救いを求め続ける愚者の少女達のいびつな恋物語『今日はカノジョがいないから』。今回は『今日はカノジョがいないから』24話の感想について語っていこうと思う。

『今日はカノジョがいないから』24話の内容・魅力

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『今日はカノジョがいないから』24話では、部活終わりの七瀬を待っていたはずのゆにが風羽子に会いに行く様子に加え、風羽子と優月の対話が描かれていた。

1番星・ゆにを最初に見つけるのは風羽子なのか。それとも七瀬なのか。

『今日はカノジョがいないから』24話の感想

やっぱ、ゆにと風羽子のカップルなんだよなぁぁ！！！！！！！！！

七瀬じゃ役不足なんですよ。

あんな近くにゆにがいたのに、見つけられないとか。

七瀬、ポンコツかよ！！！

風羽子はゆにがいないと救われないんだなというのがよく分かる。ゆにも風羽子の寵愛を受けないと、生きることができないわけで。

七瀬に申し訳ないといった感じの視線を向けた後、風羽子に会いに行くゆにが本当にクズとしか言いようがない。

たった2つのメッセージでゆにの心が動かされるのを考えたら、ゆにと七瀬の恋人関係なんて砂上の楼閣といったところだ。七瀬に対する裏切り行為をあっさりとやってのけるゆにがどうしようもなさすぎる。風羽子は的確にゆにの欲しい言葉を発するだけでなく、ゆにの望みを叶えるだけの慈悲がある。猛毒といった方が正しいかもしれないけど。

普段からゆにや風羽子のことをクズ呼ばわりしているけど、ゆにと風羽子は弱い人間と言った方が正しいのかもしれない。『今日はカノジョがいないから』を読んでいると、人間は1人では生きられず、孤独による辛さ・好きな人に選ばれない辛さは人間を極限までに追い詰めるというのを実感する。風羽子はゆにに救いを求め、ゆには風羽子に救いを求める。

「人」という字は互いに支え合っている状態を表現しているみたいな言葉を目にするけど、ゆにと風羽子は互いに依存しながら生きているのは確か。24話の段階においては支え合っていると表現がふさわしいような。ここは正直迷っている部分だ。

風羽子のメッセージを見たゆにはどこか嬉しそう。東京大学をモチーフにしたような大学のオープンキャンパスにおいて、ゆには取り残されていたような印象を受けた。正直、オープンキャンパスに参加していたゆには場違い。迷える修道女だ。

ゆにの影の描写も岩見先生のこだわりが詰まっていたし、1話1話が本当に緻密。

優月と対話した風羽子がやっぱりゆにを諦めきれないのを見て、どこか人間味に溢れているなと感じた。赤ちゃんの無垢な一面を見た風羽子が涙した理由も何となく分かる。その時の風羽子は優月同様、慈愛に満ち溢れていた。風羽子がクズなのは変わりないけど。

今まではインモラルな雰囲気が印象に残っていたけど、今回の話はどこか温かみを感じさせる。優月との対話を経ても、ゆにに対する想いを捨てられなかった風羽子の慈愛によるものだろう。

最悪な現実において、救済する者がいる。そして、人間だれしも救いを求めている。ゆにと風羽子が一緒になれば、孤独や居場所が見つからない辛さなどを乗り越えられるのだと思う。

星の数ほど人がいてゆにちゃんが私を見つけられなくても

私は絶対に見つけるよ

『今日はカノジョがいないから』24話より引用

このセリフから風羽子のゆにに対する愛情が滲み出ている。ゆにを象徴する月が描かれていたのも印象的。月が闇に包まれているのは、人ごみに紛れているゆにのメタファといったところか。

