『ささやくように恋を唄う』7巻の感想とストロングポイントについて紹介します。
基本情報
タイトル | 『ささやくように恋を唄う』7巻 |
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作者 | 竹嶋えく(@takeshimaxfj) |
公式アカウント | @sasakoi_info |
アニメアカウント | @sasakoi_anime |
掲載誌 | コミック百合姫 |
収録話数 | 32~35話・あとがき |
出版社 | 一迅社 |
発売日 | 2023年1月18日 |
ISBN | 475802491X |
ISBN-10 | 4758024804 |
ISBN-13 | 978-4758024914 |
サイズ | B6(1.5x12.8x18.2cm) |
特設サイト | https://sasakoi-1jinsha.com/digest/ |
配信 |
『ささやくように恋を唄う』7巻の内容
『ささこい』7巻の主な内容は以下の通り。
【内容】
- ひまりのはじめてのお泊り会
- かおまりの楽しい思い出と甘い時間
- SSGIRLSの新曲作り
- ローレライ結成秘話
- 志帆がSSGIRLSを抜けた本当の理由
『ささやくように恋を唄う』7巻の感想
甘く幸せそうなやり取りからヘビー級の展開を持ってくるところにシビれた…
志帆に関するエピソードを読み進めていくと、ひまりと依の熱い夜や真理と香織の甘い百合を描いたエピソードが吹き飛ばされそうになったんですが???
この振れ幅何よ!?と言いたくなってしまう。
『ささこい』7巻における志帆のエピソードを見る度、胸が……
志帆の音楽を続けるためのモチベーションをズタズタにされていくところは見ていて、「うっ…」となりましたね。
志帆の悲しみ・絶望・どうしようもない怒りと剥き出しの感情を見せるところは『ささこい』7巻におけるストロングポイントのひとつだと解釈している。
そんな志帆を亜季がどう受け止めるかが気になる。
志帆の辛い過去や依や亜季に対する想いなどを正面から受け止められるのは亜季しかいない。
SSGIRLSVSローレライ・依の唄VS志帆の唄・亜季VS志帆と文化祭編ではいくつもの対立関係が成り立っている。
亜季と志帆がぶつかり合い、どんな結果が待っているのか楽しみで楽しみで仕方ないんですが。
亜季や志帆も葛藤していると思うけど、SSGIRLSとローレライの間に板挟みになっているひまりも精神を摩耗しているのかなと感じなくも。
依はもちろん、亜季も志帆も大切な存在だから。
好きな人同士がぶつかり合う様子を直で見せられるのは単純に辛いとしか…
読んでいて、「一目惚れ」というテーマを大事にしていて、話に厚みを与えているのかなぁと。
その「一目惚れ」が実を結ぶこともあれば、実らないことも。
志帆のことばかり触れているけど、前半のひまりと依が依の部屋でキスを交わし、下の名前で呼び合うシーンは熱過ぎる…
さらなる段階を踏み出すかどうかの葛藤に悩まされる依が印象的だ。
ひまりを下の名前で呼ぶのを躊躇し、一歩踏み出すところとかですね。
最初に読者の心をガッチリと掴み取る描写を持って来てるからこそ、後半の重い展開がより印象的なものになるんだろうなと思った。
ひまりと依が浴衣姿でキスからスタートは単純に強力過ぎる。
真理と香織の甘く優しい百合もそこはかとなく良い。
8巻以降でこれ以上のものが見られるのだろうかと感じなくも。
ひま依も良いけど、かおまりもいいぞ!!!と力いっぱい言いたい。
『ささこい』7巻はバイオリンを辞めた志帆がギターを続けるモチベーション・志帆の亜季に対する感情・ローレライ結成秘話を軸にした1冊だった。
単行本勢の方も多いと思うけど、表紙のひまりと依のハグから一体どれだけの方が後半の展開を予想できたのかと。
文化祭当日でSSGIRLSとローレライが一体どんな曲で観客の心を響かせるのか気になるところ。
最後に
『ささこい』を見ていて思うのは、可愛いないしカッコいい女の子の魅力を大事にしているなと実感しています。
一目惚れした瞬間・最高のパフォーマンスを披露するところ・恋人と距離をゼロにするところとここぞという場面を大きく見せているなと。
甘い場面だけでなく、大きな挫折をきっかけにそれまで打ち込んでいたものを投げ出すところとか人間味溢れる部分も描いている点も印象に残ります。
1人1人を魅力的に描いた『ささこい』。
だからこそ、ひまり達がどんな出会いや経験をし、どのような恋をするのか見たいと感じてしまうのかなと。
直近では、アニメ化が発表され、勢いを感じさせます。
『ささこい』が今後どのような飛躍を見せるのか。
今はただ、SSGIRLSとローレライの対決・亜季と志帆のぶつかり合いをどのようにまとめるのかが楽しみですね。
アニメもそうだけど、原作で一体どこまで描くのかも気になるところ。
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