『君と綴るうたかた』3巻が発売されたので、購入。
今回は、『きみつづ』3巻の感想や魅力などについて触れていきます。
気になる方は、一度チェックしてください。
基本情報
タイトル | 『君と綴るうたかた』3巻 |
---|---|
作者 | ゆあま(@maymaymay7523) |
掲載誌 | コミック百合姫(@yh_magazine) |
出版社 | 一迅社 |
収録話数 | 11~15話・あとがき |
発売日 | 2022年2月17日 |
ISBN-10 | 4758023689 |
ISBN-13 | 978-4758023689 |
サイズ | B6(12.8x1.3x18.2cm) |
配信 |
『君と綴るうたかた』3巻の内容
『きみつづ』3巻は、雫がみなとみらいでるりに直接謝りに行く話から夏織が重い病気にかかっていることを雫が知るところまで収録されています。
雫は、自分の素直な気持ちをるりに伝えます。
そして、雫と夏織に残酷な現実が待ち構えていた…
細かな内容・感想などは、以前の感想を参照して頂けたらなと。
あとがきでは、『きみつづ』3巻のPVに関するエピソードが触れられています。
発売日前日にYouTubeでPV見たよ!という方も多いのではないでしょうか?
貴重な話が見れるので、是非チェックして頂きたいですね。
『君と綴るうたかた』3巻の感想
表紙は、11話でシオンの散歩する雫と夏織が描かれていました。
夕焼けと頬を赤くする雫と夏織がマッチしているのが印象的。
夏の暑さと恋の熱さが相まって、頬を赤くしているんだろうなと思う。
雫と夏織が名前を呼び合う時の表情が尊かったですね…
11話冒頭に朝顔の芽が描かれていたのを踏まえると、恋の芽生えを感じさせる。
ちなみに、裏表紙には、夏織の後ろ髪が。
後ろ髪を引かれるといった感じで雫と夏織の距離感を上手い具合に表現している。
11~15話が収録されているわけですが、14話・15話に全てを持って行かれますね。
11話で甘い展開・14話で雫の過去に一つの決着をつけたと思ったら、残酷な現実で読み手にショックを与えるところがまた…
雫・夏織・るり・芹の4人がみなとみらいで対面した時、緊張の糸がピンと張った感じがして、見応え十分だった。
各キャラクターの一言一言が重く、作品をより魅力的なものにしているのかなと。
14話では夏織の雫のことが好きという想いを描いていたのに対し、15話で雫の中で夏織の存在が大きくなっているところを描いていたところは、個人的に印象に残った。
その他にも、雫がるりに謝った後、るりと芹が変わったように見えたところも。
11話で雫と夏織が互いに名前で呼び合うシーンや12話で雫がるりに直接謝りたいと言った後に夏織が雫に寄り添うところ、13話でるりに謝れるかどうか不安になる雫を夏織が優しく抱きしめるシーンと尊い場面がいくつも登場していたのもポイントだ。
ひとつひとつのやり取りが見応え十分で面白い1冊に仕上がっていたと思う。
帯もインパクト大なんですよね。
最後の夏という言葉の重さですよ…
横浜駅でプレッシャーに押しつぶされそうになった雫を夏織が優しく包み込む姿をチョイスするところは、本当にセンスが良いな。
白い帯は、病室・ルーズリーフ・2人の前に広がっていた白い雲を感じさせる。
白という色は、純粋な感じや神聖な感じだけじゃなく、残酷さも表現できる色だなと実感しますね。
こだわりが詰まった帯と言えるでしょう。
後、カバー裏のおまけ漫画に描かれていた雫と夏織が可愛かった…
ごっこじゃない、立派な恋人同士じゃないかと言いたくなる。
『きみつづ』3巻を手に取った際、カバー裏の雫と夏織の百合にも注目して欲しい。
最初から最後まで楽しませて頂きました。
『君と綴るうたかた』3巻の特典
『きみつづ』3巻の特典についても少し触れていこうかなと。
アニメイト
アニメイトでは、3巻の裏話を収録した4Pリーフレットが付いてきました。
作品のことをもっと知りたい方なら持っておくのもありだと思います。
表紙には、チョコレートを味わう雫の姿が。
隣に夏織がいるせいか、照れていますね。
甘いやり取りや各キャラクターの変化や残酷な真実を描いた3巻は、まるでチョコレートのよう。
チョコレートによって、甘さや苦さ、舌触り、口どけ、香りなどが異なります。
何より、チョコレートは扱いひとつで風味が大きく変わってしまう。
そんな繊細なところは、『きみつづ』と通ずるところがあるのではないかと解釈しています。
メロンブックス
メロンブックスでは、おまけ漫画を収録した4Pリーフレットが付いてきました。
雫と夏織のチョコレートより甘い百合が楽しめます。
夏織も雫の隣でチョコレートを味わっていますね。
