『私の推しは悪役令嬢。』46話の感想

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レジスタンスのアジトに乗り込むレイが様になっていたな。X上でも他の方が投稿していたけど、レイの腹筋の描き込み具合が凄いなと思った。

レジスタンスのリーダー・アーラと対話するレイがカッコよく映った。

レイの表情から緊張感が伝わってくる。アーラのナイフに映し出されたレイがアーラの出自について冷静に語る姿が個人的に好き。アーラがレイの背後に回るシーンの迫力も相まって、レイがアーラについて淡々と語る姿がより印象的なものになったのだと思う。

アップされたナイフを映し出すことでレイが危機的状況にあるというのがよりダイレクトに伝えているように感じた。アーラがレイの両手を掴んでいる描写も危機的状況にあることを読み手に伝える1コマではないかなと。

青乃下先生の描くアーラがカッコいいなと思う。エルシィがレイに発信機をつけられていたことに対し、アーラが呆れるシーンは個人的に好きだったりする。

アーラを見た時、『BLACK LAGOON』のバラライカが一瞬頭によぎった。アーラが大きな傷跡を負っているからでしょう。

後、レイを取り合うクレアとリリィの表情が可愛い…

アーラの口から一体どのような真実が語られるのか気になるな。

カルミア

リボンで結ばれたレイとクレアが描かれた扉絵が印象に残る。『わた推し』46話で良いなと感じた部分の1つだ。

扉絵に描かれていたカルミア。花言葉は「裏切り」「野心」「優美な女性」。それらは『わた推し』46話を表す言葉の数々なのではないかと私は思う。

ツツジ科の植物であるカルミアの葉には、毒成分が含まれている。カルミア自体、可愛らしい見た目なので、毒成分が含まれていることに驚いた方も多いのではないだろうか。毒成分から「裏切り」や「野心」を連想させる。「裏切り」は『わた推し』の物語においていくつも描かれていた。

愛のために全てを敵に回したレーネとランバート・母親のためにレイを裏切ったルイ・零がいじめられるきっかけを作った小咲・自分の生きたい道を歩むためにリーシェを裏切ったユー。

裏切った理由は人それぞれ。どのように感じるかは人によって異なると思う。病で倒れたルルはロセイユが裏切ったと感じていたのでしょう。

今回、登場したアーラは強い野心を持ち、革命を引き起こそうとする優美な女性だと感じた。野心は見方を変えれば、志と捉えることもできなくはないような。

最も、野心を抱いていたのはアーラだけではないですが。セインが王になることを望むルルと何かを隠し続けるサーラスも野心家と言っても過言ではない気がする。ユーを王にさせようとしたリーシェも野心家の1人なのかもしれない。ルルやリーシェに関する描写を見ると、バウアー家は円満な家庭とは程遠いものだと実感する。学生運動を起こしていた生徒達はバウアー家の内情を知った時、その席に座りたいと思うのか疑問。

ドルに不正疑惑がかかっていることを知ったクレアは裏切られた気分を抱いていたのか。リリィは真実を話そうとしないサーラスに裏切られたと感じたのか。父親に疑惑がかけられていることを知ったピピは裏切られたと感じていたのか。信用が大きければ大きい程、裏切られた時のショックは大きい。『わた推し』46話の時点で動揺している貴族達が多いような気がした。

「裏切り」の花言葉を持つカルミアは外面が可愛らしいけど、内に恐ろしいものを秘めていることを表した花だと感じた。純粋さなどをイメージさせる白がカルミアの毒性の強さをより引き立てているようにも…

「野心」という花言葉は野望のために誰かを裏切る様子も表していそうですね。野心や志は人に大きな力を与える。それが正しいかどうかは別として。

『わた推し』46話は裏切りを連想させる描写が多いように感じるんだ。人によっては違うと感じるかもしれないけど。

信じていた誰かに裏切られることもいのり。先生が表現したかった困難の1つなのかどうか気になる。「昨日の友は今日の敵」といった言葉を耳にするけど、レーネ達を見ていると、それを実感してしまう。

