【感想】『プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー』の魅力

芸能人


それは演技や歌などの芸能を生業に生きる人間。


舞台を降りた芸能人には、秘密があるとかないとか。


今回は『プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー』の感想や魅力について語っていこうと思う。


目次 『プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー』とは
『プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー』の感想
『プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー』の特典
最後に

『プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー』とは

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プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー


『プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー』はアイドル・モデル・女優の恋を題材にした百合アンソロジー。


8つの百合が花を咲かせる。


参加している作家はご覧の8人。


プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー参加作家.png


コミック百合姫やコミックNewtype、まんがタイムきららフォワードなどで知った方が多いのではないだろうか?


代表作はご覧の通り。


プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー代表作.png


『ロンリーガールに逆らえない』や『君と知らない夏になる』『ふたりべや』など、知っているないしすでに読んでいると感じている方が多いと思う。


基本情報は以下の通り。


プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー基本情報.png


ISBNなどを載せているので、参考して頂けたらなと。


桜木蓮先生達のXのアカウントIDも載せておくことに。





まだ、フォローしていない方はこれを機にフォローしてはいかがでしょうか?


『プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー』の感想

『プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー』の魅力は何かと聞かれたら、この5つを挙げる。


プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー魅力.png


ここに関しては人によって考えが異なると思う。


芸能人の秘密の恋物語を全編を通して楽しめるというのが魅力だ。


「プライベートは本人たちに任せております。」といった言葉はメディアでよく耳にするのではないだろうか。TVや舞台を通して、芸能人の華やかな一面を目にすることが多い。だけど、舞台を降り、芸能人のプライベートの姿を目にする機会は想像以上に多く、想像以上に少ない。


人によっては何度も目撃していることだと思う。


自分が思う各漫画のテーマはこちら。


プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジーテーマ.png


芸能人の恋をさまざまなシチュエーションで描かれており、各先生の色が出ている。


長くなりましたが、カバーイラスト・各漫画の感想について語っていくことに。


桜木蓮先生:カバーイラスト

アイドルが意中の人の胸に飛び込む姿が描かれたカバーイラストが目に飛び込んでくる。


桜木先生のキラキラした女の子は映える映える。


左手を絡み合わせ、心と体が繋がっているような感覚を覚えた。


セーラー服の女の子のスマホには、アイドルからのメッセージや写真が容量一杯に詰まっているのだろうか…


ピンクのスポットライトが2人を照らしているのも印象的。ライブの主役といったところか。


至るところにピンクが用いられており、キャラクターを引き立たせている。桜木先生はピンクが似合う女の子が好きだなと感じることが多い。


タイトルのロゴは『アネモネは熱を帯びる』が頭に浮かぶ。


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表紙をめくると、物語の舞台が幕を開けるといったところか。もしくはオンステージと言えば良いのか。


きぃやん先生:女、アイドル、蜜月

ベッドで真島プロデューサーに迫るルイの力ある一言がヤバい!!!


日和まくってる真島プロデューサーにシビれを切らした時のルイは覚悟があったな…


ロマンチックな雰囲気を台無しにしていたので、ルイがキレるのも無理はない。


アイドルとプロデューサーの関係を掘り下げた百合漫画。きぃやん先生自体、『アイドルマスターシリーズ』の同人誌を出している。


今回の百合漫画も『アイドルマスターシリーズ』から着想を得たのかな。


夢のステージでパフォーマンスを披露するルイは輝いていた。


やりたい仕事ができないアイドルと好きなアイドルとの距離感に悩むプロデューサーの葛藤を丁寧に表現していたのが印象に残る。


ルイに真実を告白する時の真島プロデューサーから葛藤が伝わってくる。芸能人との距離についてファンだけでなく、スタッフも悩んでいるのだろう。


ルイが真島プロデューサーにライブしたいことを告白したシーンにおいても、ルイが仕事のことでずっと悩み続けているのを実感させられる。黒いもやのような背景描写でルイが葛藤し続けていることが強調されているような印象を受けた。


車の中も暗く描くことでルイの不安や重苦しい空気が上手く表現されていたと思う。きぃやん先生、演出が本当に上手い。車の中にルイのグラビアが掲載されている雑誌を配置することで真島プロデューサーはルイに一体どういった感情を抱いているのか・ルイは一体どうなるのかなど、考えるきっかけが与えられているような。


