【感想・考察】『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話で描かれた確実に崩壊しつつある教室

将来のために勉強を頑張り、学校のために生徒会の仕事に従事し、皆の期待に応える…つまんねー女だと思ってた。


優等生のあの子は見れば見る程、面白れぇ女だった。


優等生の来未と不登校児の直井が世界を破壊し尽くす様子を描いた『ぜんぶ壊して地獄で愛して』。


来未と直井が邂逅したのをきっかけに運命の歯車が狂っていく。いや、もうすでに狂っていた。


今回は『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話の感想・考察について話していこうと思う。


基本情報

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コミック百合姫2024年1月号


タイトル『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話
サブタイトル嬉しそうだから
作者くわばらたもつ(@kuw8ra)
掲載誌コミック百合姫2024年1月号
出版社一迅社
発売日2023年11月17日
ISBN4910137390140
サイズB5
配信【ブックウォーカー】etc

『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話の内容

『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話では、精神を疲弊していた来未が学校に再び登校する様子が描かれていた。


来未と付き合うことになって舞い上がる心・来未に悪態をつく伊佐沼・化けの皮が少しずつ剥がれる担任の堀井。


夏休み前の大掃除にパンドラの箱が開かれるとは来未と直井は知る由もなかった。


狂いに狂った運命の歯車がさらにギアを上げる!


『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話の感想

怒涛のラストにフルボッコにされた…


来未と心の何気ない日常が始まる…


訳ねぇだろ!!!


って感じの8話だった。全編にわたって重苦しい空気が流れていたけど、ラストにヤバさが凝縮されていたと思う。


少しずつ、だけど確実に偽りだらけの教室のメッキが剥がれていたな。


作中に登場するキャラクター全員いかれてるんだわ。


まともなキャラクターを1人挙げるとしたら、伊佐沼の取り巻きの1人でしょ。黒髪の女の子。来未のヤバさに気付いてるようだったし。


本当、情報量が多過ぎる…


伊佐沼がどんなことをしでかすのか。対する来未が伊佐沼に対してどんなアクションを起こすのか。考えるだけで興奮しちゃう。


今回、来未と直井は置きに行ってる。


やっぱり、来未が机に伊佐沼に対する恨み節を嬉々となって彫っていた時と同じぐらいもしくはそれ以上のアクションを期待してしまう。


進路希望調査票の用紙をプールに投げ捨てるなんて可愛いもんだぞ。直井。(実際にやったら、ブチギレ案件ですが。


来未と直井の追いかけっこも傍から見たら、2人共楽しそうな表情をしてるんですよね。来未と直井はお似合いカップル。


心なんて、直井の足元に及ばねぇんだよ!!!バーーーカ!!!!!


冷静に判断できるだけの余裕のない来未につけ込んで、来未と付き合う心はクソオブクソ。


『今日はカノジョがいないから』に登場するゆにと違った意味で心はクズだと思う。


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追いかけっこしている来未と直井に心がつけ入る隙なんて1mmも無かった。


来未のことを理解せず、身勝手な期待と欲望を押しつける心を見れば見る程、ムカついてくる。


心が直井に来未が嫌がってるって言っていたのに対し、こう言いたくなる。


勝手に来未と直井の会話に入って来るんじゃねぇよ!!ボケがぁ!!!


心という名前は飾りか!


本当、心のクズさに腹が立つ。


来未に近づかないよう直井に忠告していた時の心は歪んだ表情をしていた。心もマジでいかれてる…


直井が命令に従う来未を見て、不満げな態度を見せていたのはなんとなく分かる。優等生の来未はマジでつまんねぇ女だと思う。


ドス黒い感情を剥き出しにしている時の来未は良い顔してるんだわ。彫刻刀で伊佐沼に対する恨み節を彫っていた来未が良い表情をしていた。直井と追いかけっこしていた時の来未の表情も楽し気だったし。


もっともっと感情を剥き出しにしてよ!来未!!


