『あさぎ色のサウダージ』2話の感想を紹介することに。
基本情報
タイトル | 『あさぎ色のサウダージ』2話 |
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作者 | サクタロー(@sktr_sgt) |
掲載誌 | コミックNewtype |
出版社 | KADOKAWA |
配信日 | 2024年2月9日 |
コミックNewtype | https://comic.webnewtype.com/contents/saudade/ |
『あさぎ色のサウダージ』2話の内容
『あさぎ色のサウダージ』2話では、蓮とまつりが家電量販店で漫画を描くために必要な道具を揃える様子が描かれていた。
1年後に大成しなかったら、一緒に死のうと提案したまつりに対し、蓮は覚悟を問う。
『あさぎ色のサウダージ』2話の感想
ラストの蓮に超シビれた…
1話、1話がとても繊細かつヘビーで読み応え抜群!
歯ごたえのある百合漫画ですね。
人間の人生・漫画家という職業という2つの題材をしっかり活かしているのがとても良い。
キャラクターは可愛いし、細部まで描き込まれた背景や小物に只々驚かされる…
サクタロー先生のこだわりは凄いなと毎度毎度実感するわ。
それでいて、蓮とまつりが緻密に描き込まれた背景に埋もれていないのも単純に凄い。
タバコを吸う時の蓮もとってもリアル。
素直になれない蓮が可愛く映る。
ペンタブで線が引けたことに感動する蓮も印象的だ。こういった気持ちって漫画に限らず、多くの場面で起こり得る感情なのだろうな。ロボットが一歩を踏み出す瞬間やゲーム画面を起動させた時とか。
まつりにおすそ分けされた煮物を大事に食べようと言っていた蓮も可愛い。1話の内容から察するに、その日を生きるのに精一杯だったんだろうな。蓮。
食べ物の描き込み具合の凄さは以前サクタロー先生が描いていた『トヨちゃんの定食』を思い出しますね。
電車の中で飴ちゃんをシェアする蓮とまつりが尊い…
何気ない日常の風景だけど、こういった時間が貴重だと思うんですよ。
口の中で飴ちゃんを転がす蓮とまつりが本当に可愛い。
少しずつ重厚感が増し、蓮の感情が爆発する瞬間が印象に残る回だった。
X上で『君と綴るうたかた』っぽい漫画と聞いて読んだ方が多いと思うけど、個人的には『君と綴るうたかた』と性質がまるで違い過ぎる。最初は『きみつづ』っぽさを感じなくもないという考えはあったけど、今なら全然違うと答える。
『あさぎ色のサウダージ』2話の考察
『あさぎ色のサウダージ』2話は漫画家になるための準備と覚悟を描いた話。
心に深い深い闇を抱えた蓮とまつりは1話の時に一緒に漫画を描く決意をした。だけど、提案したまつりは仕事で多忙なため、漫画を描く準備がなかなか進まない。対する蓮はそんなまつりに対し、苛立ちを募り始める。
今回の話において、漫画家としての一歩を踏み出せる人間とそうではない人間の違いを実感できる内容に仕上がっているのではないだろうか。
蓮の言動を見る限り、漫画を覚悟はできているようだ。
ここでは、『あさぎ色のサウダージ』2話の内容についてもう少し検討していくことに。
後悔
蓮はまつりと会いたくないと強く感じていた。だけど、神様のいたずらなのか蓮とまつりは再会することに。
蓮自身、まつりに過去の出来事を謝らないといけないという罪悪感に悩まされていた。蓮とまつりの間で生じた出来事は漫画に関係しているのだろう。1話の内容から察するに、蓮とまつりは本気で漫画家を志していたのではないかと捉えている。
蓮の指にできたペンだこがその証拠。
ペンだこができる程、蓮は漫画に打ち込んでいた。
そこまでの熱量があった漫画を蓮が一度捨ててしまうことを踏まえると、蓮とまつりを取り巻くものはかなり根深い。
蓮がまつりが漫画に関するしくじりを犯したことを指摘していた。一体どんなしじくりをまつりはしたのだ???
