【感想・考察】『お菊さんはいちゃ憑きたい』2巻の良かった点と購入する意義について

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お菊さんはいちゃ憑きたい 2 (MFC)


身も心もドロドロに融けるような熱くて濃ゆい百合を思い切り堪能できるところがイイですねぇ…


1巻同様ないしそれ以上に涼世とお菊さんの距離がググっと縮まっているところが印象に残る。涼世の恋心について深く深く掘り下げていて、物語やキャラクター間のやり取りに深みが増していた。


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前作の『スカーレット』で良いなぁと感じた部分を上手い具合に取り入れていて、前作が好きな方を楽しませる工夫がさまざまな場所に散りばめられている。良いところをさらに伸ばすと言った方が良いのか。


ちり先生と言えば、精神的にも肉体的にもほぼゼロ距離の状態で愛を深め合う描写をより魅力的に描くところが光るなと常々感じている。狂気じみた描写や二面性を描くところも優れている部分。


どのタイミングで狂気じみた心理描写が登場するかドキドキする。でも、このドキドキ感がクセになる。ラーメンでいえば、背脂。スタバのドリンクでいえば、フラペチーノの生クリーム的な。


コミックウォーカーやニコニコ静画で修正されている部分があって、修正された部分がより読み手をドキドキさせる。単行本で『お菊さんはいちゃ憑きたい』の完全体を拝めると。修正された部分は購入する意義のひとつだ。


描き下ろしエピソードで淫紋を施された涼世と熱くじっくりねっとり攻めるお菊さんの百合が楽しめるのも良かった。読み手を喜ばせる嬉しいサプライズと言ったところだろう。あとがきで作品に関する貴重な話を知ることができるというのもファンを喜ばす要素。『菊憑き』についてもっと知りたいと前のめりにさせてくれるので、個人的には〇。


それにしても、休みの期間が長かった時もあったから、2巻無事に発売されるかなと冷や冷やした自分がここにいる。そのままフェードアウトしたらどうしようと感じた時が…だけど、無事、2巻が発売されて良かった良かった。


次の話が配信されるまでないし単行本発売までのストーリーも重要だなと実感する。作品自体のストーリーだけでなく、物語を書き綴る作家自身のストーリーも追ってしまう。物語を楽しむ読み手にもストーリーがあるのかなと思ったりした。その辺も『スマブラ』や『星のカービィ』などでお馴染みの桜井政博氏のYouTubeチャンネルとかが受けるんだろうな。


ストーリーを生むないし売るというのは漫画に限らず、どのジャンルにおいても重要だ。百合に限らず、飲食店やアイドル、声優などのストーリーを追う方は一体どのくらいいるのだろうか。


単行本が発売されたのを確認したら、思い立ったが吉日といった感じでメロブやゲーマーズに向かっていましたね。単行本を目にするまでの道のりですら楽しいと感じている。


『スカーレット』から入ったという方は『スカーレット』が完結するまでのストーリーそして『菊憑き』の最新話ないし単行本が出るまでのストーリーも楽しんでいるのではないだろうか。


2巻の購入特典もじっくり楽しませて頂きましたよ。


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卯年をイメージしたメロブの購入特典。バニーガール姿の涼世達がとってもセクシー!セクシーに見せるという点もちり先生の凄いところだと思う。それは本編を読んでいて感じる部分ですね。


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ゲーマーズの描き下ろしブロマイドも涼世とお菊さんの距離がゼロ距離になっているなぁと。背後から愛する人を優しく包み込む姿にドキッとさせられつつも尊さを感じさせる。目の前の人を癒したいといった感じが伝わってくる。愛する2人が優しく寄り添う姿…うん悪くない。


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百合部限定の描き下ろしメッセージペーパーはゴシックな感じが特徴的。涼世と廻の距離が近い!近い!!2人を見守るお菊さん人形から強い念が発しているような…気のせいか。とりあえず、目医者行ってくるわ。


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メロブなどで提供している描き下ろしいちゃラブ百合カップルイラストカードもインパクト抜群!お菊さんが涼世を翻弄しているなぁ。初見の時、思わずビックリしてしまった…いい意味で期待を裏切ってくれる。ホンマ、ズルいわ。


『あなたが私を照らすから。』や『ケイヤクシマイ』などのイラストカードもありましたね。人によっては、イラストカードを何種類かゲットしているのではないでしょうか?お気に入りの作品があれば、『菊憑き』とプラスアルファで何作品か手を出してみるのもありじゃないかな。


描き下ろしいちゃラブ百合カップルイラストカードの対象作品は以下の通り。


  • 『お菊さんはいちゃ憑きたい』
  • 『あなたが私を照らすから。』
  • 『ケイヤクシマイ』
  • 『どれが恋かがわからない』
  • 『100日後に咲く百合』
  • 『リリィ・リリィ・ラ・ラ・ランド』
  • 『夢見るメイドのティータイム』

メロブやゲーマーズなどを来店した時の参考にして頂けたらなと。どの作品のイラストカードが良いかなと考える時間も楽しかったりする。こうして見ると、KADOKAWAは粒ぞろいの百合漫画を擁しているなと思う。各作品、コアなファンがどれだけ付いているか気になるところ。


『リリィ・リリィ・ラ・ラ・ランド』は『菊憑き』の看板に登場していましたね。テンション上がった方もいるのかな?


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メロブやゲーマーズ、アニメイトでは、1巻と2巻を購入すると、クリアファイルが付いてきた。涼世とお菊さんの百合をデカデカと楽しめるのは良いなと思う。涼世とお菊さんのドデカい百合を心行くまで堪能したいないしこれから『菊憑き』の世界にズブズブハマっていきたい方はゲットしてみてもいい気がする。


裏はこのようになっている。


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こうして好きな作品のグッズを1つでも多くゲットできるというのはファンとして嬉しい。こういった機会を作っているお店や会社、ちり先生に感謝してもし足りない。楽しませて頂いているという想いがどうしても強くなるね。


『菊憑き』2巻、自分は手に入れることができて良かったなと思う。このブログを見て、『菊憑き』をもっと楽しみたいと感じた・自分も触れてみようかなと感じて頂けたのではあれば、本当に嬉しいですね。


気になった方・継続して話を追ってみようと感じた方は是非是非ゲットしてください。


ISBMも下に載せておくので、近くの書店で取り寄せたいと感じた際はお役に立てれば幸いです。


  • ISBN-10:4046822562
  • ISBN-13:‎978-4046822567

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