来未が進路希望調査票の用紙を持っている直井を追いかけている様子だけ見ると、本当にラブコメなんだよなぁ。


来未達の通っている学校には、身勝手な欲望と鬱屈した想いが錯綜している。


来未と直井は徹底的に破壊の限りを尽くして欲しい。


来未と直井はお似合いのカップルだというのが分かった。勝手に拗らせている心が何かやらかしそう。それはそれで見てみたいのですが。


『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話の考察


歪んだ愛情を来未に向ける心

来未と付き合うことになった心は直井に対して敵意を露わにしていた。直井が来未を狂わせたと思い込んでいたのを踏まえると、心が直井に良い印象を抱かないのも分からなくはない。


来未を守るため、心は過保護になるのに比例して狂っていく。


7話において、心が来未をウサギに例えていたのを見て、ゾッとした読み手も多いのではないだろうか。


8話を見てみると、来未と心の関係性は一方通行という印象を受ける。心の独りよがりが強調されていたように思う。対する来未は心の愛情を快く思っていないように見えた。


直井からの手紙を来未に渡さなかったこと・直井からの手紙を勝手に読んだこと・来未に直井と関わらないよう忠告したことを踏まえると、心はどうしても来未と直井を引き離したいのが十分分かる。


人の手紙を勝手に読むというのは来未と直井のプライバシーを侵害する悪質な行為。来未のことが心配で良かれと思って心は読んだのだろう。


直井に来未は自分の恋人だと口にした時の心の表情は狂気に満ちていた。


1巻の描き下ろし漫画において、心は大金をつぎ込むアイドルオタクに例えられていたのが印象に残る。お金と愛情をつぎ込んだ相手を思い通りにできなかったら、問題を起こす厄介なファン。心はそんなタイプの人間だと解釈している。


強い熱量や愛情を抱くことは決して悪いことではない。ただ、愛情の方向性を間違えると、とんでもない問題を引き起こしてしまうのだ。


来未を束縛しようとしている心は将来、大きな問題を引き起こすのではないだろうか。来未が直井と接する度、心は苛立ちを募らせていくのが目に見える。


心の愛情や理想が来未を苦しめている。欲望を満たすためなら、心は来未のプライバシーを平気で侵害しそう。心を見ると、直井がまともな人間に見えなくもない。


来未と心の関係性は叩けば簡単に割れる。


来未のために昼食を買ってきた心がやけに可愛い。


来未も心が喜ぶから付き合っているという後ろ向きな理由で恋人になっていると思う。


昼食時の来未と心の対比が印象的。一方通行の恋愛を上手く表現している。


だからこそ、心の精神が完全に崩壊する瞬間が見たい。


『君と綴るうたかた』に登場する雫の小学校時代も心に負けず劣らずの勘違いだったな。相手のことが見えていなかった。最も、周囲の人間達もズルかったけど。


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来未に対する怒りを蓄積する伊佐沼

伊佐沼にもフォーカスされていたのも見どころのひとつ。


伊佐沼は写真立てを壊したのが来未だというのに気付いていた。ただし、来未が学校を休んだ理由は全然違うけど。


来未に無視されて、苛ついている伊佐沼が良い顔していた。


周囲の期待に応え続けた来未は精神を疲弊し、限界を迎えていたから学校を1週間休む必要があったわけで。


伊佐沼の言動を見る限り、ずっと前から来未に対して不満を抱いていたのだろう。


たしかに優等生の来未は物凄くつまらない。


『できそこないの姫君たち』に登場する七姫は可愛い人間を演じろうとするあまり、彼氏のヒロからつまらないと言われていた。


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ヒロはどうしようもない人間だったのだけど、七姫がつまらない女の子だと感じている人間は想像以上に多かったのではないかという考えが頭に浮かんでいる。


来未は周囲の期待に応えるために優等生を演じ続けていたのに対し、七姫は周囲から可愛いと思われるために可愛い女の子を演じていた。


上手く言葉にできないのだが、優等生の来未はどこか隙が無いような印象を受ける。来未が素の状態になった時は隙だらけ。


直井の悪口を言った時の来未は優等生ではなかった。


伊佐沼の取り巻きの1人は来未のヤバさに気付いていたけど、どんな行動を取るのかな。カラオケボックスでのやり取りを見ると、蚊帳の外といった印象を受けた。伊佐沼のグループから一抜けしそう。


伊佐沼は堀江のことが好きだけど、堀江の人間性について全然理解していない。堀江の表向きの態度だけで好意を抱いているのだろう。


名前に沼が用いられていることを踏まえると、伊佐沼は来未を地獄の案内人の1人なのかもしれない。少なくとも、来未が破滅するのを望んでいるのではないだろうか。


堀江以外に魅力的な人間が現れたら、伊佐沼は心変わりしそう。『地獄少女 三鼎』に登場する綺羅に似た雰囲気を持っているような気がした。綺羅は移り気な女子中学生。夢中になった相手に対して強い想いを抱き、恋敵には強い憎しみを向ける。


