【感想・考察】『わたしはサキュバスとキスをした』22話に描かれていた熱について

『わたしはサキュバスとキスをした』22話で印象に残ったことがいくつかあったので、語っていこうかなと。

作品をおさらいしたり、作品に触れるきっかけになれば幸いです。


『わたしはサキュバスとキスをした』22話の内容

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雪子とフウが互いの気持ちをぶつけ、ずっと一緒に居続ける様子が描かれていました。

愛するフウと一緒にいるため、雪子は淫紋を施すことに。

『わたしはサキュバスとキスをした』22話の感想

雪子とフウの熱!

情熱的に愛し合う様子をこれでもかというくらい描かれていたのが印象的だった。

舌・唾液・汗・熱気・火照った顔と雪子とフウから醸し出す熱が読んでいて伝わってくる。

最初は優しく、ボルテージを段々上げていくことで雪子とフウの百合をより魅力的なものにしていたと思う。

舌や唾液の描写とかマジでリアルだったな…
白玉もち先生の気合というかこだわりが十二分に発揮されていた。

こだわりを詰め込みつつも、緻密な描写や繊細な心理描写を落とし込むところは本当に凄い!

舌や汗のねっとりした感じが雪子とフウが繋がっているというのをより実感させる。
雪子がフウに淫紋を施す時、情熱的になっていたのはすれ違いがあったのも大きいのかなと。
失われた時間を取り戻したい・ずっと一緒にいたいなど、いろいろな感情が絡み合っているような気がしないでも…

唇と唇・鼻と鼻・指と指といった具合にいくつもの愛情表現があったのも目を見張る部分だ。
個人的には、雪子とフウが鼻と鼻をくっつける描写が好き。
時に優しく、時に熱くといった具合に雪子とフウの百合が持つ魅力を最大限引き出している。

ラストにこんなに熱い百合が見られるのかと只々ビックリするばかり…

玄関での雪子とフウのやり取り

雪子の家の玄関での雪子とフウのやり取りは、2人の距離感を上手く表現したシーンではないかなと。

雪子が玄関のドアを閉めて心を閉ざそうとしたのに対し、フウがそれを阻止して、雪子に歩み寄ろうとしていたのが印象に残ります。
雪子の心の中にいるこのみが雪子の背中を押していたようにも見えます。

雪子がフウの手を取り、「一緒に居たい」と言った時、まるでダンスを踊っているような感じも。
「一緒に居たい」というセリフに用いられた吹き出しが透明なのは、雪子が迷いを断ち切っていたのを表現していたのではないかと解釈しています。

雪子の本音を言った後に登場した標識

雪子がフウに「一緒に居たい」と言った後、制限速度40キロの道路標識の下に「ここから」という案内がありましたが、雪子とフウの道はここから始まるといった印象を受けます。

こういった細かな部分も作品をより魅力的なものにしているのかなと。
最も、雪子とフウの愛はトップスピードで突き抜けていたと思いますが…

フウに施された淫紋

雪子はフウに淫紋を施したわけですが、作中に描かれていた淫紋が美しく見えなくもないです。
シンメトリーなのに加え、愛する人の心を誰にも取られないよう厳重にロックしているようなデザインなのが特徴的。
ロックというより檻と言った方が良いのか。

淫紋の中心に描かれたハートがひし形・茨の様なハートで囲まれていました。
見ていて、愛する人を逃がさないといった印象を受けます。
ひし形は、その人に対する愛はダイヤモンドのように強固だと言っているような気がします。

淫紋を施す場所が丹田というのもミソ。
丹田は、気が集まる場所と言われています。
雪子が生きていくのに欠かせない精気を丹田で作り出すのかなと勘繰った自分がここに。

また、淫紋の形状が子宮を連想させます。
サキュバスの生命を司るといった意味合いもあるのかなと。

このみと希

このみと希のその後に少し触れていたのもポイントです。

希が悪いことをしないよう、このみが希の精気を吸っているのだとか。
いずれにしても、希はこのみから逃げられないのでしょう。
対する希もまんざらでもないといった表情を浮かべているような…

淫紋を施しているかどうかは触れていなかったですが、施してもおかしくないような気が。

希に淫紋を施してくださいと言わせてそう…

最後に

『わたしはサキュバスとキスをした』22話は雪子がフウに淫紋を施し、同じ道を歩き続ける様子が描かれていました。

雪子とフウの熱いやり取りがこれでもかというくらい描かれていたのが印象に残ります。
同じ道を歩く雪子とフウが優しい表情をしていたのも○。

これでラストというのはやっぱり寂しいですね。

細部にまでこだわりが詰まった素敵な百合漫画だと思います。

そういえば、全日本なんとかかんとかと書いてある看板があったけど、あれは一体なんだったのだろうか。
「おいおい」と言いたくなる描写を持ってくるところも好き。

素敵な百合漫画を生み出し、育んだ白玉もち先生に心からの感謝!

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