風羽子の慈愛とゆにに対する恋心が繊細に描かれた話に仕上がっていたと思う。

『今日はカノジョがいないから』24話の考察

今回の話は風羽子が過去と向き合う姿・ゆにが風羽子と七瀬のどちらを選ぶかの両輪で構成されている。

優月に全てを打ち明ける風羽子は迷える修道女のようだった。

ここでは、『今日はカノジョがいないから』24話の内容についてもう少し深掘りしていくことに。

サブタイトル

サブタイトルは「懐心」。風羽子と優月の過去に加え、自らの醜い一面を悔い改めた風羽子が優月の赤ちゃんに愛情を感じる様子を表現しているのだろう。

冒頭に書かれていた「星は廻る。」という一文。優月が風羽子を可愛がったように、風羽子が赤ちゃんに愛情を向ける様子を感じさせる。後はゆにを見つけるために風羽子が広い星空を駆け巡る様子も頭に浮かんだ。

迷える修道女と慈愛に満ち溢れた慈母

長い時を経て、風羽子が優月に自らの想いを告白するシーンは『今日はカノジョがいないから』24話における見どころの1つ。

赤ちゃんに愛情を注ぐ優月を目にした風羽子が複雑な想いを抱いているのがよく分かる。

優月は迷える風羽子に対して優しい視線を向けていたのが印象的。風羽子と優月の構図は迷える修道女と道を示す女神のような関係に映る。

優月の目線が風羽子の目線より上になっていた。窓から射し込む光は救いの光といったところか。母となった優月の神々しさを増しつつ、風羽子に救いの手を差し伸べているような印象を受ける。過ちを犯した修道女が贖罪し、神に救いを求める構図という表現がしっくりくる。端的に言うなら、懺悔。風羽子が自らの罪を女神に告白すると。

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『今日はカノジョがいないから』4巻のカバー裏には、修道女姿のゆにと風羽子が描かれていた。『今日はカノジョがいないから』4巻を読んでいたせいか、24話における風羽子を迷える修道女だと感じた。『今日はカノジョがいないから』4巻のカバー裏はゆにと風羽子を端的に表現されていると思う。

優月は赤ちゃんが風羽子のように育って欲しいと言っていたけど、風羽子のように賢い人に育って欲しいという意味合いではない。風羽子のように優しい人に育って欲しいと優月は願っているのではないだろうか。優月は赤ちゃんに対し、自分のように育って欲しくないと感じているような。風羽子の想いに正面から向き合わず、風羽子の心を傷つけたことを優月は後悔していたのかもしれない。風羽子に背を向ける優月は後ろめたさを抱いていた。

風羽子が赤ちゃんに対して可愛いという感情を抱いたからこそ、優月は風羽子が変わったと発したわけで。風羽子の口からそんな言葉が出てくるとは予想していなかったのだと解釈している。

風羽子が変わった理由は間違いなく、ゆに。優月と別れ、どこにも居場所がなかった風羽子はゆにと出会い、恋をする姿はどこか活き活きとしていた。純粋に好きだからこそ、風羽子は七瀬にゆにを奪われるのを悔しがる。これまでの話を振り返ってみると、風羽子はできる限りの優しさをゆにに見せていた。人に優しくなれたからこそ、風羽子は純粋無垢な優月の赤ちゃんが可愛いと感じたのではないか。

優月と赤ちゃんを見ていると、温かい気持ちになるという風羽子の言葉に嘘偽りがない。最も、風羽子は自らの心に生じた想いに困惑していましたが。かけがえのない誰かに対して優しくなれたからこそ、風羽子は優月と赤ちゃんを見て、温かい気持ちになれたのだ。

赤ちゃんは優月の両腕に包まれ、安らぎを感じていた。母親の愛情は時に安らぎを与える。誰かに安らぎを与えられるくらいに優月も変わったのだと思う。優月が風羽子と再会したのは過去の出来事に正面から向き合う覚悟があったから。風羽子が激しい憎悪を向けることを優月は予想していたんじゃないかな。その気になれば、優月は風羽子に会わないという選択を取ることができた。それをしなかったのは、風羽子の気持ちを正面から受け止めなかった申し訳なさが大きいからだと私は解釈している。

優月が風羽子に赤ちゃんの面倒を見るようお願いしたのは、風羽子なら任せられると信頼していたからでしょう。風羽子が変わっていなかったら、優月は赤ちゃんの面倒をお願いしていただろうか。多分、任せていない。もっと言えば、会うことすら、拒否をしていたと思う。