良い先生のメッキが少しずつ剥がれる堀江

堀江の本性が少しずつ明らかになっていく。


水に濡れた進路希望調査票を見て舌打ちをしていた瞬間が素の表情なのだろう。


堀江は表向きは良い先生だけど、歪んだ一面を持つどうしようもない人間だと解釈している。


来未に対して、こう思っているのだろう。


ったく使えねぇなぁ~!あの女ァ!!面倒事を増やしやがって!俺は忙しいんだぞ。他にやることがあんだよ!優等生だと思って、任せたのによぉ。


言い過ぎだと思う方が多いかもしれないが、当たらずとも遠からずだと思う。


進路希望調査票が読めなくなることで堀江の仕事に支障をきたすのは確か。進路希望調査票の内容を踏まえ、堀江は生徒達と面談を行うのだろう。


本来なら、来未ではなく、堀江が行わないといけない。心と同じく、来未に身勝手な期待を寄せる人間なのは確か。来未に面倒事を押しつけるといった方が正しいだろうか。


教師は想像以上に仕事量が多いのかなと感じた。


堀江が直井に対していったいどのような想いを抱いているのか考えてみることに。


あの女、学校何度も休んでんのいい加減にしろよ!!こっちの面子が潰れるだろうが!お前のことで俺は何度も小言言われてるんだぞ。しかも、アルバイトしてるみたいだなぁ。直井。俺に面倒かけさせんなよ!こっちは忙しいから、お前にだけ構っている暇はねぇんだよ。面倒かけるくらいなら、学校辞めちまえ!!てめぇが退学しても、泣く奴なんていねぇんだよ!!!


かなり盛り過ぎた。堀江は直井に対しては良い感情を抱いてはいないだろう。話を追えば追う程、堀江は良い先生なのかという疑問が大きくなる。


写真立ての件で大事にしなかったのは面倒事を避けるため。堀江自身、日々の業務で忙殺されているからこそ、犯人捜しに積極的にならなかったのだと捉えている。傍から見ると、堀江は疲労が溜まっているように見えた。


『最果てのともだち』に登場したアサヒの担任も中々のクソだったな。事なかれ主義ここにありといった感じだった。


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来未と直井は早く堀江の化けの皮を剥がして欲しい。


堀江がどのように変化するかも今後のポイントになってくるのではないかと思う。教室は堀江のメタファーなのだと解釈している。


進路希望調査票

進路希望調査票は8話におけるキーアイテム。


直井の下の名前をくわばら先生が隠していたのはジワる。


一体いつになったら、直井のフルネームを知ることができるのだろうか。


来未が直井を下の名前で呼ぶ瞬間を早く見たい。


『安達としまむら』において、安達と島村の下の名前が明らかになったのはある程度話が進んだ時。


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来未がずっと待っていても、直井は進路希望調査票に何も書かない。いや、書けないと言った方が正しいだろうか。直井の経済状況は厳しい可能性がある。直井は進学したくても、進学できないのだと思う。


直井の父親は一体何をしているのだ。


直井の第1志望は来未のいる場所。地獄の果てまでも来未についていくのだろう。


直井は進路希望調査票をただの紙切れと言っていたけど、堀江にとっては生徒との面談や進路指導を行う上で重要な書類だ。人によって重みが全然違うのがよく分かる。


直井は来未以外の人間の進路や人生に全然興味がないどころか価値を見出していないのかもしれない。だからこそ、進路希望調査票を投げ捨てることができるのだ。


来未が追い求めているのは

来未の生気のない表情は見ていて、痛々しい…


周囲の人間が来未を追い詰めている。


どれだけ休んでも、来未の心は癒えなかったということだろう。周囲の期待に応えるため、来未は再び優等生を演じていく。


直井と接している時の来未は本当に活き活きとしている。来未の顔に生気が宿っている。


優等生の日常が崩壊していく様子を見ると、『妄想代理人』に登場する優一という小学生が頭に浮かぶ。優一は優等生の小学生だったけど、ある日を境に日常が崩壊し、苛められるようになった。


優等生の迂闊な行動といえば、『ロンリーガールに逆らえない』も思い出しますね。


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彩花の秘密が空以外のクラスメイトに秘密を知られた場合、ひょっとしたら違った運命を辿っていたのかもしれない。


直井の思い通りだと来未が感じた際、光が差し込んだ校舎が描かれていたけど、来未にとっては直井は希望の光なのだろう。作中に描かれた光は直井のメタファーだと解釈している。


