ようやく、発売された…
最新刊が発売される度に勢いを感じさせる『今日はカノジョがいないから』。その4巻が!!!
女子高生の浮気。それも三角関係。いや、怒りや悲しみ、寂しさなど、さまざまな感情が入り乱れたドロドロの四角関係ってマジかよ…
登場するキャラクター達はことごとくクズだけど、それぞれが何か良いものを持っており、私の心を掴んで離さない。この百合漫画を一言で表現するとしたら、憎めないクズ達が繰り広げる恋愛愛憎劇と言ったところだろうか。作者本人がクズって発現するのかよとツッコまずにはいられない。(確かに、作中に登場するキャラクターはどうしようもないけどさぁ。)
というわけで『今日はカノジョがいないから』4巻の感想について語っていこうと思う。少しでも『今日はカノジョがいないから』が魅力的だと感じて頂けたら幸いだ。
基本情報
タイトル | 『今日はカノジョがいないから』4巻 |
---|---|
作者 | 岩見樹代子(@okome103) |
掲載誌 | コミック百合姫(@yh_magazine) |
出版社 | 一迅社 |
収録話数 | 16~20話・描き下ろし・あとがき |
発売日 | 2023年10月18日 |
ISBN-10 | 4758026165 |
ISBN-13 | 978-4758026161 |
サイズ | B6(1.8x12.8x18.2cm) |
『今日はカノジョがいないから』4巻の感想
表紙
水も滴る風羽子…
まるで、ゆにに全てを曝け出しているように見えるのですがぁ!!!!!
よくよく見たら、風羽子が泣いている…
今まで、誰1人として風羽子を1番に選ぶことがなく、寂しさで打ち震えていたんだろうなぁ。1番に選んで欲しいという気持ちを誰にも理解してもらえず、寂しい想いを抱き続けた風羽子を見ていると、胸を締め付けられる。
1~3巻も煽情的な表紙だったわけですが、4巻は煽情的なだけでなく、どこか寂しさや誰かに何かを訴えかけるような印象を抱かせる。風羽子の素の魅力を表現した表紙と言えば良いのだろうか。表紙裏にいるゆにをじっと見続けているのかな?風羽子…
表紙裏もインパクト抜群なのがヤバい。語彙力ゼロで申し訳ないですが。
生まれたままの姿のゆにが自分の体をギュッと抱きしめ、横目で誰かに何かを訴えかけているような印象を受ける。ゆにの視線の先にいるのは七瀬かな?
ゆにの目に涙が浮かんでいる…
寂しくさせたのが悪いんじゃん
ゆにの七瀬に対する不満が大爆発してる。よくよく考えたら、ゆにという可愛らしい恋人がいるにも関わらず、七瀬は部活。部活。部活といった具合にバレーボールに打ち込んでいた。
あれか?仕事で忙しくてデートや家で2人で過ごす時間を作らない奴か。バレーボールでカッコいい姿や活躍している様子を見せたら、大切なゆにが満足するという皮算用を七瀬はしていたのか。
ずっと七瀬に構ってもらえず、寂しい想いを抱き続けたゆにが風羽子に浮気するわけだ。「寂しくさせた七瀬が言うな」と言いたくなるわ。
ありのままのゆにの姿を一番近くで見ていたのは七瀬ではなく、風羽子。どうして七瀬じゃなく、風羽子なんだとゆにが不満を抱いていたのかどうか気になる。
風羽子にしろ、ゆににしろ、肌の描き具合が本当にリアルで岩見先生は本当に凄いなと思うばかり。1コマ1コマの描き込み具合のヤバさに関しては前作の『ルミナス=ブルー』においても言えることですが。
ゆにが泣いている理由のひとつに風羽子に体を触れることを許したのもあるのかな?ゆにの様子からどうしようもないくらいの後悔を感じなくもない。
背徳感・孤独感・セクシーさ・美しさ・激しいくらいの後悔・肝心な時に見てもらえない怒りなど、さまざまな感情が表紙に入り乱れているように見えた。
初見のインパクトが大きくて、思わずビックリしましたね。
ゆにと風羽子の魅力を引き出しつつ、寂しさを感じさせる良い表紙だと思うんだ。
カバー裏
カバーを外すと、シスターの恰好をしたゆにと風羽子が飛び出す。
いやいや、ところどころセクシーなのですが…神様、大丈夫なんでしょうか???