冒頭におけるルイのグラビア撮影においても、ルイの悩まし気な表情・背景シートの質感・黒いもや・ルイに当てられた照明が相まって、ルイの葛藤がより強調されている。カメラを見つめるルイの眼差しが胸を締め付ける。背景シートがルイに圧迫感を与えていたような。


イラストを描くのが上手いのと漫画を描くのが上手いのは全く別だ。


真島プロデューサーのピアスは今後の展開のヒントになっていたのかなと思わなくもない。こうして話を追っていくと、読み手の興味を惹くためにさまざまなノウハウやこだわりが散りばめられているのだろう。


真島プロデューサーの対応にルイがショックを受けるシーンもオーバーに表現されていたけど、それによってルイがショックを受けているというのがよりダイレクトに伝わってきた。


芸能人がやりたいこと・スタッフが求めていること・大衆が望んでいることが乖離していることはそう珍しくはないのだろう。だからこそ、多くの芸能人達は仕事について悩み続けるのかもしれない。人によっては、芸能人の活動を見て、「やりたいことがそれなのか。」と感じた経験があるのではないだろうか。


人によっては、好きな芸能人が自分好みでない仕事を行っているのを見て、拗らせているのかなと思うことも。ファンの期待は時に芸能人を追い詰める可能性があることを踏まえると、節度を持って芸能人と接しようという想いが強くなる。


作中に描かれたホテルのドアは真島プロデューサーの心の鍵ないしドアのように見えた。ルイが真島プロデューサーの本心を知りたいというセリフの近くにドアの鍵を描くことで真島プロデューサーの本心が明らかになると感じさせる。


いくつもの歯車が見事に嚙み合った百合漫画だった。


樫風先生:ふたりでひとつだから

日向・アリサ・マリアが可愛すぎるんですがぁ!!!


樫風先生が双子を題材にした話を描くのが新鮮だった。


告知を見た時、「マジか!マジか!!」となりましたね。


可愛さのラッシュだったな…


日向のウブなところとアリサ・マリアのグイグイ来る感じが相まって、良い3人だなと思わせる。


アリサとマリアにコーディネートされた日向がマジで可愛すぎるんだけど!


アリサとマリアが告白した後に日向に壁ドンするシーンはじょっ情報量が多過ぎる…


アリサとマリアにロックオンされた日向に拒否権なんて…どこにもない…


ラストにおけるアリサとマリアの表情が破壊力抜群過ぎる。


Rest in peace!!


といった感じになった。日向!大事なものが体から出てる!出てる!!


ハートが飛び出る描写や山が描かれた缶コーヒーを見ていると、『ロンリーガールに逆らえない』を思い出した。


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日向達の衣装の数多く、日向達のいろいろな姿が楽しめるのも良いね。


双子であるアリサとマリアが日常生活において個性を認める人が見つからないことについて葛藤していたのも印象的。


発表を見た時、樫風先生が双子という題材をどう描くのかは注目していた。双子という設定を活かした演出をさまざまな創作物で目にする。『ふたりでひとつだから』では一体どんな展開が待っているのかと。


アリサとマリアは周囲の人間から別々に扱われなかったことについて触れられていた。ファッションやメイクが同じであるばかりか名前を間違えられることはアリサとマリアの心を傷つけるのに十分過ぎる。


アリサとマリアは似ているものの、いざ接してみると全くの別人といったところだろう。


日向がそれぞれの良さを活かさないともったいないと言っていた時のアリサとマリアは嬉しそうだったなぁ…個人的に好きなシーンだったりする。


双葉という苗字を見ると、アリサとマリアはふたりでひとつだと感じさせられる。


日向がメイクの準備をしているのを見ていた時のマリアの意味深な瞳が印象に残る。マリアは一体何を考えているのかという興味を湧かせる。


アリサとマリアの泣き顔がジワる…誰だ!泣かした奴は。


ちなみに、日向のフルネームは清水日向。苗字といい、見た目といい、『ラブライブ!サンシャイン!!』の千歌ちゃんが頭によぎったのだが…気のせいだな多分。


樫風先生は『ラブライブシリーズ』の同人誌を出している。『ラブライブシリーズ』の同人誌を出していた頃から応援していた方も想像以上に多いのだろうな。


日向という名前はアリサとマリアを照らす太陽といった意味があるのかなと想像したりもした。


ちなみに、日向達がデートした場所はお台場のダイバーシティ東京。『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』でも出てきましたね。看板とか窓ガラスの形とかもろダイバーシティ東京だ。朝日奈央さんや菊地亜美さん、『侍戦隊シンケンジャー』でことはの役を演じた森田涼花さんが所属していたアイドリング!!!が命名に携わっていましたね。


