【感想・考察】『私の推しは悪役令嬢。』18話を1から10まで掘り下げる

『私の推しは悪役令嬢。』18話を読んだので、感想と考察を紹介しようかなと思います。

気になる方は、一度チェックしてください。


基本情報

DSC_4218.JPG

タイトル『私の推しは悪役令嬢。』18話
サブタイトル魔鈴の魔物
漫画青乃下(@aonoesu)
原作いのり。(@inori_narou)
キャラクター原案花ヶ田(@Lv870)
掲載誌コミック百合姫2022年4月号
出版社一迅社
発売日2022年2月18日
ISBN4910137390423
小説家になろうhttps://ncode.syosetu.com/n8792em/
ニコニコ静画https://seiga.nicovideo.jp/comic/56013
配信【ブックウォーカー】etc

『私の推しは悪役令嬢。』18話の内容

『わたおし。』18話は、中庭事件を引き起こした張本人の1人、ランバートとその妹であるレーネをレイとクレアが止める話。
レーネと一緒にいるため、ランバートはキマイラを呼び出し、学院を壊滅させようとします。

レイ・クレア・レーネ・ランバートの辛い戦いの火蓋が切って落とされた。

レーネとランバートの背後に怪しい影が…

レイとクレアを描いた扉絵

何かを決意したレイとシースルーを着て眠りにつくクレアの2人を大きく描いた扉絵がお出迎え。
背景の百合と流れ星が相まって、かなり気合がかかったものに。

レイの表情を見る限り、クレアのためなら例え、レーネやランバートであろうとも立ち向かうという決意が表れている。
クレアの幸せをただ真っ直ぐ見つめているといった感じがしますね。
制服を整えることで戦う決意を目の前の敵やクレアに表している。

それに対し、クレアは、シースルーを着て、煽情的な姿になっているのが特徴的。
シースルーには、いくつもの花が描かれている。
これは、レーネに囚われの身・残酷な運命に囚われているというのを表しているのかなと解釈している。
制服ではなく、シースルーなのは、身の回りの世話をしているレーネには無防備になっていること・気を許していることを感じ取れそうですね。

後はクレアが純粋な子だということを。

マット達にクレアは皆が思っている以上に心が綺麗な子だと言いたい。

黒い百合でクレアの悲劇的な運命を表現している。
白い百合の花びらはレーネとの別れ・砕け散る友情を想像させる。

星がぐるぐる回っているような背景は、クレアが闇の中に呑み込まれそうになっている姿を表しているのかなと。
後は、レーネとランバートを操る怪しい存在が背景にいるのを踏まえたら、レーネとランバートという星は手のひらの上で踊らされている様子を彷彿させる。
正しく、トリックスター。

想像力を掻き立てる良い扉絵ですね。
中庭事件の真相やレイとクレアに迫る危機を上手い具合に表現していて、これは凄いなと感じた。

過酷な運命の中、レイは、クレアという一番星を掴み取ることができるのかという期待も膨らむ。

ランバートとレーネの秘密

兄妹の関係であるランバートとレーネ。
実は、愛し合う関係だった。

「Revolution」について隅から隅まで知っているレイは、先回りしてランバートとレーネを止めようとしていた。
中庭事件を起こし、学院を混乱に陥れていたのは、ランバートとレーネが一緒になるため。
いろいろなことを知ることで得られるものはありますが、時に残酷な真実にたどり着くこともある。
唆されていたとは言え、レーネの兄であるランバートがレイやクレアに牙を剥けるなんて…

ランバートがディードの杖に細工をしなければ、ディードがマットを傷つけることも無かった。
弱者の心や忠義の心を弄ぶ罪は重い。

レーネの選択

レーネもまた、ランバートと一緒になるためにレイとの約束を破ってしまう…

残念だと言ったレイの顔から残念という想いは十分伝わってくる。
読んでいて、確かに残念としか言いようが無かったですね。
もっと違う選択をできたのではないかという想いでいっぱいだ。

レーネの顔から苦渋の決断をしたという感じが伝わってくる。
ランバートのことを愛しているとはいえ、クレアに対する忠誠心は本物だ

傷つけたくないという言葉に偽りはない。
だけど、クレアの心をすでに傷つけてしまっている。

レイとクレアは、馬謖の首を斬る決断をした諸葛孔明と同じ想いを抱いていたのではないかなと。

どうして、こんな事に…とレイ達に言いたくなる。

レイがクレアのことをレーネに任せた理由は、簡単。
レーネのことを信じていたからだ。

大橋零として生きていた頃は、ゲーム画面や本でレーネを見ていた。
だけど、それはごく一部分しか見えていなかった。
レーネは、「Revolution」の世界で生きている。
なので、レイが予想していない行動を起こすことも十分考えられる。
シナリオや設定を知った上で最適な行動を取ることができても、レーネの心を完全に動かすことはできない。

