【感想・考察】『最果てのともだち』15話で描かれていたキヨの過去について

『最果てのともだち』15話の感想と考察を紹介します。

作品をおさらいしたり、触れるきっかけになれば幸いです。


基本情報

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タイトル『最果てのともだち』15話
サブタイトル綺麗な夜のおもいで
作者雪宮ありさ(@yukimiya_7sb)
掲載誌まんがタイムきららフォワード2022年8月号
出版社芳文社
発売日2022年6月24日
ISBN4910082710826
サイズB5

『最果てのともだち』15話の内容

『最果てのともだち』15話は、キヨの出生・キヨと先生が初めて出会った頃について描かれていました。

先生はキヨが一体何者なのかを知ることに。

キヨは何者なのか

キヨは30年前に死んだ人間・優月綺夜(ゆうづききよ)。

赤ん坊の頃、暮ヶ岡病院に捨てられていたところを院長に拾われ、病院で育てられることに。
ただし、意識は無く…

綺夜と院長のやり取りを見ていると、院長は愛情を持って接し続けていたのかなと思った。
家に連れて帰らなかったものの、いつか目覚めることを夢見ていたとか。
そこまで触れられていなかったですが、そうだったら良いのになと思うばかり。

優月綺夜という名前、アサヒと対になっているなと感じた自分がここにいる。

先生との出会い

キヨが生前の先生と出会うシーンが描かれていたのも見どころのひとつ。

先生に優しく寄り添う姿が印象的だった。

キヨの言動を見ている限り、学校に対する強い憧れを持っていたのが分かる。
その強さが他の幽霊や人間を寄せ付けなかったのでしょう。
アサヒと先生を除いて。

魂と肉体が遠くなればなる程、キヨがこの世のものではなくなっていくという印象も受けました。

院長の帰る場所

綺夜を可愛がる院長には帰る場所があった。

院長の娘・星羅を見た時のショックと来たら…

切なさが最高潮に達していた。

院長もそんなつもりじゃないけど、キヨにとったら辛すぎる…

星羅のいる場所を奪い取りたいくらいに嫉妬の炎が燃え上がっていたのかな。
キヨの想像している場面を見て、そう感じましたね。

院長や星羅って、アサヒに優しくしている保健の先生に似ている気が…

ひょっとしたら、星羅が保健の先生なのかな。

院長の話を聞いて、子供達を支える仕事がしたいと感じ、保健の先生を目指したとしてもおかしくない。
少なくとも、星羅は家で綺夜の話を聞かされていたと思う。

キヨの望みはただ…

キヨの望みは、家族と幸せな時間を過ごし、学校で勉強すること…

そして、素敵な友達と幸せな時間を。

家族と楽しく過ごす院長や退院した子供とそれを喜ぶ母親、街の光ひとつひとつがキヨにとって眩し過ぎた…

光を使った表現が秀逸で幸せそうな場面やどこか不気味な感じなど、さまざまな色を表現している点も作品の光るところだなと。

慟哭

残酷な現実を見たキヨは幽霊として生きることに…

生まれ変わることができなかった事実を知った時の怒号はインパクト抜群。

この世に対する恨みがハンパじゃないのが伝わってくる。

最後の数ページに持っていかれましたね…

最後に

『最果てのともだち』15話はキヨの過去について描かれていました。

キヨの学校や友達に対する想いの強さを実感できる回に仕上がっていたのが印象的。
アサヒはそんなキヨにどんな言葉を投げかけるのか気になるところです。

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