ここぞという場面に突入する前に美しいおててを描いていたのも良いなと思った。これによって、場面が大きく変わるのが分かりやすくなっている。


アリサが初対面の日向にそっけない態度で接していたのは、日向も自分達の個性を見ないだろうと思い、何も期待していなかったからではないかと解釈した。


わずかな判断で日向の運命を大きく分けるとは…


ロンリーツインズに逆らえない。そんな百合漫画だったと思う。


5日ぶりは久しぶりの範疇と言って良いでしょう。


アリサとマリアの心を奪ったばかりか寂しいを想いを抱かせ、泣かせたことに関しては日向マジで許さん。アリサとマリアの責任を取らなあかんやろ。日向の罪の重さを図に表すと、こんな感じ。


日向とアリサ・マリアの罪の重さ.png


厳正かつ公平に判断させて頂きました。アリサとマリアは良い子なのに一体何が不満なんだ!?と日向に言いたくなるわ。アリサとマリアのベッドが日向を捕らえるプリズンといったところか。


雪子先生:アイドルやめたらしたいこと

アイドルとして第一線で活躍している美穂乃とアイドルを引退した蒼の甘々な描写が印象に残る。


ラストで蒼が美穂乃にアイドルは恋愛禁止と言った瞬間がどこか魅力的だった…


元アイドルの女の子のその後とアイドルを辞めた理由について掘り下げられている。アイドルを辞めた後も周囲の目を気にしないといけないのは辛いな。


美穂乃が蒼とダブルセンターを務めたかったと言った時、複雑な表情をしていた。


美穂乃に蒼の行方を聞くファンがいる描写があったけど、引退したアイドルの行方を聞く行為は流石にないと思った。まだ活動しているアイドルに失礼だし、アイドルを辞めた蒼にも失礼。美穂乃の握手会に参加したファンは何を期待していたんだ。美穂乃が言える範囲も限られているだろうし。


恋愛ソングについて美穂乃と蒼が話しているシーンを見ていて、美穂乃はファンのことを大事にしているんだろうなと思った。ファンって想像以上にバカではない。勘が鋭いファンは想像以上に多いのかもしれん。


歌詞の内容で美穂乃と蒼が公になる可能性を秘めている。アイドルは夢を提供する職業だなと思うばかり。仮に美穂乃と蒼を察することのできる恋愛ソングを美穂乃が出したら、一体どうなるのだろうか。ファンが夢から覚めるような行為はよろしくないのだ。恋愛ソングが絶対ダメというわけではないのだが、蒼がファンを軽んじる発言はどうなのか悩む。