来未が直井をプールに突き落としたのはわざと。後ろにプールがあるにもかかわらず、進路希望調査票を投げ捨てるのを見て、来未が怒るのは無理もない。最も、堀江に押しつけられた仕事は来未にとって煩わしいものだったのは確かですが。


直井の指摘を素直に認めようとしない来未はまだ解放しきれていない。心の声を全て吐き出せ来未!と言いたくなる。


やっぱり直井は来未の理解者

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直井は来未の理解者なんですよ。


X上でくわばら先生が直井の優しそうな表情は偽物なのかと投稿していたけど、直井の優しさは本物だと思う。


直井の言う通り、来未は極限状態まで追い詰められていたのではないだろうか。来未の表情は見るに堪えないといった感じだった。


直井が来未を下の名前で呼んだのが印象的。今まで名字で来未のことを呼んでいたし。


来未と直井の距離は確実に縮まっている。


直井が来未から進路希望調査票を奪ったのは来未を救済するため。イタズラしたいという気持ちもあるだろうけど、堀江の期待が来未を追い詰めているのを直井は理解していたのだろう。


事実、来未は直井が進路希望調査票を書き終えるのを待ち続けていた。時間の経過に伴い、来未の心身を擦り減らしていく。


優等生を演じ続ける行為は直井を苛立たせるのに十分過ぎる。服を脱げと言われたら、素直に脱ぐ来未を見た直井はつまらないと感じたのだろう。だから、直井は進路希望調査票を投げ捨てる。


言えば何でもやるのだろうという直井の言葉は皮肉に満ち溢れている。来未の生き方を直井は到底理解することができない。最も、私も来未が心の恋人になるのは到底理解できなかった。心の言動も全く理解できない。


欺瞞に満ちた教室の中で直井だけは来未のことをよく見ている。


パンドラの箱

伊佐沼に対する恨み節が刻まれた机は伊佐沼のメタファー。それがある空き教室はパンドラの箱といった印象を受ける。


破滅へのカウントダウンが秒読みを開始した。


堀江も事なかれ主義を貫くことができないだろう。堀江は来未に対してどのような言葉を浴びせるのか気になるところ。


来未がいくら隠し通そうとしても、真実は明るみになる。


来未のクラスメイトは来未に疑いを向けるのかもしれない。少なくとも、伊佐沼は来未を疑う。来未に動機はあるし。


1話の冒頭は来未と直井の未来なのだろう。最終的に来未の支持率は1%になると。来未を支持するのは直井だけ。


コミック百合姫3ヶ月連続購入フェア~2023 Autumn~


複製サイン入り色紙風ボード

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コミック百合姫3ヶ月連続購入フェア~2023 Autumn~において、『ぜんぶ壊して地獄で愛して』の色紙風ボードがもらえた。


くわばら先生の複製サインが入っているのがポイント。


闇の中、来未と直井が赤い糸で結ばれているのが印象的だ。来未が赤い糸で束縛されていると言った方が良いのだろうか。


さながら、直井は来未を赤い糸で捕らえる蜘蛛だ。


傷だらけの来未と直井が赤い糸で結ばれている様子は尊い。


来未を捕らえた直井の嬉しそうな表情がまた…


大きさ比較

大きさを比較してみることに。


月刊コミック百合姫3ヶ月連続購入フェア~2022 Summer~で配布された『今日はカノジョがいないから』の色紙風ボードと並べてみるとこんな感じ。


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第15回 メロンブックス漫画祭り~2023 Summer~で配布された『アンドロイドは経験人数に入りますか??』のミニ色紙と並べてみました。


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プリキュア 色紙ART -20周年special-の色紙と並べてみるとこんな感じ。


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『ぜんぶ壊して地獄で愛して』1巻の有償特典のアクリルキーホルダーと並べてみました。


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どのくらいのサイズが掴んで頂けると幸い。


コミック百合姫3ヶ月連続購入フェア~2024 Winter~

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映しちゃダメな顔(1) (百合姫コミックス)