アニメイトの4Pリーフレットを合わせるとこんな感じに。
チョコレートを交換し合っていると考えたら、尊いですね。
裏はこのようになっています。
ケースの中に入っている雫と夏織が可愛い…
『きみつづ』に触発されてか、自分もチョコレートを食べることに。
ドイツのメルシーですね。
中々なお手前でした。
メロンブックス(3巻発売記念フェア)
メロンブックスで1巻もしくは2巻を同時に購入すると、箔押し複製ミニ色紙が付いてきました。
洗剤のCMに出てきそうな11話の扉絵のイラストですね。
天気のいい日にシャボン玉を作る雫と夏織が尊い。
ちなみに、百合スマスフェア2021で配布されたクリスマスカードにも11話の扉絵のイラストが使われています。
並べてみることに。
サインの位置が違うのに加え、クリスマスカードの左上にはメッセージがあります。
以前、メロンブックスで配布されていた色紙と大きさを比較してみましょう。
かなり大きさに違いがありますね。
どちらも尊い。
ゲーマーズ
ゲーマーズでは、描きおろしブロマイドが付いてきました。
11話でシオンと散歩していた時の様子が描かれています。
夏織が口を大きく開けているのが印象的。
光の加減を上手く描いているのもポイントかなと。
まんが王
まんが王では、描きおろしイラストカードが付いてきました。
おしゃれなパーカーを着こなす雫と夏織が可愛い。
紐の色が違うのがポイント。
雫と夏織の首にあるチョーカーも目を引きます。
雫は夏織のもの、夏織は雫のものと言っているような感じが。
ヒップホップやブレイキンが頭に浮かんだ自分がいます。
渋谷や原宿、難波の街並みを歩いたら映えるのかなとか。
『君と綴るうたかた』3巻のPV
『きみつづ』3巻を発売して作られたPV。
そのクオリティの高さに只々驚かされた自分がここにいます。
1巻~3巻までの内容を大まかに押さえることができるのに加え、雫と夏織をより魅力的に魅せる演出が用いられていたのが印象的。
ひと夏の思い出・各キャラクターの持つ儚さを上手く表現したPVでしたね。
非常に出来が良いので、まだ視聴していない方は、一度チェックしてください!
https://www.youtube.com/watch?v=RXzwDXCr9LE
ちなみに、雫の声は上田麗奈さん、夏織の声は和氣あず未さんが担当。
竹嶋えく先生がキャラクター原案を務めた『ぬるぺた』の主役を務めたコンビですね。
スマンモスという単語が頭の中に蘇ってきます。
『ぬるぺた』のメインキャラの声に携わった2人が『きみつづ』のPVに関わるのはエモエモのエモ。
本当に激アツですね。
ちなみに、上田麗奈さんと和氣あず未さんの主な出演作をいくつか載せておきます。
キャスト | 主な出演作 |
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上田麗奈(@ReinaUeda_Staff) | 『ぬるぺた』(ぺた役) 『私に天使が舞い降りた!』(星野みやこ役) 『恋する小惑星』(鈴矢萌役) 『安達としまむら』(永藤妙子役) etc |
和氣あず未(@azumi_waki) | 『ぬるぺた』(ぬる役) 『となりの吸血鬼さん』(エリー役) 『刀使ノ巫女』(柳瀬舞衣役) 『ウマ娘 プリティーダービー』(スペシャルウィーク役) etc |
現在、楽しんでいる作品や以前、楽しんでいたという作品があるのではないでしょうか?
こうして見ると、上田さんが担当したキャラクターを見てみると、好きな相手に凄まじい愛情表現をするキャラクターや面倒見と言いますか包容力のあるキャラクターを演じることが多いなと感じたりします。
後は、『SSSS.GRIDMAN』のアカネや『鬼滅の刃』のカナヲと独特の雰囲気を持つキャラクターとか『ポケモン』のマオのように料理を連想するキャラクターを演じる機会がちらほらと。
和氣さんの場合、小柄な女の子やケモっ子を演じる機会が多い印象があります。
他にも、『アニゲー☆イレブン!』のMCが頭に。
『ラブライブ!スーパースター!!』では、Liella!の活躍を近くで見ていたナナミの声も担当されていました。
声優さん繋がりでいろいろな作品を開拓するのも一興ですね。
ちなみに、上田さんと和氣さんが出演している『ぬるぺた』は、1話1話が短いので、サクサク見れますよー。
気になる方は、一度チェックして頂けたらなと。
最後に
『きみつづ』3巻は、雫とるりの再会・夏織の秘密と残酷な現実を描いた1冊。
雫と夏織の恋の行方は、一体どんな結末を迎えるのか。
4巻以降も見逃せないですね。
少しでも参考になったと感じて頂けたら、幸いです。
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