優月の左薬指に付けられていた結婚指輪が風羽子と優月が結ばれないことを表している。

月の位置は方角を把握する手段の1つ。

迷える風羽子にとって、優月は夜空に浮かぶ道標といったところか。優月の言葉により、風羽子はゆにとの出会いがきっかけで自分自身が変わったことに気付くことができた。道標の役割は優月からゆにへとバトンタッチされたと。

風羽子の赤ちゃんに対するお願い

風羽子が赤ちゃんに対し、自分のようにならないで欲しいと願う姿は慈悲深い。

優月の想いと相反することをどうして風羽子は口にしたのか。それは優月に本当の気持ちを伝えず、後悔したことに加え、七瀬からゆにを奪おうとしているからだろう。激しい後悔をしたばかりか、浮気という社会的に許されない行為をしている風羽子。それが分かっているからこそ、風羽子は赤ちゃんに対して自分のようにならないで欲しいと願ったのだと解釈している。

初めての失恋は風羽子の心に大きなダメージを与えた。

ちなみに、風羽子は将来の夢を実現するのが極めて難しい状況にあるのだろう。23話の時、風羽子の母親は国語の成績を全く評価していなかった。瀧家は理系志向だというのを察することができる。この辺は23話の感想でも触れたけど。家族に成績や進路について認められないというのは苦しい以外の何物でもない。風羽子はそんな自分を情けなく思っているのかな。そういった部分も風羽子は赤ちゃんに自分のようにならないで欲しいと願っていると捉えることができるのではないか。

これまでの話から察するに、風羽子のやりたいことは小説家だと思う。国語の成績と「冬虫夏草のブランシュネージュ」。この2つがキーだ。「冬虫夏草のブランシュネージュ」の映画公開が今後の展開に大きな影響を与えるのではないか。

道に迷う七瀬

人混みの中、七瀬はゆにを見つけることができなかった。大勢のモブは七瀬を惑わす星々なのだろう。

数ある星の中から朝比奈ゆにという名の1番星を見つけられない七瀬。ゆにはどこかガッカリしていたような。風羽子に会いに行く罪悪感もあると思うけど。ゆにが近くにいたのに、七瀬は見つけられないというポンコツぶりを発揮していた。

岩見先生の凄いところは全てのモブがカップルな点。ゆにと七瀬の周囲にいるモブ達を見て、「マジか！」と言いたくなる。

七瀬以外の人間は1番星を掴み取っているのに、七瀬は1番星を掴み取ることができない。これ以上の皮肉が一体どこにあるというのか。

モブ達が七瀬をみじめにさせる。岩見先生は本当にズルい。ここまで読者を困らせるのか。そんな岩見先生の演出はご褒美なんですけど。

これまでいろいろなモブが描かれていたけど、24話に登場したモブ達は七瀬の心をこれでもかというくらいに抉っていた。

ゆにの選択

結局、ゆには七瀬ではなく、風羽子を選ぶ。風羽子はゆにの欲しいものを与えるだけでなく、優しく包み込むから、ゆにがなびくのも仕方ないね。ゆにと風羽子がお似合いなんですよ。

七瀬が手を伸ばせばゆにに届くはずなのに、ゆにと七瀬の間にできた距離が想像以上に大きい。

風羽子の下に行くゆにの表情は嬉しさと悲しさが入り混じっている。そんな印象を受けた。ここぞという時にゆにに欲しいものを与える風羽子。ここぞという時にゆにを悲しませる七瀬。風羽子と七瀬に明確な差が生じている。ゆにが本気で七瀬のことを愛しているのなら、風羽子のメッセージを無視するだろう。

ゆにの影に映る月は風羽子にとって1番星であることを表しているのかなと。この辺に関しては前述でも触れましたが。

ラストにおける風羽子のセリフからゆにに対する愛情が滲み出ている。

風羽子のメッセージをゆにが受け取った際、ゆにの心の中で何かが生じていた。その際の背景がとぐろを巻く蛇のようだった。

冬虫夏草の根のように風羽子の愛情がゆにに絡みついているといったところか。たった一言で揺らぐゆにはとてつもなく弱い。恋人である七瀬をいとも簡単に裏切れるくらいの弱さの持ち主だと思う。

