空の言葉が彩花の心を動かしていましたね。
空のズルさがここぞとばかりに発揮されていたと思う。

図書館でキスは、あかん。

燃える。

閉館を知らせる音楽が良い雰囲気を作っていたように思う。
聞き慣れたはずなのに、今日だけは違うといった感じで。

図書館や図書室で行われる秘密のやり取りって、本当に燃えますね。

しかもですよ!

額・ほっぺ・耳にキスという空の怒涛の攻めがズルい、ズル過ぎる…

舌でつーとしてから耳を甘噛みするとかヤバすぎるだろと言いたい。

噛んだ後も、耳に何度もキスするとか容赦ない。
耳は嫌だと言う彩花が可愛過ぎるのもヤバい。

後、

この日のキスはお互いの好きを確かめ合うようなものだった

『ロンリーガールに逆らえない』21話より引用

という彩花達の心情が彩花と空の百合をより魅力的なものにしていたと思う。

空あるいは自分の素直な気持ちに逆らえないといった感覚を覚えますね。

最も、空も自分の気持ちに逆らえないといった感じがしますが。

自販機でのやり取り

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勉強と濃厚なやり取りの後に飲むいちごオレ。

彩花、良い飲みっぷりだなと思う。
彩花を見ていると、いちごオレが飲みたくなる。

初めて出会った時のエピソードを彩花が忘れていて、凹む空がリアルだった。
彩花の罪は重い。
図にすると、こんな感じ。

ロンガル21話罪の重さ.png

焦る彩花が可愛い。

後、彩花と空のおでこをコツンとさせるシーンも尊い。

空のズルさが随所で光っていたと思う。

彩花が利用した自販機を見る限り、BOSSのBLACKとジョージアのエメラルドマウンテンっぽいものが。
自販機の飲み物から彩花と空の恋模様を思い浮かべることができる気がした。

いちごオレのように甘いやり取りだけでなく、ブラックコーヒーのような苦い展開。
そして、空の引越しや体育祭、文化祭での危機という名の一山を越えるところとか。

1台の自販機から、いろいろ想像を膨らませられるところも作品に厚みを与えてくれる。

隣で応援する空の変化

隣で彩花のことを応援すると言っていた空が彩花に触発され、自分も何か頑張れることが欲しいと言っていたシーンも印象的でしたね。

空も変わったんだなと実感させられる。
大好きな人が目標に向かって頑張っていたら、変わらないわけがない。
空の変化は、単純に泣ける。

ただ隣にいるだけじゃ、彩花が遠くに行ってしまう。
頑張れる何かを見つけ、変わっていくことで彩花の隣に居続けられるのではないかなと。

そう考えると、空の進路は、今後の見どころになってくるのでしょう。

将来の夢を叶えるため、空のお母さんの力を借りるかどうか気になりますね。
最も、空のお母さんの力を借りるということは、空が北海道に行くことを意味しますが。

仮に、空が北海道に行くことを決意した場合、彩花も空を追って北海道に行くんじゃないかなと思う。

北海道に行っても教師を目指せるとか言って。

もちろん、彩花と同じ志望校を目指すのもありだ。
その場合、空のお母さんをどう説得するか気になるところですが。

親との対話が今後の課題になるのではないかと解釈している。
彩花のお兄さんは、彩花のために彩花の背中を押す言葉を投げかけそう。

最後に

『ロンガル』21話は、尊く、ズルいシーンが満載だった。
ストーリーも練り込まれていて、とても面白かったです。

後、空の変化が見られたのも印象的でしたね。
空は、一体どんな道を目指すのか。

22話以降も目が離せません。

最新話を堪能し、最新巻を買った後のいちごオレは美味い。

P.S.
樫風先生!4巻とLINEスタンプ発売・1巻と2巻の再重版おめでとうございます!!

LINEスタンプ、可愛かったな。

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