【感想・考察】『音のレガート』10話のラストに心が温まった

『音のレガート』10話の感想を紹介します。

作品をおさらいしたり、作品を触れるきっかけになれば幸いです。


基本情報

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タイトル『音のレガート』10話
サブタイトル本番
作者すいと(@tiguhagu_metro)
掲載誌まんがタイムきららフォワード2022年3月号
出版社芳文社
発売日2022年1月24日
魅力
  • 本番直前に万里が音の背中を押すところ
  • 夜の圧倒的な演奏
  • 柚季が講評で落ち込んでいる皆に優しい一言をかけるところ
  • 音達のファンが音達の演奏を楽しみにしていると言うシーン
ISBN4910082710321

『音のレガート』10話の内容

『音のレガート』10話は、ソロコン本番。

音達は、練習の成果を披露します。
ソロコンには、朱城学院高校の吹奏楽部のメンバーの姿も。

そして、音が楽器店で出会った朱城学院高校のトランペット奏者・中利夜(ちゅうりよる)も出場していた。

音を勇気づける万里

ソロコンでガチガチに緊張していた音を万里が楽しみにしていると言って、勇気づけるシーンが尊かった…

『音のレガート』において、音と万里の百合は楽しみのひとつ。

音と万里のペアって最高だよね!

万里も緊張しているはずなのに…

楽しみにしてると音に言った時の万里が良い顔してたんですよ。

おそらく、誰よりも近い場所で音の演奏を聴いていたと思う。

そう考えると、尚更尊いなと。

幕の向こうには、希望の光が見えていたような。
ソロコンとかの場になると、幕の向こうに向かう時のプレッシャーってハンパないんだろうなと感じたりした。
作中描かれていた幕が想像以上に分厚く見える。

夜の圧倒的実力

音が自分の考えを皆に伝えるきっかけを作った夜。

トランペットを演奏する姿がシャキッとしていて、背筋がピンとなりそうですね。

音も万里も夜の演奏に圧倒されていました。
音に至っては、自分の演奏ってどんな風に聴こえていたのだろうと疑問に感じていたのが印象的。

吹奏楽に限らず、目の前に圧倒的な実力を持っている人を目にしたら、音と同じような感情を抱くよなぁ…とかいろいろ感じることがですね。
夜みたいな存在がいるから、もっと上手くなりたい!とか練習するきっかけができるのだと思う。

最初は誰もが初心者だった

夜の演奏を聴いた音は、初心者の自分が出場して良かったのかと悩んでいたのに胸を締めつけられた…

こういった感情も多くの場面で起きますよね。
他人と比べてしまうことも無くはない。

そんな音に柚季の兄である光揮が皆、最初は初心者だということ・コンクールに出るから上手くなれると言っていました。

誰もが最初、初心者だということは忘れちゃいけないなと実感する。
とは言っても、自分はできていないことが多いですが…

コンクールに出るから上手くなれるというのは、講評や目の前のお客さんの反応、ライバルの演奏を目にして、気付くことが多いからなのかなと。
上手いから出るというよりも多くの人に音楽を聴いて欲しい・感動させたいといった部分が大きい気がする。

音楽を楽しんで欲しいから、もっと上手くなりたいと思うわけで。

ソロコンの壁は分厚かった

ソロコンの壁は厚く、柚季以外は予選を通過することができず…

ソロコンの結果は、以下の通り。

トランペット衣川千明
春谷陽子
中利夜
ホルン馬場楽
友近柚季
雛形愁
トロンボーン凜堂つばめ

夜を筆頭に、朱城学院高校の吹奏楽部の部員達が通過を決めている。
ソロコンがいかにレベルが高いかを実感することができる。

そして、狭き門であることも…

凄い実力があっても、山のように練習しても、届かない頂きがあるというのはこういうことかと。

講評で見ないといけないもの

ソロコンの講評を見ていた音達に柚季が悪いところだけでなく、良いところを見ることが大事だと伝えていました。
良いところを伸ばして次に繋げるというやつかなと。

音達を優しく気遣うところが本当に良いですね。

万里も嬉しさのあまり、ハグしていました。
アンサンブルを一緒にやろうと柚季にアタックしていた頃を思い出す。

音の伴奏とコミュニケーションが取れているところは、最高の長所だと思う。
違った個性を持った人と音楽を楽しめる。
技術以前に大事なことなんだろうなと解釈している。

音達には心強いファンがいる

『音のレガート』10話で個人的に推したいシーンは、市民音楽祭で音達の演奏を聴いていた女性とのやり取り。

5人での演奏を聴かせてほしいと言われた時の音達が嬉しそうにしていたのが印象的だった。

こういったことがあるからこそ、音楽はやめられないのかなと思う。
音楽を続ける意義になるというか。

また、演奏を聴かせてほしいと言ってくれる人の力は大きい。

これに関しても、音楽に限ったことではない。
自分達を楽しみにしている人のために好きなことを続けることができる。

ラストのやり取りは、温かさみたいなものを感じた。

朱城学院高校の吹奏楽部のメンバーは快く思っていなかったかもしれないけど、音達の演奏を良いと思ってくれる人がいる。
『音のレガート』10話において、最も大事な部分だったんじゃないかなと。

最後に

『音のレガート』10話はソロコン本番を描いた回。

分厚い壁を感じつつも、音達の演奏を楽しみに待っている人がいることを実感できます。
音達がアンサンブルを続ける理由を見出し、さらに腕を磨いてくのかなと。

今後の活躍や成長が楽しみですね。

すいと先生の漫画は、優しい感じがして好き。

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