最後に

ゆにによって救われたことを実感した風羽子。変わることができたというよりも救われたという表現がしっくりくる。

風羽子のかつての想い人である優月は風羽子に道を示したようだ。赤ちゃんを優しく包み込む風羽子は本当に優しい目をしていた。自分のような失敗や後悔をしないで欲しいという想いが風羽子の心に渦巻いていたのだろう。

ゆには風羽子に会い、どのような対話を行うのか。風羽子は一体どのような道を進むのか。気になることが多い。

不器用でどうしようもない一面を見せながらも、救いを求め続けるゆにと風羽子は本当にお似合いだ。いびつな人間関係の行方をもっと見たいですね。

English edition

※This English is a machine translation.※

"My Girlfriend's Not Here Today" is a twisted love story about foolish girls who keep searching for salvation. This time, I would like to talk about my thoughts on episode 24 of "My Girlfriend's Not Here Today".

"My Girlfriend's Not Here Today" content and charm of episode 24

In episode 24 of "My Girlfriend's Not Here Today", Yuni, who was supposed to be waiting for Nanase after her club activities, goes to see Fuuko, as well as a conversation between Fuuko and Yuduki.

Will Fuuko be the first to find the first star, Yuni? Or is it Nanase?

Thoughts on episode 24 of "My Girlfriend's Not Here Today"

After all, Yuni and Fuuko are a couple! ! ! ! ! ! ! ! !

Nanase is not enough for the role.

Even though Yuni was so close to me, I couldn't find him.

Nanase, are you dumb! ! !

It is clear that Fuuko cannot be saved without Yuni. Yuni can't live without receiving Fuuko's favor.

After giving Nanase an apologetic look, Yuni goes to see Fuuko, who can only be described as a scum of a human being.

Considering how Yuni's heart was moved by just two messages, the relationship between Yuni and Nanase is like a castle on the sand. Yuni, who easily pulls off the act of betrayal against Nanase, is helpless. Not only does Fuuko say exactly what Yuni wants, but she also has the compassion to make Yuni's wishes come true. It might be more accurate to say that it's highly poisonous.

I usually call Yuni and Fuuko trash, but maybe it would be more accurate to call Yuni and Fuuko weak people. When I read "My Girlfriend's Not Here Today", I realized that humans cannot live alone, and that the pain of loneliness and the pain of not being chosen by the person you love pushes you to the limit. is. Fuuko asks Yuni for help, and Yuni asks Fuuko for help.

I've seen the word "人(people)" seem to express a state of mutual support, but it's true that Yuni and Fuuko live their lives dependent on each other. At the stage of episode 24, it seems appropriate to describe them as supporting each other. This is the part where I'm honestly confused.

Yuni looks happy when she sees Fuuko's message. At the university's open campus, which was modeled after the University of Tokyo, Yuni felt left out. Honestly, Yuni, who was participating in the open campus, felt out of place. She's a lost nun.

The depiction of Yuni's shadow was also filled with Iwami-sensei's attention to detail, and each episode was truly detailed.

After talking with Yuduki, I saw that Fuuko still couldn't give up on Yuni, and I felt that he was overflowing with humanity. I can kind of understand why Fuuko cried when she saw the baby's innocent side. At that time, Fuuko was full of compassion, just like Yuduki. It doesn't change the fact that Fuuko is human scum though.

Up until now, I had been left with an impression of an immoral atmosphere, but this time's story gives me a sense of warmth. This is probably due to the compassion of Fuuko, who could not let go of her feelings for Yuni even after talking with Yuduki.

Even in the worst of realities, there is someone who can help. And every human being is seeking salvation. I think that if Yuni and Fuuko come together, they can overcome loneliness and the pain of not being able to find a place to belong.

Even if there are as many people as there are stars and Yuni-chan can't find me,

I'll definitely find it.

Quoted from episode 24 of "My Girlfriend's Not Here Today"

Fuuko's love for Yuni oozes out from this line. The depiction of the moon, which symbolizes Yuni, is also impressive. The moon being shrouded in darkness is perhaps a metaphor for Yuni blending in with the crowd.