蒼がファンが撮る美穂乃の写真を絶賛しているシーンはバズーカのようなカメラを持つカメコが頭によぎる。サンニッパの見た目とかビックリする。


雪子先生が『ラブライブシリーズ』の同人誌やイラスト描いていたのも驚きだったな。


かいばしら先生:それで食ってる

恋い慕うあまり離れられない状態を意味する依依恋恋を題材にした百合漫画。


葉月とらむのギャップが印象に残る。


ステージの上とプライベートで全然違う!と言いたくなった。


ここぞという時にらむが頼もしいなと思わなくも。


らむぴは天然アイドルという設定だけど、葉月に対する想いは本物だ。


葉月とらむのギャップや葉月の繊細な心理描写、らむのここぞという時の頼もしさが魅力なのだと解釈している。


人によって、他に魅力的だと感じる部分があるかもしれない。


葉月の恋と仕事をどちらを取るのかという問いかけに対するらむの回答がラストにおける描写なのだろう。


らむが葉月と付き合っていることを公の場で宣言すると、メディアも反応する。SNS上でも多くの人間がいろいろな意見を投稿するだろうし。


よくよく見ると、らむが周囲の人間に対してキレているような。周囲の人間達が葉月を追い詰めていたことに対し、らむは許していないのでしょう。


プライベートの芸能人に声をかけたり、勝手に写真を撮る人間マジで大嫌いだわ。


葉月の出演するドラマにキスシーンがあることを知ったらむが葉月にすぐ上書きするからと言うシーンもらむが葉月のことが好きだと実感できるシーンの1つ。


天然を演じているけど、芯のあるらむはどこかカッコよく映る。周りの人間を全て敵に回してでも葉月を選ぶところが最高にロック。


れぇ先生:そういうこともある

舞が小松に1番近くでギターを聴かせると言ったシーンが印象に残った。おでことおでこがくっついていたな。いわゆる、おで○ぱしーというやつか…


舞がギターを演奏するシーンもこだわっていたと思う。


前半における舞のセリフを見たら、そこに答えがあったと実感させられる。


バンドと聞くと、『ぼっち・ざ・ろっく!』が頭に浮かぶ。きくり良いキャラしてる。


青木あのね先生:キスを水槽に閉じ込めて

ハルのリアクションが豊富だったのが印象的。アキの仕事の枷になりたくないというのが分かった。


感情のジェットコースターというやつだろうか。


作中に描かれていたペンギンのぬいぐるみが可愛かった。


みかん氏先生:淡色片想い

まきによるレイの個人レッスンにゾクッとした…


アグレッシブなレイに只々驚かされた。思わず、


マジかぁぁぁ!!!!!


と言いたくなってしまいましたね。


攻めているにも程がある。


レイが発したドラマのセリフがリアルに映る…


というかレイの行動が怖い!怖い!!怖い!!!


いや、ガチやん…


マジで上辺だけしか見ていなかったな…まき。


皆、アイドルに夢を見過ぎているというレイのセリフはどこか生々しかった…


アイドルに限らず、俳優やYouTuber、テレビ番組などに夢を見過ぎている方が想像以上に多いのかもしれない。


夢を演出する職業のサガというやつか。


どんな状況に陥っても、まきが女優という職業に誇りを持っている姿も印象に残る。仕事をしている時の自分が1番好きと言っていた時のまきが人間味溢れていた。


だからといって、不法侵入は良くないぞまき。まきのしたことはあまりにも重過ぎる。


1つ目はまきがレイの自宅に不法侵入したこと。2つ目はまきがレイの心を盗んだこと。3つ目はまきが関係終わりとか言ってレイを泣かしたこと。重罪ですね。


まきとレイの罪の重さを天秤で表すとこんな感じ。


まきとレイの罪の重さ.png


厳正かつ中立な判断で罪の重さを測りました。


みかん氏先生、『バンドリ』のさよひなのイラストをたくさん描いていたのも印象的。さよひなは見ていて、癒される。


淡色片想いの元ネタは松浦亜弥さんの桃色片想いでしょう。片想いと名のつくアイドルソングと言えば、SKE48さんの片想いFinallyとかも。


『プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー』の特典

『プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー』には特典がある。


特典を配布していた店舗はご覧の2つ。


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実物はこちら。


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それぞれの特典について紹介していこうと思う。


メロンブックス:クリアファイル

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桜木先生のイラストを使用したクリアファイル。


カバーイラストと同じだ。


ピンクの衣装を身に纏ったアイドルがステージを見守るセーラー服の女の子に飛び込んでいる。


ステージと客席。仕事とプライベート。2つの境界が曖昧になり、少女達は気持ちと気持ちを通じ合わせていく。


桜木先生の描く女の子は本当にキラキラしている。


裏はこのようになっている。


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カバーイラストのアップですね。


ゲーマーズ:描き下ろしブロマイド

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ゲーマーズでは、みかん氏先生による描き下ろしブロマイドが付いてきた。


カバーイラストの2人。


カバーイラストの描写を組み合わせると、ストーリー展開ができそう。


ステージから客席にダイブしたアイドル。対するセーラー服の女の子はアイドルにグイグイ迫られ、戸惑いを隠せない…


そんなことをお構いなしにアイドルは最前!ゼロ距離!・爆レス!の3連コンボをセーラー服の女の子にお見舞いする。


目を合わせられないセーラー服の女の子は頬をさらに赤くしていく。


アイドルの全身からセーラー服の女の子に対する好きという気持ちで溢れている。


特典自体は全2種類と少なめだけど、揃えやすい点は良い点なのかなと思ったりした。


最後に

芸能人の恋愛だけでなく、プライベートや仕事に対する葛藤などを掘り下げた『プライベートは本人たちに任せております。 芸能人×百合アンソロジー』。


1冊でいくつもの物語が楽しめる。気になる作家さんがいると感じた際は一度チェックしてください。


推しの力は偉大。推しに巡り会えたことを出版社や神様に感謝してる。推しは時に大きな力をくれるような気がして。


推している作家さんの漫画が打ち切られたとしても、何度でも立ち上がりますよ。


こういった機会は大事にしていけたらなと思う。

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