風羽子のロザリオとゆにの背中に刻まれた十字架の刺青が重過ぎるんだが。2人共、浮気した罪を背負って生きているのは確かですが。ゆにと風羽子がシスターの恰好をして、何かに祈りを捧げ、救済を求めているというわけか。
誰にも1番に選んでもらえなかった風羽子はゆにに救われたのに対し、七瀬にちっとも構ってもらえないゆには風羽子に寂しさを埋めてもらっていた。
寂しさや誰にも選んでもらえない辛さから救われたいという想いは見る者の心を抉る。だからといって、浮気を許して良いことにはならんけど。
大阪でゆにと風羽子はありのままの姿を晒し合い、素敵な時間を過ごしていた瞬間が頭に蘇る。
寂しさから救い出すまたは救われるというのは『今日はカノジョがいないから』における1つのテーマではないかと解釈している。必死にもがき、努力し続けているにも関わらず、報われない辛さは人の心を引き裂いてしまう。
また、誰にも理解されないこともゆに達の辛さを倍増させる。ゆに・風羽子・七瀬・雪はそれぞれ大なり小なりの葛藤を抱き続けている。本編において、人間の弱さやどうしようもない一面をまざまざと見せつけられるのが印象的。表紙やカバー裏でゆに達の救われたいという表現しているのかなと。
ゆににとって風羽子が救世主なのに対し、風羽子にとってゆには救世主なんだろうなぁ。
ゆにと風羽子にシスターの恰好をさせることで背徳感が増しているのが良いですねぇ…豚骨ラーメンニンニク背脂マシマシじゃないけど。
岩見先生の描く背徳感溢れる少女の百合が本当に好き。七瀬に落ち度があれど、ゆにと風羽子の行動は倫理的に許されない。だけど、嫌いになれないんだ…
本編
ゆにがそこはかとなくクズ過ぎる…反論とか聞かん。
階段の踊り場で風羽子と浮気・浮気が七瀬にバレたら寂しい想いをさせたのが悪いと言って開き直り・風羽子に浮気がバレたことを八つ当たり・七瀬がよりを戻そうと提案したら風羽子をあっさり捨てるといった暴挙の数々を働いたゆに。どこに同情する余地があるんだ?教えてくれ。
クズが褒め言葉って中々無いぞ。ネガな言葉が褒め言葉になるのは『きもちわるいから君がすき』とか『きたない君がいちばんかわいい』といった百合漫画くらいじゃないか。
ゆに・風羽子・七瀬のドロドロの三角関係が見応え抜群なんだわ。百合姫で『今日はカノジョがいないから』を読んでいるけど、1話1話のインパクトが本当に強いですね。インモラルな世界観が上手く表現されていて、何度も重版されるのがよく分かる。続きを読みたいという気持ちを引き出してくる。
4巻を開いて、この扉絵が出迎えるんですよ!?