I think the story was a delicate depiction of Fuuko's compassion and love for Yuni.

Consideration on "My Girlfriend's Not Here Today" episode 24

This episode consists of Fuuko facing her past and Yuni choosing between Fuuko and Nanase.

Fuuko, who confides everything to Yuzuki, is like a lost nun.

Here, we will dig a little deeper into the content of episode 24 of "My Girlfriend's Not Here Today".

Subtitle

The subtitle is "Kaishin". In addition to the past between Fuuko and Yuduki, it probably expresses how Fuuko feels love for Yuduki's baby, having repented of his own ugly side.

The first sentence written at the beginning was "The stars revolve." Just as Yuduki adored Fuuko, I felt Fuuko's affection for the baby. I also pictured Fuuko running across the vast starry sky to find Yuni.

A lost nun and a loving mother

The scene where Fuuko confesses his feelings to Yuduki after a long time is one of the highlights of episode 24 of "My Girlfriend's Not Here Today".

It's clear that Fuuko has mixed feelings when she sees Yuduki showering her baby with love.

It was impressive that Yuduki looked kindly at the lost Fuuko. The composition of Fuuko and Yuduki reflects the relationship between a lost nun and a goddess who shows the way.

Yuduki's line of sight was higher than Fuuko's. Is the light shining through the window a light of salvation? I get the impression that Yuduki, who has become a mother, is becoming more divine and extending a helping hand to Fuuko. The composition of the story, in which a nun who made a mistake makes amends and seeks salvation from god, fits perfectly. Simply put, it's confession. When Fuuko confesses her sins to the goddess.

On the back of the cover of Volume 4 of "My Girlfriend's Not Here Today", Yuni and Fuuko were drawn in nun costumes. Maybe it was because I had read Volume 4 of "My Girlfriend's Not Here Today" that I felt that Fuuko in episode 24 was a lost nun. I think the back of the cover of volume 4 of "My Girlfriend's Not Here Today" clearly depicts Yuni and Fuuko.

Yuduki said that she wants her baby to grow up like Fuuko, but she doesn't mean that she wants her baby to grow up to be smart like Fuuko. Yuduki probably hopes that she will grow up to be a kind person like Fuuko. It seems like Yuduki doesn't want the baby to grow up like her. Yuduki may have regretted not facing Fuuko's feelings head on and hurting Fuuko's heart. Yuduki, who turns her back on Fuuko, feels guilty.

It was because Fuuko felt that the baby was cute that Yuduki said that Fuuko had changed. My interpretation is that she didn't expect such words to come out of Fuuko's mouth.

The reason why Fuuko changed is definitely Yuni. Fuuko, who broke up with Yuduki and had nowhere to belong, met Yuni and was somehow invigorated by the sight of them falling in love. Fuuko regrets losing Yuni to Nanase because she genuinely loves her. Looking back on the story so far, Fuuko showed Yuni as much kindness as possible. I think Fuuko found Yuduki's innocent baby to be cute because she was able to be kind to people.

Fuuko's words are true when she says that looking at Yuduki and the baby gives her a warm feeling. Most of all, Fuuko was confused by the feelings that arose in her own heart. It was because Fuuko was able to be kind to someone irreplaceable that she felt a warm feeling when she saw Yuduki and the baby.

The baby was wrapped in Yuduki's arms and felt at peace. A mother's love sometimes gives us peace. I think Yuduki has changed enough to be able to give comfort to someone. Yuduki reunited with Fuuko because she was prepared to face the events of the past head on. I think Yuduki expected Fuuko to show intense hatred towards her. If Yuduki wanted to, she could choose not to meet Fuuko. I interpret that the reason why she didn't do that was because she was very sorry for not accepting Fuuko's feelings head on.

Yuduki asked Fuuko to take care of the baby because she trusted Fuuko to take care of the baby. If Fuuko hadn't changed, would Yuduki have asked her to take care of the baby? Probably not. To be more specific, I think Yuduki even refused to meet Fuuko.