コミック百合姫3ヶ月連続購入フェア~2024 Winter~では、『映しちゃダメな顔』の複製サイン入り色紙風ボードがもらえる。


2023年11月に『映しちゃダメな顔』1巻が発売された。人によっては既に購入しているのではないだろうか。


No.1キャバ嬢の美紗が清楚系女優の伊緒に出会い、夜の街で関係を深めていく様子を描いた百合漫画。


イメージが重要な職業と夜の街を題材にしており、人前では見せられない表情や美沙達の葛藤などが見どころだ。


美紗と伊緒の濃厚な絡みは読み手の心を掴む。


気になる方は一度チェックして頂けたらなと。



最後に

少しずつ崩壊までのカウントダウンを刻み続けている『ぜんぶ壊して地獄で愛して』。


心と付き合うことになった来未を救えるのは直井だけ。


伊佐沼に対する恨み節が刻まれた机が一体どのような波乱を巻き起こすのか。


限界を迎えている来未と希望の光である直井の物語はまだまだ続く。


直井が来未の全てをスクラップ&ビルドする!


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English edition

※This English is a machine translation.※


She studies hard for her future, works on the student council for her school, and lives up to everyone's expectations...I thought she was a boring girl.


However, the more I looked at that honor student, the more interesting she became.


"If that's love, break it." depicts how Kurumi, an honor student, and Naoi, a truant, destroy the world.


After Kurumi and Naoi meet, the wheels of fate go awry. No, she was already crazy.


This time, I would like to talk about my thoughts and thoughts on episode 8 of "If that's love, break it.".


Are you ready?


Basic information

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TitleIf that's love, break it. episode 8
SubtitleBecause you look happy
AuthorTamotsu Kuwabara
Publication magazineComic Yurihime January 2024
The publisherIchijisha
Release dateNoveember 17, 2023
ISBN4910137390140
SizeB5

Contents of episode 8 of "If that's love, break it."

Episode 8 of "If that's love, break it." depicts Kurumi, who was mentally exhausted, returning to school.


Kokoro gets excited when she ends up dating Kurumi, Isanuma curses at Kurumi, and Horii, the homeroom teacher whose disguise gradually peels off.


Kurumi and Naoi had no way of knowing that Pandora's box would be opened during the pre-summer cleaning.


The crazy gears of fate gear up even more!


Impressions on episode 8 of "If that's love, break it."

I was completely devastated by the stormy ending...


Kurumi and Kokoro's casual daily life begins...


There's no explanation! ! !


Episode 8 was like that. There was a heavy atmosphere throughout the whole story, but I think the dangerousness was condensed at the end.


Slowly but surely, the plating of the classroom full of lies was peeling off.


All the characters that appear in the story are crazy.


If I had to pick one decent character, it would be one of Isanuma's henchmen. black-haired girl. It seemed like she was aware of how dangerous the future was.


Actually, there is too much information...


What kind of things will Isanuma do? What kind of action will Kurumi take against Isanuma? I get excited just thinking about it.


This time, Kurumi and Naoi are leaving.


After all, I'm hoping for more action than when Kurumi was happily carving a grudge against Isanuma on her desk.


It's so cute to throw the career preference questionnaire into the pool. Naoi. (If I actually did it, it would be a bummer.


If you look at the chase between Kurumi and Naoi from the side, you'll see that they both look like they're having fun. Kurumi and Naoi are a perfect couple.


Kokoro is no match for Naoi! ! ! Bar-ka! ! ! ! !


Kokoro, who takes advantage of Mirai who doesn't have the time to think calmly and goes out with Kurumi, is shitty.


I think Kokoro is trash in a different sense than Yuni from "Today,She is not here…".


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There was not even an inch of chance for Kurumi and Naoi to take advantage of him as they were chasing each other.


The more I see Kokoro not understanding Kurumi and imposing his own selfish expectations and desires on her, the more I get annoyed.


In response to Kokoro telling Naoi that Kurumi hates him, I feel like saying this.


Don't just jump into Kurumi and Naoi's conversation without permission! ! It's blurry! ! !


Is the name Kokoro just a decoration?


Honestly, I'm angry at Kokoro's crap.


Kokoro had a distorted expression on his face when she was advising Naoi to stay away from Kurumi. Kokoro is also seriously crazy...


I can kind of understand that Naoi was dissatisfied with Kurumi following her orders. I think Kurumi, an honor student, is a really boring girl.


Kurumi looks great when she's showing off her dark emotions. Kurumi, who was carving a grudge against Isanuma with a chisel, had a nice expression on her face. The look on Kurumi's face when she was chasing Naoi was so fun.


Show your emotions even more! Kurumi! !


Judging by the way Kurumi is chasing Naoi, who is holding the career choice questionnaire, it really is a romantic comedy.