ゆにの煩悩を1枚に詰め込んでみましたって感じの扉絵じゃん。七瀬と別れたくないけど、風羽子の寵愛を受け続けたいと感じるゆには欲張りすぎるぞ。オイ。
何度も言うけど、恋人である七瀬に隠れて、何度も風羽子と逢引きするゆには倫理的に許されない。風羽子も同様だ。
写真や光を活かした表現、カーテン越しのゆにと風羽子の浮気と細かな部分にこだわりが詰まっていて、それらが1シーン1シーンをより印象的なものにしている。
吹き出しの色や歪みでキャラクターの心理描写を秀逸に表現しているのも良いですね。喜怒哀楽や戸惑いなんかを吹き出しで分かりやすく伝えている。漫画というのは緻密な計算で成り立っているんだと実感してしまう。浮気・寂しさ・誰かに救われたいという気持ちなどを1つの話に落とし込む岩見先生はやっぱり凄いという考えに辿り着く。
風羽子のゆにと七瀬に対する指摘が的を得ているのもヤバいなと本編を改めて読んでみて、実感する。ゆにも七瀬も風羽子に上手く反論できていなかったような。だからこそ、ゆには風羽子の舌を噛むし、七瀬は壁に八つ当たりしたり、捨て台詞を吐いてインターネットカフェを出て行く。七瀬がインターネットカフェを出て行いった理由はゆにが風羽子に抵抗しなかったのもあるのですが。
ゆにと風羽子が『今日はカノジョがいないから』におけるクズキャラランクTier1かと思いきや、バレーボール部で七瀬をサポートする雪がTier1に浮上するわけで。クズキャラというよりウザキャラと評するのが正しい気がする。
七瀬もゆにのことをいままで顧みなかったことを踏まえたら、ゆにと風羽子といい勝負してるんですけどね。
雪がTier1に浮上かと思いきや、結局はゆにが大外刈りを決めて、『今日はカノジョがいないから』におけるクズキャラランクTier1に返り咲くという流れが印象に残る。
風羽子の愛をゆには散々求め続けていたにもかかわらず、七瀬の大事にする宣言を聞いたら、風羽子をあっさり捨てるって…酷くない?ゆに。こういったことを言い続けている自分が言うのも何ですが。
テーマパークでの七瀬と雪の浮気なんて吹き飛んだな。雪が恋する乙女だった。
後、個人的にゆにを大切にすると言った七瀬に対して怒りを露わにする風羽子が好き。ゆにと七瀬には申し訳ないけど、風羽子が怒るのは正当なんだわ。ゆにを大切にできるのかと七瀬に言いたくなってしまう。
クズさをクズさで上塗りしていく様子が描かれた読み応え十分の1冊だったと思う。風羽子が救われるその日が訪れるのだろうか。
空白ページに描かれたプラネタリウムが映し出す星空は風羽子の涙を表現しているのかな。いわゆるメタファーというやつ。七瀬に構ってもらえず、寂しい想いをしているゆにを満天の星空のように風羽子が照らす。山のような努力とお金と時間を注ぎ込んでも愛する人に振り向いてもらえない風羽子が辛過ぎる…
描き下ろし
これまで同様、描き下ろしエピソードが収録されている。単行本を購入するかどうかの決め手のひとつになるだろう。
描き下ろしエピソードにおけるドロドロな描写が読み手の心を的確に突いてくる…
一体、誰がこのような展開を予想できただろうか!!!
もう、この一言しか出てこない。だけど、頑張って言葉をひねり出していくことに。
ゆにと風羽子の穏やかな日常かと思いきや、一緒にこの世から消えたいのかもしれないって何よ!!
風羽子の首を締めようとするゆにのドロドロした感情を秀逸に描かれていたのが印象的。極限まで追い詰められていたのか。ゆに…
心中エンドを感じさせる描写って『きたない君がいちばんかわいい』かよとツッコみたくなる。