愛煙家
タバコを吸う蓮が様になっている。
一緒に死のうというまつりの言葉の重さをタバコで上手く表現しているのが印象的。蓮が重いと言った後、吸い殻が中々落ちないタバコが描かれていた。
黒い吹き出しで蓮の心理描写を表現しているのが『あさぎ色のサウダージ』の特徴。蓮の一言一言も重い。
タバコの煙が哀愁を漂わせていた。蓮の苦悩をさらに強調しているような。
タバコを吸えないくらいに蓮はまつりの言葉に葛藤し続けている。
まつりの口から中々出ないであろう死という言葉が蓮の心に渦巻く。
数多くの建物やガシェットのような無機的な描写だけでなく、煙などの有機的な描写もキャラクターや物語を彩る。
タバコから出てくる煙は蓮の口から出たため息のように思える。それを踏まえると、タバコは蓮のメタファといったところか。
ぶらり家電量販店までの旅
電車や駅の描き込みも舌を巻く。
1話の時でも大きな存在感を放っていた東京スカイツリーが印象的だ。『あさぎ色のサウダージ』における聖地はどこかと聞かれたら、東京スカイツリーを真っ先に答えるだろう。東京スカイツリーが放つ光によって、まつりは孤独な蓮を見つけ出すことができたのかな。
前述でも触れましたが、飴ちゃんをシェアする蓮とまつりが可愛い。
「オレンジの甘酸っぱさが体に染み渡った」という蓮のセリフも印象に残る。
というわけで飴のフレーバーについて考えていくことに。
登場した飴のフレーバーは以下の通り。
【飴のフレーバー】
- 蓮:オレンジ
- まつり:ぶどう
オレンジは純粋・愛らしさなどの花言葉を持つ。また、オレンジという色は温かみや元気などを想起させる。漫画に対する姿勢はまつりよりも蓮の方が純粋かつ前向きな印象を受ける。
甘酸っぱい味と聞くと、青春が思い浮かぶ。まつりとの再会を機に、蓮はかつての青春をやり直しているようだ。少なくとも、蓮は自殺する前に比べて変化が見られる。
一方、ぶどうは思いやりや陶酔などの花言葉を持つ。まつりは家族や蓮に対してできる限りの気遣いを行っていた。まつり自身、良かれと思ってやっている行動が逆に蓮を追い詰めていたのも印象的。蓮以外の人間達もまつりの気遣いが重いと感じていたのかもしれない。
陶酔という花言葉もまつりの一面を表現するのにふさわしい気がする。良かれと思っている自分に酔うまつりが家族を失うと考えたら、胸を締め付けられる。まつり自身、他人からどのように見られているのか理解できていないのではないだろうか。
最も、まつりの優しさで蓮は1年間の猶予期間が与えられたのは確か。
ちなみに、作中に登場した駅は東武鉄道伊勢崎線の鐘ヶ淵駅。東京都墨田区にある。
東武鉄道伊勢崎線は『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』でしんちゃんが利用していた。目的は群馬県桐生市にある群馬ヘンダーランドで捕らわれている両親の救出。
鐘ヶ淵駅から蓮とまつりがいたであろう新桐生に行くには、東武鉄道伊勢崎線の太田駅まで行き、そこから桐生線に乗り換える必要がある。早く行くためにはりょうもう号に乗ることになる。
東京から桐生市まで行くのにそこそこ時間がかかるなという印象が強い。春日部市からでもそれなりに時間がかかりますね。
蓮の葛藤
家電量販店で蓮が店員に男性と間違えられるシーンは1話の冒頭を思い出させる。
男にも女にもなりきれなかったという蓮の言葉に苦悩が詰まっている。
まるで蓮は蚊帳の外といった感じだ。
まつりが蓮に代わってパソコンなどの準備を進めているのを見ることしかできない蓮。まつりの笑顔は可愛いけど、蓮に追い打ちをかけているような。
パソコンに関する知識が不足しているだけでなく、パソコンを購入するための費用を捻出できないという葛藤も蓮を苦しめる要素だったと思う。
会計時における蓮とまつりの間に距離があるような。まつりがパソコンなどの代金を支払ったのでしょう。
漫画家になるための覚悟
漫画家は選ばれた人間。
これは私の考えだ。
漫画を描くことはやろうと思えば誰でも始められるのかもしれないけど、漫画家として大成するのは一握り。
これは漫画家に限った話ではない。
私自身、サクタロー先生は選ばれた方だと捉えている。
サクタロー先生はどう思っているか分からないですが。他の方達はどう思っているのかな?