作品の世界観を知っていても、できないことはある。
レーネの存在は、それを表現している。

だからこそ、レイはレーネの良心に頼るしかなかったのだ。

レイ・クレア・レーネの繊細なやり取りは、『わたおし。』18話の見どころのひとつと言えるだろう。

ちなみに、レイは人の心を操れたとしても、そうはしなかった気がする。
偽りの愛情や友情なんて、レイは望んでなんていない。

レレアがクレアを助けていましたが、レーネのことを想う気持ちはレイやクレアと同じなのかなと感じている。

キマイラとの死闘

ランバートは、魔鈴を使って、キマイラを呼び出してしまう…
火・土・水の三属性を兼ね備えている厄介な魔物。

クレアのツンデレな一面が見られるのに加え、レイとクレアの人生初の共同作業を見られるのは熱い。

レイがキマイラを止め、とっておきの一撃をクレアがお見舞い!
自分達の長所を活かしたレイとクレアが勝利を勝ち取る。

力だけじゃなく、魔法を創意工夫し、緻密な戦略を立てること、相手を信頼することが大事だというのが分かるシーン。
レイとクレアの距離が限りなく近く、信頼しているからこそキマイラという強敵を倒すことができたのだと思う。

絶妙な連携を披露したレイとクレアが単純にカッコいい。

クレアをどうして信じ続けられるのか

クレアが一歩間違えたら、レイが死ぬかもしれないのに一体どうして自分を信じているのかクレアは不思議に思っていました。
レイの作戦は、リスクが大きいのでそう感じるのも無理はありません。

クレアを信じ続けられる理由は、心から愛しているから。

キマイラを倒した時、レイとクレアは良い顔していましたね…
いやぁ、尊い。

レイに当たらないよう、祈っていたのかなとかいろいろ想像した。

ランバートとレーネも最初からレイとクレアを信じていれば、もっと違う未来もあったのかもしれない。
クレアがどんな状況に陥っても、決して諦めることはないとレイは信じているのだと思う。

レイとクレアのピンチに駆けつけたのは

キマイラを倒したレイとクレアに襲い掛かる怪しい影。

そんな危機的状況に駆けつけたのは、セインだ。
レイのこれまでの行動が実った結果だと思う。

レイがセインをリスペクトしていたのも大きい。

レイも想定しなかったイレギュラー

ランバートとレーネを唆した怪しい影は、レイも想定していなかった存在だ。
本来、登場していなかったと言っていた。
じゃあ、一体何者なのか。

セインにナー帝国の毒・カンタレラを使うなど、本来ならもっと後に登場する毒薬が想像より早く登場するなど、謎が深まるばかり。

まるで、レイを試しているかのよう。
レイが別の世界から来ていること・「Revolution」のストーリーや世界観を知っているといった印象を受ける。

ナー帝国が今後、物語にどう絡んでくるかも見どころになってくるのでしょう。

ひょっとしたら、ナー帝国もまた、踊らされているのかもしれない。

クレアとレーネの距離

セインが助かって良かったと思うのも束の間、クレアとレーネは引き離されてしまうことに…
今まで、ずっと一緒にいたクレアにとって胸が張り裂けるようなものだ。

走り出したら、レーネの下に行けるはずなのに走り出すことができなかった。
ショックの大きさと自分が追い詰めてしまったという後悔がクレアにブレーキをかけたのだと思う。
クレアとレーネの間にある学院が2人を隔てる壁のよう。
その壁は、想像以上に分厚い。

レーネの方に光を描き、クレアの方に光を描かなかったのは、どん底に叩き落されたクレアから希望の光が遠ざかっていくのを表現したかったからなのかなと感じた。
最も、クレアの隣にはレイがいる。
クレアの折れそうな心を支えるために。

もし、セインがそのまま死んでしまったら、クレアはどうなっていたことか…

大切なものを失い続け、誰も信じられなくなり、悪役令嬢にならざるを得なかったんだなと実感させられる。

レイがレーネに部屋にいるよう言ったのも、セインといろいろなやり取りをしたのもクレアを支えてくれる存在を1人でも失いたくなかったからでしょう。
悪役令嬢になるきっかけをひとつでも多く潰しているようですね。
今後もクレアが諦めないよう、クレアをクレアの希望になる存在を守っていくのかなと感じた。

全てはクレアの幸せのために。

最後に

『わたおし。』18話は、ランバートが呼び出したキマイラとの戦い。
そして、クレアとレーネが引き離される様子が描かれていました。

レイとクレアの連携・信頼関係に加え、クレアとレーネの距離感を丁寧に描いていたのが印象的です。
物語をかき乱す存在が本格的に始動し、今後どうなるのか気になるところ。

この記事へのコメント