描き下ろしエピソードでゆに達のさまざまな一面が見られるのが魅力かなと思う。優しい世界だなと感じさせてから、谷底に突き落とすドSな岩見先生の優しさは嫌いじゃない。
汗ばんだゆにの手や風羽子の首がどこかリアルだった。風羽子の首を締めようとしているゆにの手から葛藤が滲み出ている。人の道を踏み外そうとしているゆにを見た風羽子の反応に心をスパッと切られた。風羽子の熱がゆにの全身に伝播していくといったところか。
描き下ろしエピソードは短いものの、インパクトの大きい内容に仕上がっている。個人的には、買って良かったなと思える部分。
あとがき
あとがきで岩見先生の担当さんの話が面白過ぎる。雪が凄く嫌いと言うの超分かる。雪のようなタイプの人間と対面したら、ウザいと感じる未来が見えるんですよね。
ゆにがどんな想いを抱えているか知らないにもかかわらず、ゆにに突っかかる雪。マジで何なんだよ!と言いたくなってしまう。岩見先生の担当さんと価値観が全く同じとは思わないですが、雪の言動を見ているとどこかイライラしてしまう。
雪がゆにに言っていることは正論なんだけど、人に踏み入れられたくない部分に土足で踏み込むとか何様だと反論したくなる。
漫画家さんの興味深い話を知ることができるのも単行本の魅力。読んでいて、面白いなと感じた。
『今日はカノジョはいないから』において、雪が最も常識人だと思う。だけど、この複雑な三角関係に常識なんざぁ通用しないんだよ。
今後の展開に関する話について知ることができるのはもちろん、ゆにと風羽子の可愛らしいイラストが楽しめるのも魅力だ。
あとがきで貴重な話を聞けるのは単行本を購入した人間の特権と言えると思う。好きな漫画家やゲームのプロデューサーから貴重な話を聞きたいと感じている方が多いのではないだろうか。
帯
触り心地の良い帯。
帯によって、購買意欲が上がり下がりする。
風羽子が七瀬に浮気を告白したのは寂しさで押しつぶされそうなゆにを救済するためでしょう。ゆにと情事を行っていたのも、ゆにの寂しさを埋めるため。
風羽子はゆにのために浮気をし、限られたリソースを全て注ぎ込んだのだ。課金ゲームで重課金するかの如く。
情事の裏に事情があるという一文はカバー裏に描かれたゆにと風羽子をイメージさせる。ゆにと風羽子が互いに救済する。七瀬はゆにと風羽子に割って入れるのかどうか怪しい。恋愛と部活を両立できるのかよ?七瀬。
裏はこのようになっている。
ゆにと風羽子の浮気の代償を支払うのは七瀬一択でしょう。ゆにをないがしろにし、寂しい想いを抱かせた罰だ。
ゆにと七瀬のどちらが悪いかと聞かれた際、真面目に答える場合はゆに。だけど、七瀬は全く悪くないのかと聞かれたら、そんなことはない。
ゆに・風羽子・七瀬の三角関係を上手く表現した帯に仕上がっていると思う。
特典
メロンブックスのアクリルフィギュア
メロンブックスのアクリルフィギュアはハロウィンを感じさせる。魔女っ娘の風羽子と黒猫のゆにの2ショット。夜空でデートしているのかな?
魔法陣に描かれている星と月を見ていると、作中に登場したピアスが頭に浮かぶ。
ゆにと風羽子が本当にセクシー過ぎる…ゆにがまんざらでもない表情を浮かべているよ。重力に囚われているであろう七瀬は怒りの炎を燃やしているのかどうか気になってしまう。
どんなお菓子よりも甘い愛を風羽子がゆににプレゼントすると考えたら、ゾクゾクしてしまう…これぞ、まさにトリックオアトリート!
メロンブックスのリーフレット
メロンブックスで配布されたリーフレット。魔女っ娘の風羽子なのですが…
背景がねるねるねるね!!
いや、こうして見ると、ねるねるねるねのCMに出てくる魔女が頭によぎってしまう…
風羽子がゆにの心を奪う魔法をかけているわけだけど、目がヤバいって!!!