The wedding ring on Yuduki's left ring finger represents that Fuuko and Yuduki will not be together.

The position of the moon is one way to determine direction.

For the lost Fuuko, Yuduki is like a guidepost floating in the night sky. Yuduki's words made Fuuko realize that she had changed after meeting Yuni. The role of guidepost was passed from Yuduki to Yuni.

Fuuko's request for the baby

It's compassionate to see Fuuko wishing for the baby not to end up like her.

Why did Fuuko say something that contradicted Yuduki's feelings? This is probably because she regretted not telling Yuduki her true feelings, and also because she is trying to steal Yuni from Nanase. Fuuko not only has intense regrets, but also commits the socially unacceptable act of cheating. Knowing this, Fuuko interprets it as wishing for the baby not to turn out like her.

The first heartbreak caused great damage to Fuuko's heart.

By the way, Fuuko is probably in an extremely difficult situation to realize her future dreams. In episode 23, Fuuko's mother didn't evaluate her Japanese performance at all. It can be seen that the Taki family is science-oriented. I touched on this in my impressions of episode 23. Not being recognized by her family for her grades and career path is nothing but painful for Fuuko. I wonder if Fuuko feels sorry for herself. I think this can also be seen as Fuuko's wish for the baby not to be like her.

Judging from what has been said so far, I think what Fuuko wants to do is become a novelist. Japanese language grades and "Blanche Neige of Cordyceps". These two are key. The release of the movie "Blanche Neige of Cordyceps" will have a major impact on future developments.

Wandering Nanase

Nanase couldn't find Yuni in the crowd. The large number of mobs must be the stars that confuse Nanase.

Nanase can't find the first star named Yuni Asahina among the many stars. Yuni seemed disappointed somehow. I think I also feel guilty about going to see Fuuko. Even though Yuni was nearby, Nanase was showing off that she couldn't find her.

The great thing about Iwami-sensei is that all the mobs are couples. When I look at the mobs surrounding Yuni and Nanase, I want to say, "Are you serious?"

People other than Nanase have grabbed the first star, but Nanase is unable to grab the first star. What could be more ironic than this?

The mobs make Nanase miserable. Iwami-sensei is really cheating. Is this going to confuse the reader? Iwami-sensei's performance is a real treat.

Various mobs have been depicted so far, but the mobs that appeared in episode 24 were the ones that ripped Nanase's heart out.

Yuni's choice

In the end, Yun chooses Fuuko over Nanase. Fuuko not only gives Yuni what she wants, but also gently embraces her, so it can't be helped that Yuni is fluttering. Yuni and Fuuko look good together.

Nanase should have been able to reach Yuni if ​​she stretched out her hand, but the distance between Yuni and Nanase was greater than she had imagined.

Yuni's expression as she goes under Fuuko is a mixture of happiness and sadness. That's the impression I got. Fuuko gives Yuni what she wants when the time comes. Nanase makes Yuni sad at a critical moment. There is a clear difference between Fuuko and Nanase. If Yuni truly loved Nanase, she would ignore Fuuko's message.

I think the moon reflected in Yuni's shadow represents Fuuko's number one star. I touched on this point earlier.

Fuuko's lines at the end show her love for Yuni.

When Yuni received Fuuko's message, something was happening in her heart. The background looked like a coiled snake.

Fuuko's love is wrapped around Yuni like the roots of a caterpillar. She is incredibly weak to being shaken by just one word. I think she is so weak that she could easily betray her lover Nanase.

Lastly

Fuuko realizes that she was saved by Yuni. It would be more appropriate to say that I was saved rather than that I was able to change.

Fuuko's former crush, Yuduki, seems to have shown her the way. Fuuko had really kind eyes as she gently wrapped her baby in her arms. Fuuko must have had a desire to not make the same mistakes and regrets that she did.

Yuni meets Fuuko and what kind of conversation will they have? What kind of path will Fuuko take? There are many things that bother me.

Yuni and Fuuko are a perfect match, as they both show their clumsy and helpless side, but keep asking for help. I would like to see more of what happens with distorted human relationships.