今しかできない夏を―
2022年の夏を熱く盛り上げている百合漫画のひとつ『君と綴るうたかた』。
8月18日に4巻が発売されることに。
今回は『きみつづ』4巻の感想・魅力・特典について語っていきます。
気になる方はチェックしてください!
基本情報
タイトル | 『君と綴るうたかた』4巻 |
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作者 | ゆあま(@maymaymay7523) |
掲載誌 | コミック百合姫(@yh_magazine) |
出版社 | 一迅社 |
収録話数 | 16~20話・描き下ろし・あとがき |
発売日 | 2022年8月18日 |
ISBN-10 | 4758024510 |
ISBN-13 | 978-4758024518 |
サイズ | B6(12.8x1.3x18.2cm) |
『君と綴るうたかた』4巻の内容
『きみつづ』4巻では、入院した夏織のために雫が自分達の恋愛小説を書くことを誓う様子に加え、雫が家族のことを見れるようになった様子・雫と夏織の妹の出会いなどが収録されています。
細かな内容・感想などは、以前の感想を参照して頂けたらなと。
カバー裏と描き下ろしでは、本編で描かれなかった内容を補完し、『きみつづ』をより奥深く、より魅力的なものに。
あとがきでは、ゆあま先生と背景アシスタントのサクタロー先生が登山に行った時のエピソードについて触れられています。
『君と綴るうたかた』4巻の感想
百合姫で『きみつづ』を読んでいるわけですが、こうして単行本で一通り読んでみて、1話1話の読み応えが凄いなと思うばかり。
16~20話で特に印象に残ったシーンがある。
それは夏織が他の作家の小説を読んでいると聞いて、雫がモヤッと感じるシーンだ。
最初、読んだ時に感じていたことなのですが、雫が抱いている感情はほぼ全ての作家が感じていることじゃないかということ。
夏織が雫に他の作家の小説を読んでいると話した場面を見ると、頭がグルグルとですね…
『きみつづ』を読んでいて、刺さったという方がどのくらいいるのか気になるところだ。
想像している以上に多いのかな?
雫の抱いている感情は作家だけでなく、アイドルや声優、芸人、YouTuberといった職業においても共通していると思う。
テレビ朝日がYouTubeで『激レアさんを連れてきた』の動画をアップしているわけですが、その動画内に出演している朝日奈央さんが握手会で3番目に好きみたいなことを言われたエピソードが印象に。
2番目に好きとか3番目に好きとか言われると、言われた本人は複雑になる。(多分
以前の感想でも触れたけど、雫は夏織の1番でありたいと強く願っていたんだろうなと感じた。
漫画とか小説とかに限らず、推しという概念が生まれるものにおいて、共通して生まれるものではないかなと。
雫が夏織のことが大好きで独り占めしたいんだろうなという気持ちをダイレクトに感じただけでなく、推しとは何かといったものを考える機会ができたのも相まって、印象に残った。
いろいろな意味で胸に来る…
雫が夏織に2人だけの小説を書くことを誓うシーンや夏織が動画も撮って欲しいと雫にお願いするシーンなど、尊いなとか可愛いなと感じるやり取りが多いのも魅力的だ。
その他にも、芹や夏織の妹との予想外のやり取りとか。
カバー裏や描き下ろしで本編で描かれなかった部分が楽しめる点も買って良かったと感じる部分だ。
こんなやり取りがあったのかと感じることができるだけでなく、あのキャラクターがこんなことを感じていたのかという想いに馳せることができる。
あとがきでは、ゆあま先生の体験が作品に反映されていると感じることができた。
『きみつづ』を描く際、こんな舞台裏があったのかと思ったりですね。
表紙も目を引くし、たくさんの魅力が詰まった1冊に仕上がっている。
『君と綴るうたかた』4巻の特典
『きみつづ』4巻の特典についても少し触れていこうかなと。
アニメイト
アニメイトでは、4Pリーフレットが付いてきました。
水着姿の雫が描かれているのが特徴的です。
表紙の没ラフに加え、19話における雫と静の服についてまとめられています。