舌なめずりするセクシーな風羽子が獲物を狙う狩人になってる。水晶玉がメロンになっていて、細かな部分まで描き込まれている。
帽子にある星と月の飾りが作中に登場したピアスを彷彿させるのも印象的。
裏面はこのようになっている。
黒猫のゆにが可愛い。服にレザーが用いられているのか束縛されているような印象を受けた。
リーフレットをめくると、悪魔コスのゆにを貪る悪魔コスの七瀬が目に飛び込んでくる…
4巻の時点では見られない欲深い七瀬が見られるのは新鮮だなと思うばかり。本編でも七瀬の欲深い姿を見せてくれ!と叫びたくなる。
メロンブックスの4巻発売記念のミニ色紙
メロンブックスの4巻発売記念のミニ色紙は悪魔コスのゆにと風羽子の2ショット。セクシー過ぎて、目のやり場に困る。POP UP CORNERで販売されたアクリルアートスタンドに用いられたイラストですね。
右下に箔押しサインがある。
POP UP CORNERで販売されたアクリルアートスタンドと並べてみることに。
4巻の発売を機に、新規の読者を増やそうとする岩見先生達の姿勢が伝わってくる。
アニメイトのイラストカード
アニメイトでイラストカードが配布されていた。
ゆにと風羽子が煽情的なのですが…
ゆににシャツを着せることでよりセクシーさを感じさせる。
ネクタイが良い位置にある。本当にこだわりが詰まっているな…
風羽子がゆにに表情を見せないようにしているのも印象的だ。誰にも言えない葛藤に押しつぶされているのかな?風羽子。
風羽子の切ない表情が何とも言えない。
まんが王のイラストカード
まんが王では、イラストカードが配布されていた。
日々のトレーニングによって肉体を鍛え続けた七瀬。カッコ良さの中にも色っぽさを感じさせる。汗ばんだ感じが七瀬の魅力をより引き立てている…
そんな一面が雪の心を奪ったのかな?だとしたら、七瀬はとんでもない大泥棒だ。天然キャッツアイというやつか。
見事なシックスパックに引き締まったウエストだなと思うばかり。
悩まし気な表情がドキッとさせられる…
ユニフォームがピタッとしていて、七瀬の鍛え抜かれた悩まし気なボディを強調させているのですが???
こうして見ると、七瀬はスタイル抜群ですね。こんな魅力的な彼女がいるのにも関わらず、ゆには風羽子と浮気するなんて…何、してるんだ!!と言いたくなる。
戦う七瀬は美しい…
肌の色合いひとつ見ても、岩見先生のこだわりが凝縮されている。本編見ても、1つ1つの描き込みが本当に凄いですよね。神は細部に宿るという言葉は大好きで大嫌いな言葉だけど、『今日はカノジョがいないから』という百合漫画に神は細部に宿るという言葉を使いたくなる。
七瀬が描かれた特典が充実しているような印象を受ける。ラストの七瀬の選択は『今日はカノジョがいないから』4巻における目玉のひとつですが。
まんが王のアクリルコースター
まんが王の有償特典はアクリルコースター。
水も滴るゆにと七瀬。ビチャビチャに濡れたゆにと七瀬が艶っぽい。密着度が高く、熱を帯びているようなイラストに仕上がっている。
シャツが透けていることで色っぽさを強調させているのが印象的だ。雨に打たれていても、目の前の人の愛を感じたくて、情熱的になってしまうというやつか。ゆにも愛に溺れ、ただひたすらに貪欲になってしまうどうしようもない少女だ。七瀬の寵愛も美味しく頂いちゃうのかな?
濡れているからこそ、好きな人の愛で心も体も温めたいという想いがゆにと七瀬の頭を満たしているのかもしれないですが。それもまた、愛の形だと思う。
ゆにと七瀬の唇がどこかセクシー。愛の濡れ場をより魅力的なものにしている。乱れ髪も相まって、これから愛を深め合うんだなと感じさせる。
じょっ…情報量が多過ぎるゥ!!!!!!
限られた1枚に魅力的な世界を落とし込むところも凄いなと思うばかりだ。とことん濡らしていることからも岩見先生のこだわりが伝わってくるね。こういうところも大好き♪
この構図、壁ドンなのかな?床ドンも再現できそうなのも良いね(^^)
『今日はカノジョがいないから』は特典もよく考えられている。だからこそ、複数冊購入する方が何人もいるのかな?
最後に
『今日はカノジョはいないから』4巻はゆに・風羽子・七瀬のドロドロした戦争が描かれていたのに加え、まさかの展開が印象に残る。
ゆにのクズさ加減がぶっちぎり。情緒崩壊した風羽子の悲痛な叫びや有言実行できるかどうか怪しい七瀬と見どころ満載。正論じみた雪が七瀬と浮気するというクズさも印象的だ。
人間の葛藤や弱さ、どうしようもなさなどを物語に落とし込む岩見先生の凄さを垣間見ることができるのかなと感じた。
個人的には、考察し甲斐のある面白い百合漫画。驚きのサプライズが次々と飛び出してくる。
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