The school that Kurumi and her friends attend is filled with a mixture of selfish desires and pent-up feelings.


I want Kurumi and Naoi to do everything in their power to destroy it.


It turns out that Kurumi and Naoi are a perfect couple. It looks like Kokoro is doing something because she's being so stubborn. I'd like to see that.


Thoughts on episode 8 of "If that's love, break it."


Kokoro shows her twisted love towards Kurumi

Kokoro, who started dating Kurumi, was openly hostile towards Naoi. Considering that Naoi thought that Kurumi was crazy, it's understandable that Kokoro doesn't have a good impression of Naoi.


In order to protect Kurumi, Kokoro becomes overprotective and goes crazy.


Many readers may have been horrified to see Kokoro comparing Kurumi to a rabbit in episode 7.


Looking at episode 8, I get the impression that the relationship between Kurumi and Kokoro is one-sided. I think Kokoro's smugness was emphasized. Kurumi, on the other hand, didn't seem to be happy about Kokoro's affection.


Considering that Kokoro did not give Kurumi the letter from Naoi, that she read Naoi's letter without permission, and that she advised Kurumi not to get involved with Naoi, it is clear that Kokoro really wants to separate Kurumi and Naoi.


Reading someone's letters without permission is a malicious act that violates Kurumi and Naoi's privacy. Kokoro must have read it because she was worried about Kurumi and thought it was a good thing.


Kokoro's expression when she told Naoi that Kurumi was her lover was full of madness.


In the first volume of the newly drawn manga, Kokoro was compared to an idol otaku who spends a lot of money, which left an impression on me. Troublesome fans who get into trouble if they can't get their way with the person they've invested their money and love into. I interpret Kokoro to be that type of person.


Having strong passion and love is never a bad thing. However, if love is directed in the wrong direction, it can cause terrible problems.


I wonder if Kokoro, who is trying to restrain Kurumi, will cause big problems in the future. Every time Kurumi interacts with Naoi, Kokoro is visibly irritated.


Kokoro's love and ideals are tormenting Kurumi. Kokoro is willing to invade Kurumi's privacy in order to satisfy his desires. Looking at Kokoro, Naoi seems like a decent human being.


The relationship between Kurumi and Kokoro can easily be broken if Naoi attacks her.


Kokoro buying lunch for Kurumi is so cute.


I think Kurumi is also in a relationship with Kokoro for the negative reason that they're dating because it makes Kokoro happy.


The contrast between Kurumi and Kokoro during lunch is impressive. It's a great way to express a one-sided love story.


That's why I want to see the moment when Kokoro's spirit completely collapses.


Shizuku's elementary school days in "The Summer You Were There" were just as misunderstandings as Kokoro's. I couldn't see the other person. Most importantly, the people around me were also cheating.


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Isanuma accumulates anger towards Kurumi

One of the highlights is that it also focuses on Isanuma.


Kurumi was the one who broke Isanuma's photo frame. I realized that. However, the reason Kurumi skipped school is completely different.


Isanuma, who was irritated by being ignored by Kurumi, looked good.


Kurumi, who continued to live up to the expectations of those around her, was mentally exhausted and had reached her limit, so she had to take a week off from school.


Judging by Isanuma's behavior, she must have been dissatisfied with Kurumi for a long time.


It's true that Kurumi, an honor student, is extremely boring.


Nanaki appearing in "Failed Princesses" was trying to play the role of a cute person.


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As a result, her boyfriend Hiro called her boring.


Hiro was a hopeless person, but the idea that comes to mind is that there were probably more people than I imagined who thought Nanaki was a boring girl.


While Kurumi continued to act as an honor student in order to meet the expectations of those around her, Nanaki continued to act as a cute girl in order to be seen as cute by those around her.


I can't put it into words, but I get the impression that Kurumi, an honor student, has no qualms. When Kurumi is in her natural state, there are a lot of gaps.


Kurumi wasn't an honor student when she spoke ill of Naoi.


One of Isanuma's cronies has noticed how dangerous Kurumi is, but I wonder what action she'll take. Looking at the exchange at the karaoke box, I got the impression that they were out of the loop. Looks like she'll stand out from Isanuma's group.


Isanuma likes Horie, but she doesn't understand Horie's humanity at all. She probably likes Horie just by his outward attitude.


Given the use of Numa in her name, Isanuma may be one of Kurumi's guides to hell. At the very least, I think she wants Kurumi to be destroyed.