まつりのスケジュールを見て、蓮は漫画を描けないという不安に駆られたのが印象的だ。
蓮とまつりは学生時代に漫画家を志していたけど、スケジュールなどが合わず、仲違いしてしまったのではないだろうか。
稼げる時に稼いでおかないというまつりの主張を全否定する気はないけど、本当に蓮とまつりは漫画を描けるのかという疑問に駆られたのは確かだ。
まつりと一緒に居られる時間が少なくなるのに比例し、蓮の不安や疑念、怒りを倍増させる。本当に漫画を描けるのかという想いが蓮の心の中で大きくなる。
注文書に必要事項を記入するためのペンを握る蓮の手の力が強くなっていた。苛立ちと言えば良いのか。
蓮とまつりのやり取りを見ていると、漫画家になるのは想像以上に難しいのかなと思わなくもない。
人によっては難しくないと主張するかもしれないけど、漫画家として第一線で活躍し続けるのは相当難しい。
漫画家になるためには、それ相応の覚悟と信念が必要だということだろう。ただの読者が何を言っているんだという感じですが。
蓮がまつりを怒ったのは、まつりから漫画を描くという信念が伝わってこなかったからだと解釈している。
まつりがこのままズルズル予定を引っ張って、漫画1本も描けませんでしたとなったら、蓮にとっては洒落にならない話。1本の漫画ができあがるまでにさまざまな不安が漫画を描く人間に伴うのだろう。
サクタロー先生はここまで来るのに想像以上の苦労があったのかなと。
兼業漫画家の方が全くいないかと言われたら、そんなことはない。
漫画を描くとは一体どういうことなのか・漫画家を目指すとは一体どういうことなのかというのを蓮とまつりのやり取りから考えさせられる。仕事や学校をやめて時間を作ったら、漫画が描けるかといえば、そうではないと答える。この辺は意識の持ち方ではないだろうか。
以前、自分の子供が漫画家になるために学校を辞めたから身近にいる漫画家に相談した方がいるみたいな話を聞いたけど、その方は自分の子供が学校をやめてどうしようと立ち往生していたんじゃないかなと思ったりした。
スケジュールで揉めた時の蓮とまつりに距離があった。
もう少し深掘りすると、このようになる。
漫画を描く覚悟ができているかどうかの違いをラストの描写で感じ取れるのではないかと解釈している。自分の居場所が見つからず彷徨い続けていた蓮にとって、漫画は残された唯一の道なのかもしれない。
最後に
いよいよ蓮とまつりの漫画製作が始まるかと思ったら、まさかの足踏み。
蓮とまつりの漫画製作は前途多難。心の声を荒げる蓮に対し、まつりはどのような言葉を投げかけるのか。
蓮の繊細な一面や苛立ち、焦りなどが丁寧に描かれていたのが印象的だ。
3話以降、どのような展開が待っているのか気になるところ。
English edition
※This English is a machine translation.※
I would like to introduce my impressions of episode 2 of "Pale Blue-green Color Saudade".
Basic information
Title | "Pale Blue-green Color Saudade" episode 2 |
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Author | Sakutaro |
Publication magazine | Comic Newtype |
The publisher | KADOKAWA |
Release date | February 9, 2024 |
"Pale Blue-green Color Saudade" 2 episodes
Episode 2 of "Pale Blue-green Color Saudade" depicts Ren and Matsuri gathering the necessary tools to draw a manga at an electronics store.
Matsuri proposes that if they don't succeed in a year, they'll die together, but Ren questions her resolve.
Thoughts on episode 2 of "Pale Blue-green Color Saudade"
I was really shocked by the lotus at the end...
Episode 1 is very delicate and heavy, making it a great read!
It's a heartwarming yuri manga.
It's great that it makes good use of two themes: human life and the profession of a manga artist.
The characters are cute, and the detailed backgrounds and accessories are simply amazing...
Every time, I realize that Sakutaro-sensei's commitment is amazing.
Still, it's simply amazing that Ren and Matsuri aren't buried in the intricately drawn background.
Ren also looks very realistic when she smokes a cigarette.
Ren, who can't be honest, looks cute.
Ren's excitement at being able to draw lines with a pen tablet is also impressive. I think these feelings can occur in many situations, not just manga. The moment the robot takes a step or when the game screen starts up.
Ren, who said that she should take care of the stew that was shared at the festival, was also cute. Judging from the content of the first episode, I guess she was doing her best to live that day. Ren.
