【感想・考察】『私の推しは悪役令嬢。』27話におけるレイの実家でのやり取りについて思うこと

『私の推しは悪役令嬢。』27話の感想・考察を紹介します。



基本情報

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コミック百合姫2023年3月号


タイトル『私の推しは悪役令嬢。』27話
サブタイトル平民の生活
漫画青乃下(@aonoesu)
原作いのり(@inori_ILTV)
キャラクター原案花ヶ田(@Lv870)
TVアニメ公式Twitter@wataoshi_anime
掲載誌コミック百合姫2023年3月号
出版社一迅社
発売日2023年1月18日
ISBN4910137390331
サイズB5
小説家になろうhttps://ncode.syosetu.com/n8792em/
pixiv百合姫https://comic.pixiv.net/works/7319
ニコニコ静画https://seiga.nicovideo.jp/comic/56013
一迅プラスhttps://ichijin-plus.com/comics/2415050555443
TVアニメ公式サイトhttps://wataoshi-anime.com/
配信【ブックウォーカー】etc

『私の推しは悪役令嬢。』27話の内容

『わたおし。』27話はクレアがレイの実家を訪問し、貴族と平民の生活水準の違いを実感する様子が描かれていました。


主な見どころは以下の3つ。



【見どころ】

  • レイの母・メル=テイラーの初登場
  • ロレッタとピピの変化
  • 寝室でのレイとクレアのやり取り
  • クレアのレイに対する想いがよく分かるところ

レイの両親や幼馴染・ルイと新キャラクターが複数人登場します。

平民の生活水準を実感したクレア。

そんなクレアにレイが優しく手を差し伸べます。


そして、海の向こうから怪しい影が…


『私の推しは悪役令嬢。』27話の感想


レイの幼馴染

レイの幼馴染・ルイのことを知ったクレアがレイは誰にも渡さないって気持ちを倍増させていたのが印象的だった。

ミシャがクレアの心の灯火を大きくしたような感じがしなくもだな。


当然、モテると言った時のミシャの目がマジだ!


クレアのツンが見れたのは良いけど。

ツン状態のクレア、可愛いなと思う。


レイに気がある人間が登場すると、炎を燃やすクレアには火の魔法がすごく合っている。

ミシャ、レイとクレアのやり取りを絶対楽しんでいるだろ!!

レイの母親・メル

レイの母親・メルがレイに負けず劣らず個性豊かなキャラクターで自分は好きだったな。

メルの手捌きが只々ヤバい。


「あらあら」とか「まあまあ」という口調は『ARIA』のアリシアさんが頭に浮かんだりした。


チューリップの花

Twitterでも触れていた方がいましたが、チューリップの花を連想させる描写がいくつも登場していたなと。

レイの父親・バンの髭は確かにチューリップ。


チューリップには、「博愛」「恋の告白」「純粋」「優しさ」「明るさ」「不滅の愛」「名声」という花言葉がある。

花言葉を見ると、テイラー家にふさわしい花だなと実感する。

メルもバンも優しい人なんだなと感じた。

レイがクレアに不滅の愛を捧げているところとか。


チューリップで知られているオランダには、3人の騎士から告白された少女が誰も傷つけたくないからと言って、花の女神に自身をチューリップに変えてもらったみたいな話があるそうですね。


この話もアモルの詩同様、レイが嫌いそうな話だと思いますが。


理由は物語に登場する少女が3人の騎士の中から本当に好きな人を選べなかったから。


ロレッタとピピの変化

クレアの取り巻きでもあるロレッタとピピが話を重ねるごとに優しくなっているような印象を受ける。

この辺りも『わたおし。』における見どころのひとつなのかなと。


恋の天秤編でもマナリアよりもレイの方がと感じていましたし。


メルの料理を食べたクレアの反応

メルがクレアのために手料理を振る舞うシーンですが、サラダの描写とか細かなところまでこだわりが詰まっているなと。

口に合わないことをレイは見抜いていたけど、バンも見抜いていそう。


『わたおし。』27話を見ていて、レイというより、テイラー家の人間は物事を見抜くのに長けているのかなと感じた。

ロレッタとピピの登場シーンとか見ていて思う。


寝室でのレイとクレアのやり取り

レイの寝室でレイがクレアの清拭を行うシーンも見どころのひとつ。

生活水準の差を実感するクレアにレイが優しく寄り添うところが尊いなと思う。


タオルを濡らすための水の入っている洗面器に落ちた水滴がクレアの涙のような感じがしなくもだな。


ラストに起きた予想外のハプニングもインパクト抜群だった…


レイがクレアに渡したリンゴ

メルの手料理が口に合わなかったクレアにレイがリンゴを渡すシーンも印象的だった。

リンゴには、「優先」「選択」という花言葉がある。


クレアを優先・選択するレイはリンゴが似合うなと思う。

リンゴは知恵の実と呼ばれているけど、レイはクレアを救うため、知恵袋の一面も持ち合わせている。


さまざまな状況を知恵を振り絞って乗り越えていくところを見ていて、そう感じた。


最後に

青乃下先生の描くメルが美しく、面白い。

そして、何より鋭い。


今後、平民の生活水準を目にしたクレアが一体どのように描かれるのか期待したいですね。

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原作2巻にも収録されているので、話を先取りしたい方は原作に触れてみてはいかがでしょうか?



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