Isanuma is likely to change her mind if someone other than Horie appears who is more attractive. I felt like she had a similar vibe to Kira from "Hell Girl: Three Vessels". Kira is a fickle middle school girl. She has strong feelings for the person she falls in love with, and has strong hatred for her love rivals.


Horie’s good teacher’s plating is peeling off little by little

Horie's true nature is gradually revealed.


The moment he clicked his tongue when he saw the wet career choice questionnaire was probably his true expression.


Horie is a good teacher on the outside, but I interpret him as a hopeless person with a twisted side.


This is probably how he feels about Kurumi.


I can't really use it! That woman! ! You're adding to the trouble! I'm busy. I have other things to do! I thought she was an honor student, so I let her go.


Many people may think this is an exaggeration, but I think it's not far off.


It is true that Horie's work will be hindered by not being able to read the career preference questionnaire. Based on the contents of the career preference questionnaire, Horie will likely interview the students.


Originally, Horie had to do it, not Kurumi. Like Kokoro, Kurumi is certainly a person who has selfish expectations. Is it more accurate to say that Kurumi is forced to take care of things?


I felt that the workload of teachers was more than I expected.


I decided to think about what kind of feelings Horie has towards Naoi.


That girl has been absent from school so many times, she should get away with it! ! I'm sure I'll lose face! I've been nagged about you many times. Moreover, it seems like he is working part-time. Naoi. Don't give me any trouble! I'm busy, so I don't have time to just take care of you. If you'd rather be bothered, quit school! ! No one will cry even if you drop out of school! ! !


It was way too crowded. Horie probably doesn't have good feelings towards Naoi. The more I follow the story, the more I question whether Horie is a good teacher.


The reason I didn't take care of the photo frame was to avoid any trouble. Horie himself believes that it was because he was so busy with his day-to-day work that he did not take an active role in finding the culprit. Looking from the side, Horie looked tired.


Asahi's homeroom teacher who appeared in "The farbest friend" was also pretty shitty. It felt like the principle was here to stay.


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I want Kurumi and Naoi to peel off Horie's disguise as soon as possible.


I think how Horie will change will be a key point going forward. He interprets the classroom as a metaphor for Horie.


Career preference questionnaire

The career preference questionnaire is a key item in episode 8.


It's funny how Kuwabara-sensei hid Naoi's last name.


When will we learn Naoi's full name?


I want to see the moment when Kurumi calls Naoi by her first name.


In "Adachi and Shimamura", the names of Adachi and Shimamura are revealed after the story has progressed to a certain extent.


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Even though Kurumi has been waiting for a long time, Naoi does not write anything on the career preference questionnaire. No, would it be more accurate to say that I can't write? Naoi's economic situation may be difficult. I don't think Naoi can go on to higher education even if she wants to.


What on earth is Naoi's father doing?


Naoi's first choice is where Kurumi is. Kurumi will probably follow her even to the ends of hell.


Naoi said that the career preference questionnaire was just a piece of paper, but for Horie, it is an important document for interviewing students and providing career guidance. It is clear that the weight varies from person to person.


Naoi may not only have no interest in the careers and lives of people other than Kurumi, but she may not see any value in them. That's why you can throw away your career preference questionnaire.


What Kurumi is pursuing is

Kurumi's lifeless expression was painful to watch...


The people around Kurumi are cornering her.


No matter how much she rested, Kurumi's heart probably couldn't heal. In order to meet the expectations of those around her, Kurumi once again plays the role of an honor student.


Kurumi really comes alive when she interacts with Naoi. Kurumi's face is full of life.


When I see an honor student's daily life falling apart, I think of the elementary school student named Yuichi from "Paranoia Agent". Yuichi was an honor student in elementary school, but one day his daily life fell apart and he began to be bullied.


Speaking of the careless actions of honor students, it also reminds me of "I Can't Say No to the Lonely Girl".


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If Ayaka's secret had been discovered by a classmate other than Sora, perhaps she would have had a different fate.


When Kurumi feels that Naoi is doing what she wants, a school building with light shining in is depicted, and for Kurumi, Naoi is probably a ray of hope. The light depicted in the story is interpreted as a metaphor for Naoi.


Kurumi pushed Naoi into the pool on purpose. Kurumi is understandably angry when she sees her throwing away her career preference questionnaire even though there's a pool behind her. Most of all, it is true that the work that was forced on Horie was a nuisance for Kurumi.


Kurumi, who refuses to honestly acknowledge Naoi's points, is not yet free. Spit out all the voices in your heart, Kurumi! And I want to say.