The amazing quality of the food drawings reminds me of "Toyo-chan's Teishoku", which Sakutaro-sensei used to draw.
Ren and Matsuri sharing candy on the train is precious...
It may seem like a casual scene from everyday life, but I think these moments are precious.
Ren and Matsuri rolling candy in their mouths are really cute.
The episode gradually became more profound, and the moment when Ren's emotions exploded left an impression on me.
I think there are many people who read this manga on X because they heard it was a manga similar to "The Summer You Were There", but personally, I think the nature of it is too different from "The Summer You Were There". At first, I thought it felt a bit like "Kimitsudu", but now I say it's completely different.
Consideration on "Pale Blue-green Color Saudade" episode 2
Episode 2 of "Pale Blue-green Color Saudade" depicts the preparation and determination to become a manga artist.
Ren and Matsuri, who have a deep darkness in their hearts, decide to draw a manga together in the first episode. However, Matsuri, who proposed the idea, is busy with work, so preparations for drawing the manga are slow to progress. Ren, on the other hand, begins to grow irritated with Matsuri.
I think this story is designed to make you realize the difference between people who can take a step forward as manga artists and people who can't.
Judging from Ren's behavior, it seems like she's ready for a manga.
Here, we will discuss a little more about the contents of episode 2 of "Pale Blue-green Color Saudade".
Regret
Ren felt strongly that she did not want to meet Matsuri. However, Ren and Matsuri end up reuniting, perhaps due to a prank from the gods.
Ren herself was plagued by the guilt of having to apologize to Matsuri for what happened in the past. The events that occurred between Ren and Matsuri are probably related to the manga. Judging from the content of the first episode, I believe that Ren and Matsuri seriously wanted to become manga artists.
The writer's callus on Ren's finger is proof of this.
Ren was so devoted to her manga that she could feel the writer's callus on her fingers.
Considering that Ren once abandoned the manga that was so passionate about it, the things surrounding Ren and Matsuri are quite deep-rooted.
Ren was pointing out that Matsuri had made a mistake regarding the manga. What exactly did Matsuri do? ? ?
Smoker
It looks like a lotus smoking a cigarette.
It's impressive how well the cigarettes express the weight of the festival's words, "let's die together." After Ren said that it was heavy, a picture of a cigarette with the butt barely falling was drawn.
"Pale Blue-green Color Saudade" is characterized by the use of black speech bubbles to express Ren's psychological depiction. Ren's every word is heavy.
The cigarette smoke gave off a melancholy atmosphere. It seems to further emphasize Ren's suffering.
Ren continues to struggle with Matsuri's words to the point where he can't even smoke.
The word "death" that would never come out of Matsuri's mouth swirled in Ren's heart.
Not only inorganic depictions such as numerous buildings and gaschetes, but also organic depictions such as smoke color the characters and story.
The smoke coming out of the cigarette seems like a sigh coming out of Ren's mouth. With that in mind, cigarettes can be considered a metaphor for Ren.
A trip to the electronics store
The drawings of trains and stations are also eye-catching.
The Tokyo Sky Tree, which had a huge presence even in the first episode, is impressive. If you were to ask me where the sacred place in "Pale Blue-green Color Saudade" is, I would probably answer Tokyo Sky Tree first. I wonder if Matsuri was able to find the lonely Ren by the light emitted by the Tokyo Sky Tree.
As I mentioned earlier, Ren and Matsuri sharing candy is cute.
Ren's line, "The sweet and sour taste of the orange permeated my body" also left an impression on me.
So I decided to think about candy flavors.
The candy flavors that appeared are as follows.
【Candy flavor】
- Ren:orange
- Matsuri:grape
Orange has the flower language of purity and loveliness. Additionally, the color orange evokes warmth and energy. I get the impression that Ren's attitude toward manga is more pure and positive than Matsuri's.
When I hear sweet and sour taste, I think of youth. After reuniting with Matsuri, Ren seems to be reliving her former youth. At least Ren has changed since before she committed suicide.
On the other hand, grapes have flower language such as compassion and euphoria. Matsuri was caring for her family and Ren as much as she could. It was also impressive that Matsuri's actions, which she thought were good, ended up pushing Ren into a corner. People other than Ren may also have felt that Matsuri's concern was heavy.
