【感想】『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』~嫌いなあの子に全てを奪い尽くされる百合~

初体験


それは初めての体験。


時には、新鮮な気持ちを抱かせ、その世界観の虜にさせることもある。


大事なものを賭けて尊厳を取り戻そうとする少女・吉沢わかばと才色兼備かつ性悪な幼馴染・梅園小牧が嫌いな気持ちをぶつけ合う日々を表現した『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』。


勝負を重ねる度、わかばは小牧から大事なものを奪われることに…


今回は『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』の感想について語っていこうと思う。


『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』とは

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性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話 (角川スニーカー文庫)


『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』はタイトルの通り、吉沢わかばが性悪天才幼馴染の梅園小牧にありとあらゆる初体験を全て奪われ、小牧の存在を心と体に刻み込まれていく様子が楽しめる百合ラノベ。


小牧に尊厳を奪われたわかばは大事なものを賭けた勝負という名の沼にズブズブハマり、たくさんのものを小牧に捧げていく。


わかばと小牧の胸には、複雑な想いが渦巻いていた。


『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』を購入するきっかけ

感想を語る前に購入するきっかけについてまず話していきたい。


購入したきっかけは以下の3つ。



  • 第28回スニーカー大賞【金賞】受賞
  • みかみてれん先生と仲谷鳰先生がコメントしていたから
  • 矢野妃菜喜さん・大西亜玖璃さんのPV


多くの方がいずれかがきっかけで購入しているのかなと思わなくもない。書店や通販サイトで偶然見かけて購入したという方もいるかもしれないですが。


第28回スニーカー大賞で金賞を受賞したのが第1の理由。


何かの賞で実績を出しているかどうかで注目度が変わってくるなと思う。帯でもしっかりアピールされていた。


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次にみかみてれん先生と仲谷鳰先生がコメントしていたから。


みかみてれん先生といえば、『わたなれ』と『ありおと』の原作者だ。


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わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) (ダッシュエックス文庫)


百合ラノベや百合漫画を追っている方も多くは馴染みがあると思う。X上でみかみてれん先生が取り上げた百合漫画などを購入した経験がある方が多いのではないだろうか。


『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』を読んでいて、『わたなれ』や『ありおと』をイメージさせる描写があったなと感じたのはここだけの話。才色兼備だけど繊細な一面を持ち合わせている女の子が好きな女の子と勝負を挑む様子を見ていると。後は染め上げていくといった表現方法。


読み進めていく内に『わたなれ』や『ありおと』が何度か頭に浮かんだ。


仲谷鳰先生は『やがて君になる』の作者。


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やがて君になる(1) (電撃コミックスNEXT)


恋をする気持ちが分からず悩み続ける侑と誰に告白されても相手を好きになれない燈子の関係を描いた百合漫画ですね。大学の入試問題に『やがて君になる』が取り上げられたことでも話題になった。


みかみてれん先生と仲谷鳰先生が帯を書いていたのを見て、どんな感じのラノベなんだろうかという興味を湧いたのは確か。誰が言ったか・誰が書いたかといった部分も購入する動機になるのを実感する。


後はねぇ…やっぱりこれが大きな理由ですね。



CVが矢野妃菜喜さんと大西亜玖璃さんなのはジワるだろ!!!


『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』11話で衝撃的なシーンの立役者的な存在と言えるであろう矢野妃菜喜さんと大西亜玖璃さん。


告知を見た時、『ニジガク』の侑ちゃんとあゆぴょんが頭に浮かんだのですガァ!!!


正直、これが決定打になった。この設定にピッタリなチョイスだと正直感じた。思わず、マジか…マジか…って気持ちでいっぱいになったわけで。


矢野さんと大西さんの表現に惹き込まれた。わかばの困惑する感じや小牧のわかばの全てを握りしめている感じが上手く表現されていたと思う。


矢野さんと大西さんのコンビ、良いなぁという想いが強くなった。


『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』の感想

『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』の魅力は何はともあれ、わかばが小牧に一体何を奪われるのかという興味をそそられる点だと思う。


わかばが小牧にファーストキスを奪われるという展開でインパクトを出していた。ここから一体何を賭けて、わかばと小牧が勝負をするのかを追っていくことになる。


小牧がわかばを独り占めしたいというのが話を読み進めて行く度に実感できる。茉凛に対して嫉妬心を燃え上がらせるところとか。茉凛がわかばに今後どのようなアプローチを行うのか気になるところ。


わかばの初恋の男性を小牧が奪い取り、すぐに別れたという過去を見た時はマジか…となった。ここは人によって考え方変わりそうだな。帯を書いていたみかみてれん先生と仲谷先生はどう判断したのかなと思ったりした。わかばの大事なものを確かに奪い取ってはいるものの。


タイトルにあるように、わかばからありとあらゆる初体験を奪い取っていたのは確かだ。


好きだからこそ、全てを奪いたくなるというやつか。


最後に

第28回スニーカー大賞で金賞を受賞した『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』。


小牧が好きだけど嫌いなわかばの大事なものを次々に奪い尽くす様子が表現されている。


コミカライズ版も決定していることを考えると、KADOKAWAは『性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話』を売り出そうとしているのが分かった。


文章の表現は『わたなれ』や『ありおと』辺りが頭によぎる。この辺は人によって感じ方が違うと思うけど。


気になる方は一度チェックしてください。




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