After all, Naoi understands Kurumi

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Naoi understands Kurumi.


Kuwabara-sensei posted on X about whether Naoi's kind expression was fake, but I think Naoi's kindness is real.


As Naoi said, Kurumi must have been pushed to the limit. The expression on Mirai's face was almost unbearable to watch.


It was impressive that Naoi called Kurumi by her first name. Until now, I had been calling Kurumi by her last name.


The distance between Kurumi and Naoi is definitely getting closer.


Naoi took the career preference questionnaire from Kurumi in order to save Kurumi. Naoi may have wanted to play a prank, but I think Naoi understood that Horie's expectations were pushing Kurumi into a corner.


In fact, Kurumi had been waiting for Naoi to finish filling out the career preference questionnaire. As time passes, Kurumi's mind and body wear down.


Continuing to act like an honor student is enough to irritate Naoi. When asked to take off her clothes, Naoi must have found it boring when she saw Kurumi obediently taking them off. So Naoi throws away the career preference questionnaire.


Naoi's words are full of irony when he says that she will do anything if she tells her. Naoi can never understand Kurumi's way of life. Most of all, I also couldn't understand Kurumi becoming Kokoro's lover. I can't understand Kokoro's behavior at all.


In a classroom filled with deceit, Naoi is the only one who takes a good look at Kurumi.


Pandora's box

The desk with a grudge against Isanuma engraved on it is a metaphor for Isanuma. The empty classroom where it is located gives the impression of being a Pandora's box.


The countdown to destruction has begun.


Horie probably won't be able to stick to his principles either. I wonder what kind of words Horie will say to Kurumi.


No matter how much Kurumi tries to hide it, the truth will come out.


Kurumi's classmates may be suspicious of Kurumi. At the very least, Isanuma doubts the future. Kurumi has a motive.


The beginning of the first episode is probably Kurumi and Naoi's future. Ultimately, Kurumi's approval rating will be 1%. Naoi is the only one who supports Kurumi.


Comic Yurihime 3 Months Continuous Purchase Fair ~2023 Autumn~


Colored paper style board with reproduction signature

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At the Comic Yurihime 3 Months Continuous Purchase Fair ~2023 Autumn~, I received a colored paper-style board with the message "If that's love, break it.".


The key point is that it has a duplicate signature of Kuwabara-sensei.


It is impressive to see Kurumi and Naoi tied together with a red thread in the darkness. Is it better to say that Kurumi is bound by a red thread?


Just like that, Naoi is a spider that captures Kurumi with her red thread.


The sight of Kurumi and Naoi, both covered in scars, tied together with a red thread is precious.


Naoi's happy expression after capturing Kurumi is again...


Size comparison

Let's compare the sizes.


This is what it looks like when compared with the colored paper-style board of "Today,She is not here…" distributed at the Comic Yurihime 3 Months Continuous Purchase Fair ~2022 Summer~.


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I compared it with the mini colored paper "Does it Count if You Lose Your Virginity to an Android?" distributed at the 15th Melon Books Manga Festival ~2023 Summer~.


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When you compare it with the colored paper from PreCure Shikishi ART -20th Anniversary Special-, it looks like this.


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I lined it up with the acrylic key chain that was a paid bonus for Volume 1 of "If that's love, break it.".


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I would appreciate it if you could grasp the size.


Comic Yurihime 3 Months Continuous Purchase Fair ~2024 Winter~

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At the Comic Yurihime 3 Months Continuous Purchase Fair ~2024 Winter~, you can receive a colored paper-style board with a reproduction autograph of "A face you shouldn't show".


Volume 1 of "A face you shouldn't show" was released in November 2023. Some people may have already purchased it.


A yuri manga depicting how Misa, the No. 1 hostess, meets Io, an innocent actress, and their relationship deepens on a night out on the town.


The story is based on a profession where image is important and the night town, and the highlights include facial expressions that cannot be shown in public and Misa and others' struggles.


The rich relationship between Misa and Io captures the hearts of readers.


If you are interested, please check it out.


Lastly

"If that's love, break it." continues to tick down the countdown until it collapses little by little.


Naoi is the only one who can save Kurumi, who ends up dating Kokoro.


What kind of trouble will this desk with a grudge against Isanuma engraved on it cause?


The story of Kurumi, who is at her limit, and Naoi, who is a ray of hope, continues.


Naoi scraps and builds everything in Kurumi!

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