『Healingスペース』2話におけるARUTの母性とタマの発達について


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ARUTに甘えるタマが只々可愛い…


『Healingスペース』2話において、ARUTに甘えるタマの可愛さと母親として確実に成長するARUTが見どころなのだと思う。


遠くから見ていると、ARUTとタマは親子といった感じを覚える。


ARUTの手伝いをするタマはARUTのぬくもりを求めているかのようだ。タマがぬくもりをダイレクトに求める姿が印象的でしたね。


一語文で話すタマを見る限り、言葉の発達がまだまだといったところか。複数の単語を用いたり、文法を意識してコミュニケーションを行うのは難しいのだろう。それでも、「ぬくもり」という一言から、タマはARUTに甘えたいというのが十分伝わる。ベッドを運んだのもARUTのぬくもりをより近くで感じるため。


二足歩行を行い、尚且つ姿勢を保っている点からタマの運動機能は年相応に発達しているのかなと解釈している。タマの年齢は6歳くらいかな。立った状態で何かを探すといった動作を行っているし。


無重力状態で何かを見つける

無重量状態で何かに手を伸ばす

無重力状態で何かを手に取る

無重力状態でARUTに手に取った物を渡す


こうしていくつかの動作に分けて考えると、タマの運動機能が発達しているのがよく分かるのではないだろうか。姿勢をコントロールしつつ、目的の動作を果たしている。他にも、絵本をめくるという指の細かな動きが求められる動作も行っていたし。


ARUTはタマの好きなことが物漁りと言っていたけど、タマはARUTのやっていることを見様見真似で行おうとしてぬくもりを感じようとしているような…


こうして、物語を追っていくと、タマはARUTを母親として見ているのだと実感できる。


ARUTはタマを元の飼い主の下に行こうと言っていたけど、タマはそれを望んでいなさそう。なぜなら、短い間にARUTとタマの間に確かな繋がりが生まれているのだから。


無重力状態で作業を行うARUTとタマのアクションや細かく描かれた背景描写にもこだわりが詰まっている。配線とかが細かく描かれているのにビックリするばかり。


刺さる人には本当に刺さる百合漫画だと思う。


ARUTがタマの本当の親を見つけたとして、タマとの別れを耐えられるのかどうか疑問。アンドロイドとはいえ、ARUTにも自我が芽生えているし、愛情もある。育児をしていく中でARUTも確実に人として成長しているのだ。


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