【感想・考察】『私の推しは悪役令嬢。』20話~さよならなんて言えない~

『私の推しは悪役令嬢。』20話を読んだので、感想と考察を紹介しようかなと思います。

気になる方は、一度チェックしてください。


基本情報

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タイトル『私の推しは悪役令嬢。』20話
サブタイトルさよならは言わないで
漫画青乃下(@aonoesu)
原作いのり(@inori_narou)
キャラクター原案花ヶ田(@Lv870)
掲載誌コミック百合姫2022年6月号
出版社一迅社
発売日2022年4月18日
ISBN4910137390621
サイズB5
小説家になろうhttps://ncode.syosetu.com/n8792em/
ニコニコ静画https://seiga.nicovideo.jp/comic/56013
配信【ブックウォーカー】etc

『私の推しは悪役令嬢。』20話の内容

『わたおし。』20話は、クレアとレーネの過去・レーネとの別れが描かれていました。
再び会うため、クレアはさよならを言わないことをレーネに告げます。

そして、レーネとクレアに新たな影が近づく。

クレアの後悔

クレアは、レーネ達を追い詰めていたのではないかと後悔していたのが印象的。

もっと気にかけていたら、レーネ達の恋を認めていたら、レーネ達と離れずに済んだのではないかなど、いろいろ感じたのでしょう。

クレアとレーネの出会い

クレアとレーネの出会いが描かれていたのは、『わたおし。』20話における見どころのひとつです。

幼い頃のクレアが可愛い。

笑った顔も怒った顔もですね…

オルソー家とフランソワ家の友好のため、クレアと上手く接していました。
もっとも、メイド長の「お友だちではない」という言葉に引っ掛かている感じでしたが。
分かっているけど、友達として接したいという部分も出会った時からあったのかなと。

クレアの母

クレアの母・ミリアについても描かれていました。
美しさとユーモア、そして優しさに溢れていたのが印象的です。

優雅だけど、レイに近い面も感じさせます。
クレアをビックリさせたかったと言う時とか可愛かったなと。

社交家として、多くの人間として接していたミリアですが、クレアと接する時間を上手く作れない部分も。
できる人だけど、できないこともありました。
よりによって、誕生日に貴族の招きがあるなんて…

ミリアの優しさや葛藤を垣間見えるのも見どころのひとつです。

レーネの忠誠

クレアが心無い貴族からレーネを助けたのを機に、レーネがクレアに忠誠を誓う様子も描かれていました。
レーネの服を見繕う時のクレアが本当に楽しそう。
クレアの可愛さが光っています。

その様子から察するに、クレアには、見繕う相手・友達がいなかったのでしょう。

レーネもお嬢様に憧れていました。
クレアが持って来た服の金額は、優しくなかったようですが…

レーネを傷つけたこと・レーネとの楽しい時間をぶち壊したことは、クレアにとって耐え難いことです。
レーネを傷つけた貴族に対する怒りを爆発させていたのが印象的。
15話でもレイを困らせていたマルセル殿下のことを悪く言っていたのが頭に浮かびます。

レーネが忠誠を誓う際、とあるセリフは20話における名言のひとつだなと感じています。
それがこちらです。

クレア=フランソワという貴族の在り方がとても美しいと思ったのだ

クレアという人間に惚れ込んだといった感じがします。

心の底から仕えたいと感じさせる人に出会うことなんて中々ありません。

人に優しくし、理不尽を許さないその姿は、単純に美しいの一言に尽きます。

バースデイ

クレアの誕生日に襲った悲劇も印象的でした。
まさか、大好きな母親と別れることになるなんて…
この出来事が悪役令嬢の道を進む第一歩だったのかなと。

クレアは、ミリアに誕生日プレゼントはいらないと言っていましたが、家族と誕生日を過ごす時間をプレゼントして欲しかったのではないかと解釈しています。

レーネもクレアを見て辛そうにしていました。
友達だったら、クレアを抱きしめることができたのではないかと後悔していたのも印象的です。
個人的には、抱きしめることができたのではないかと感じた際に悩んでいた時にクレアを抱きしめることができたのではないかなと感じています。
そうすれば、クレアの辛さを和らげることが。
寂しい背中と感じていたのなら、尚更、抱きしめてあげた方が良かったような。

誕生日に櫛を渡した際、ミリアの髪を梳かしてあげてはどうかとレーネは言っていましたが、クレアは寂しそうでした。
いろいろな場所に行っていたので、ミリアの髪を梳く機会がどれだけあるか分からない。

クレアが大きくなるまで、レーネがその櫛でクレアの髪を梳くと言ったら、また違う反応だったような。

言葉というのは難しいなと感じた自分がここにいます。
目元が描かれていた無かったので尚更です。

たった一度の

ミリアを失ったクレアをレーネが抱きしめていたシーンが描かれていました。

死んだら、ミリアの元に行けるのかという言葉は、辛過ぎます。
窓の向こうには、ミリアは…

「ごめんなさい」が言えないと発したクレアを見て、抱きしめる人が必要だと言っていました。
それは自分ではないと。

身分や誕生日の日に抱きしめられなかったことも影響してそうですね。

ちなみに、ミリアはクレアが貴族じゃなかったら幸せになれたのではないかと口にしていましたが、それはどうかなと。
どこの世界に生きていても大変なのは変わりないと思います。
貴族も教会も平民も見えないところで苦労しているような。

さよならなんて

別れ際、クレアがレーネにさよならなんて言わない・また会おうと約束していたのも見どころのひとつ。

クレアの言葉を聞いて涙するレーネが美し過ぎるんですよ…

青乃下先生、気合がかっていましたね…

生涯、仕えるのはクレアだけと感じていた部分も熱いです。

身分の差が無かったら、ちゃんと「ごめんなさい」が言えたのだろうかとレーネは感じていましたが、身分の差があっても「ごめんなさい」は言えたと思います。
そして、クレアはそれを待っていたのではないかなと。

「ごめんなさい」を言うまでさよならという言葉をレーネにかけることはないと解釈しています。

事実、ディードはマットに謝罪していました。

クレアとレーネに身分の差はあっても、「ごめんなさい」は言えると思います。
同じ物を食べれなくても、同じ服を着れなくても、面と向かって接したいと思ったら、もっと心を通じ合わせることも。

正面から向き合いと感じていなかったら、貴族同士でも平民同士でも「ごめんなさい」の一言は、想像以上に難しいのかもしれない。

ちなみに、ミリアを失ったドルは、ミリアと同じ目線で正面から向き合うのが怖かったのだと思います。
でないと、長期間を家を空けないような。

クレアに寄り添うレイ

レーネと別れ、寂しい背中をしていたクレアをレイが抱きしめる様子が尊い…

クレアの欲しい言葉を優しく言っていたのが印象的です。
まるで、クレアの寂しさを埋めるように。

気を遣わせないようにいつも通り接しようとする部分もレイの優しさなのかなと解釈しています。

いつか会えるというよりいつか絶対会うといった印象を受けます。

最後に

平民運動編のクライマックスを描いた『わたおし。』20話。

幼い頃のクレアとレーネのやり取り・クレアとレーネの約束・クレアに寄り添うレイと見どころ満載の回に仕上がっていて、とても面白かったです。
新章では、どんなサプライズが待っているのか、今から楽しみ。

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