単行本ができるまでの過程・キャラクターの衣装についてもっと知りたい方なら欲しくなる一品ではないかなと。
ちなみに、雫の周囲に描かれているレモンの花言葉は「誠実な愛」「情熱」。
雫の夏織に対する想いは真っ直ぐだなと思うばかりです。
メロンブックス
メロンブックスでは、4Pリーフレットが付いてきました。
こちらには、水着姿の夏織が描かれているのが特徴的です。
雫と腕を組んでいて、楽しそうな表情を浮かべています。
対になっているアニメイトの特典と並べてみるとこんな感じ。
雫が戸惑っているのがよく分かります。
犬耳を題材にした漫画が楽しめます。
ケモっ子になった雫と夏織の可愛い姿が見られるのが魅力的。
ケモっ子といえば、PVで夏織の声を担当している和氣あず未さんはケモっ子を演じる機会が多いなと感じたのはここだけの話です。
4Pリーフレットのイラストが水着なのは、本編で雫が山に行ったからかなと思ったりも。
海、それも水着姿になって夏を満喫する世界線が楽しめる特典といった印象も受けます。
本編で雫が山に行ったからこそ、水着姿をここで持ってくるのは良いなと。
夏織の左上に描かれているライムの花言葉は「あなたを見守る」。
ずっと、雫のことを見守るといった感じなのかなと解釈しています。
メロンブックス(有償)
メロンブックスの有償特典は、A3タペストリー。
11話の扉絵に使われていたイラストです。
雫と夏織が眩しく映っているような感じがします。
11話の扉絵、好きな方が多いのかなと思ったりも。
右上と左下にカラフルな花がプリントされているのもポイントです。
A3タペストリーに使われているイラストは他のグッズにも使われています。
百合スマスフェア2021で配布されたクリスマスカードとメロンブックスで開催された3巻発売記念フェアの色紙。
サイズだけでなく、サインやメッセージの有無などに違いがあります。
全部、手に入れた方もいるのではないでしょうか?
シャボン玉で思い出しましたが、夏織の本棚にある本はいずれも儚さや幻、何かが弾ける感じなどをイメージさせます。
- しゃぼん玉と黒猫
- 轟音
- 蜃気楼
- 桜と彩
- ユートピア
シャボン玉や桜とかいずれ弾けたり、散ってしまうものですし…
夏織は一体どんな世界を夢見ているのだろうとか。
轟音とかは誰かの叫び声といった印象を受けます。
11話の扉絵に描かれている場所が雫と夏織のユートピアなんて…ね…
ゲーマーズ
ゲーマーズでは、描き下ろしブロマイドが付いてきました。
朝香姉妹が遊園地で撮った時の写真ですね。
本編にも登場しており、特典内容が発表された時に「これは!!」と感じた方もいるのではないでしょうか?
猫耳のカチューシャを付けた夏織達が可愛らしい。
夏織は遊園地にどれだけ行ったんだろうという疑問が頭に浮かびます。
ひょっとしたら、この写真を撮った1回のみという可能性もあるのではないかと。
最後に
『きみつづ』4巻は雫が夏織のために小説を書くことを誓うシーンをはじめ、雫の変化や芹から見た雫と夏織、夏織の家で起きたサプライズなどが楽しめます。
本編を補完する内容も充実していて、読み応えのある1冊に仕上がっています。
話を重ねるごとに勢いを見せる『きみつづ』が一体どんな方向に向かうのか気になるところです。
「コミック百合姫 サマーフェア2022 in Melonbooks」のポストカード
「コミック百合姫 サマーフェア2022 in Melonbooks」の特典のひとつに『きみつづ』のポストカードがありました。
3巻の表紙ですね。
夕焼けを背景にした雫と夏織が尊い…
単行本と並べてみることに。
サインの有無やタイトルが記載されているかどうかの違いが見られます。
多くの方は手に入れたのではないでしょうか?
他にも『ささやくように恋を唄う』『ロンリーガールに逆らえない』などのポストカードもありました。
まんが王のサイン本抽選に当選
まんが王のサイン本抽選に当選しました!!!
単純に嬉し過ぎる…
雫の美しいイラストとゆあま先生のサインがありました。
人によって、イラストが異なります。
本当にありがとうございますの一言しか出ない…
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