【感想・考察】『白き乙女の人狼(ウェアウルフ)』5話~狩りの時間~

あの日の月は不気味に輝いていた気がする―

『白き乙女の人狼』5話の感想・考察を紹介します。


基本情報


タイトル『白き乙女の人狼』5話
漫画アジイチ(@ajiichi_nomoto)
原作王月よう(@oshiroi_you)
協力クマ(人狼HOUSE 代表)(@JinroHouse)
掲載誌ストーリアダッシュ
出版社竹書房
公開日2022年9月23日
配信http://storia.takeshobo.co.jp/manga/werewolf/

『白き乙女の人狼』5話の内容

『白き乙女の人狼』5話では、紫音が人狼に純潔が奪われる様子が描かれていました。

巧みな言葉に惑わされた紫音。
そんな紫音に対し、人狼は容赦なく牙を剥く。

『白き乙女の人狼』5話の感想

紫音が人狼の言葉に惑わされ、身も心も捧げる姿は衝動的だけど、どこか官能的だった…

いきなり、悩まし気な表情を浮かべる紫音が人狼に対して情熱的な姿を披露している姿が目に飛び込んだ瞬間、「あれっ?話し合いの結果じゃないの!?」と思わず声が出そうになった。

アジイチ先生と王月先生にやられたな。
紫音の頭の中をグシャグシャにかき回す人狼の言葉の数々や人狼に追い詰められていく紫音の様子と濃いやり取りが繰り広げられていたのが印象的だ。
読み進めていく内に「うわぁ…うわぁ…」と感じた自分がここにいる。

ここぞという時にインパクトのある描写や紫音の大きなリアクションを用意しているのも相まって、スラスラ読み進めていくことができた気がした。

紫音がどんどん人狼の言葉や誘いにハマっていく姿を見ていると、ゾクゾクする。

ラストの意を決した時の紫音とか。
人狼の手を握る紫音の手がどこか力強かったような。

人狼が語る灯も恐ろしいくらい魅力的なのも印象に残る。

紫音が受け入れた提案も実際の人狼で使われているテクニックなのかなと。
一見、相手に魅力的だと思わせる提案をするのは。

紫音を言葉巧みに惑わす人狼の恐ろしさを垣間見た回だった。

『白き乙女の人狼』5話のポイントを整理する

『白き乙女の人狼』5話におけるポイントは、人狼はどうやって紫音を陥れたか。

最初に、紫音が人狼に純潔を捧げる様子を描いて読み手の興味を惹きつつ、それに至るまでの過程について描かれていたのが印象に残ります。

人狼が紫音にかけた言葉を大まかに整理すると以下の通り。

紫音が灯が好きなのか問いかける

自分は灯と付き合っていると言って紫音の冷静さを奪う

灯は紫音を快く思っていないとさらに追い詰める

一線を超えていることを仄めかす発言をする

自分しか知らない灯を教えられると発言する

自分で満たされない想いを満たさないかと提案する

紫音を極限状態まで追い詰め、紫音の望みを完全に叶えることはできないけど、それに近い願いなら叶えられると提案しています。
結果、紫音は…

入学時に飲んだ薬は偽薬だと大胆な嘘で紫音を騙すのもポイントなのかなと。
騙された理由は以下のものではないかと解釈しています。

  • 紫音の冷静さを奪っていた
  • 紋章が浮かび上がる瞬間を見たことがない
  • 薬が本物かどうか見分ける術を知らない

今まで、紋章が浮かび上がる瞬間を見たことがない点を突くのが人狼の上手いところ。

「天国と地獄を実際見たことがないのに、あなたは天国と地獄があると信じているのか」と言っているような感じがします。

普段の紫音なら、薬が偽薬なんて嘘を信じなかったでしょう。
薬が本物かどうか見分ける術を知らないという点も突いてくるところが只々ヤバい。
まさか、本物であることを証明するために生徒の目の前で教師がなんてできるわけないですし。

人狼が紫音に純潔を捧げさせるまでの過程を簡単に整理するとこのような感じに。

紫音を精神的に追い詰める

薬は偽薬で純潔を捧げても大丈夫と信じ込ませる

紫音をさらに追い詰める

自分しか知らない灯を演じられると言って紫音を毒牙にかける

言動及び紫音が薬について詳しく知らないという事実。
生徒会役員に選ばれた紫音を陥れた人狼、恐るべしとしか言いようがありません。

紫音が薬について詳しく知らないことを察するに、薬に関する情報は重要な機密事項なのでしょう。
多くの卒業生も薬について知らないのではないかと解釈しています。

人狼は薬について一体どこまで知っているのか気になるところです。

背恰好を見た感じ、葵が人狼じゃないかと感じている自分がここに。

でも、話し合いでペースを掴んでいる藍も怪しいような。

最後に

『白き乙女の人狼』5話は紫音が人狼に陥れた様子を描いた回。
人狼の一言一言が紫音の精神をすり減らしていくのが印象的でした。

一体誰が追放されてしまうのか気になるところです。

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