I feel that the flower language of euphoria is also suitable to express one side of Matsuri. The thought of Matsuri losing her family, who thinks she's a good person, makes her heart clench. I wonder if Matsuri herself doesn't understand how she is viewed by others.
Most certainly, due to Matsuri's kindness, Ren was given a grace period of one year.
By the way, the station that appears in the story is Kanegafuchi Station on the Tobu Railway Isesaki Line. Located in Sumida Ward, Tokyo.
The Tobu Railway Isesaki Line was used by Shin-chan in "Crayon Shin-chan: Adventure in Henderland". The goal is to rescue the parents who are being held captive at Gunma Henderland in Kiryu City, Gunma Prefecture.
To go from Kanegafuchi Station to ShinKiryu, where Ren and Matsuri would have been, you need to go to Ota Station on the Tobu Railway Isesaki Line and then transfer to the Kiryu Line. In order to go quickly, I will take the Ryomo train.
I have a strong impression that it takes quite a while to go from Tokyo to Kiryu city. It takes quite some time even from Kasukabe city.
Ren's conflict
The scene where Ren is mistaken for a man by the clerk at an electronics store reminds me of the beginning of episode 1.
Ren's words that he was unable to become both a man and a woman are full of anguish.
It's like Ren is out of the loop.
Ren can only watch as Matsuri prepares computers on Ren's behalf. Matsuri's smile is cute, but it feels like she's giving Ren another blow.
I think Ren was suffering not only from a lack of knowledge about computers, but also from the struggle of not being able to come up with the money to buy a computer.
There seems to be a distance between Ren and Matsuri at the time of payment. Matsuri probably paid for the computer and other things.
Preparation to become a manga artist
Manga artists are chosen people.
This is my idea.
Anyone who wants to draw manga may be able to start, but only a handful become successful manga artists.
This is not just a story for manga artists.
I personally consider Sakutaro-sensei to be the chosen one.
I don't know what Sakutaro-sensei thinks. I wonder what other people think?
It's impressive that when Ren saw Matsuri's schedule, she became worried that he wouldn't be able to draw manga.
Ren and Matsuri aspired to be manga artists when they were students, but I think their schedules didn't match up and they fell out.
I don't want to completely deny Matsuri's claim that she doesn't make money when she can, but it does make me question whether Ren and Matsuri are really capable of drawing manga.
The less time she can spend with Matsuri, the more Ren's anxiety, doubts, and anger increase. Ren's thoughts grow in her mind as to whether she can really draw manga.
Ren's hand was gripping the pen she was using to fill in the necessary information on the order form. Is it okay to call it irritation?
Watching Ren and Matsuri's interactions, I can't help but think that becoming a manga artist is more difficult than I imagined.
Some people may argue that it's not difficult, but it's quite difficult to stay active on the front lines as a manga artist.
In order to become a manga artist, you need a certain amount of determination and belief. I'm just wondering what the average reader is saying.
Ren interprets that the reason why she was angry with Matsuri was because Matsuri did not convey her belief in drawing manga to her.
If Matsuri continues to drag on her schedule and ends up not being able to draw even a single manga, it would be a shame for Ren. The people who draw manga probably go through a variety of anxieties before a single manga is completed.
I think it must have been more difficult for Sakutaro-sensei to get to this point than I imagined.
If you ask me if there are any part-time manga artists, that's not the case.
The exchange between Ren and Matsuri makes you think about what it means to draw manga and what it means to aim to become a manga artist. If you ask me if I could draw manga if I quit work or school and made time for it, I would say no. Isn't this a matter of awareness?
I once heard a story about someone who consulted a manga artist close to them because their child quit school to become a manga artist, but that person was stuck wondering what to do after her child quit school. I sometimes thought that she might have been there.
There was a distance between Ren and Matsuri when they had a conflict over schedules.
If you dig a little deeper, you'll see something like this.
My interpretation is that you can feel the difference in whether or not you are ready to draw a manga in the final depiction. For Ren, who has been wandering without ever finding her place, manga may be the only path left.
Lastly
I thought production of the Ren and Matsuri manga would finally begin, but unexpectedly it stopped.
The production of the Ren and Matsuri manga has a tough road ahead. What words will Matsuri say to Ren, who is crying out in her heart?
I was impressed by the careful depiction of Ren's delicate side, irritation, and impatience.
I'm curious to see what kind of development awaits after episode 3.
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