裏切りのビショップ

扉絵に描かれていたチェスの駒。黒いビショップの駒だけが立っていた。黒いビショップが裏切り者といったところでしょう。ビショップというと、リリィとサーラスが頭に浮かぶのですが。キング・クイーン・ナイト・ルーク・ポーンが倒れている様子はバウアー王国の破滅を表しているのかなと。

最後に笑うのはビショップなのか。それとも…

バウアー王国には、国の根幹を揺るがす裏切り者がいることを扉絵から察することができる。

『わた推し』の敵っていざ対面したら厄介だと感じる存在が多いんですよね。

レイとクレアを結ぶリボン

扉絵に描かれていたレイとクレアが赤いリボンで結ばれていた。レイとクレアは誰かから裏切られたとしても、ずっとそばにいる様子を表しているのかなと。

リボンがレイの首に巻き付いている様子は、レイがクレアのものだということを感じさせる。

ロッドが稽古の相手にセインを選ぶ理由

ロッドが稽古の相手にセインを選ぶ理由はセインのため。

ロッドは幼い頃からセインを王にさせるつもりだったのかな？だからこそ、ユーではなく、セインを指名したと。

ロッドはセインが王にならないとダメだと言っているように私は感じた。期待しているからこそ、ロッドはセインに苛立ちを覚える。ロッドのやり方が受け入れられないと感じる方が多そうですね。耳障りの良い言葉だけを言う人が良い人とは限らないのに。最も、人を叱ることにより、責任が伴うのが分かっているから、何も言わない人もいるような。

幼い頃のセインは、自分のせいでルルが病に悩まされたのではないかという自責の念でいっぱいだったのでしょう。

人間を変えるもの

病はルルを変えた。

ロセイユがリーシェを娶った行為はルルにとって裏切り行為。ルルの晩年に関するエピソードを見ると、胸が締め付けられる…

病による症状や後遺症などについては簡単に語れない部分があるので、多くは語らない。語ることができないと言った方が正しい。余命や後遺症などについてすぐに受け入れられる人ばかりではない。医師が患者に病に関する告知を行う際、想像以上の苦悩を感じているかなと思うこともある。

ルルが感じた病の苦しみは想像を絶するものだったのだろう。むしろ、ロセイユの裏切りは病の苦しみ以上に痛みが伴ったのではないかと私は解釈している。ルルはロセイユのことを本気で愛していたのかもしれない。

人間を変えるものは病だけではない。

人間を変えるものは貧困・身分格差・学歴・才能・順位・承認欲求・ギャンブル・恋愛・宗教・希少品・裏切り・危機的状況・報われない現実・いじめ・孤独など、枚挙に暇がない。

身体面や精神面だけでなく、経済状況なども人間の精神に影響を与える。ルルはベッドの上で孤独を感じていたのかな。病に苦しむルルは自力で故郷に帰ることもできないし。

何かしらの余裕がなくなると、人間は立ち往生してしまうのだと私は考えている。水を持って来たセインに接していた時のルルは余裕が感じられなかった。ロセイユによって、ルルは誰も信じることができなくなったわけで。

ルルの感じた痛みの原因は、病による苦しみ・ロセイユによる精神的苦痛・リーシェに対する嫉妬心・身分を奪われたという現実・心を許せる相手がいない孤独の状況ではないかと私は解釈している。

セインが生まれていなかったら、ルルは玉座に座り続けていたのだろうかとセインが苦悩していた。セインがいなかったら、ルルが玉座に座り続けられる保証はない。

ロセイユの接し方によってはもっと違う運命を辿った可能性も。

セインはハープを弾くたび、ルルのことを思い出していたのでしょう。ルルと接する時間はセインに安らぎを与えていた。安らぎを感じることのできる存在を失ったセインの苦しみは想像を絶するものだったのではないだろうか。

バウアー家の関係性は本当に難しい。セインはバウアー王国を支えている国民達のために王になって欲しいとは思いますね。ルルのために王になって欲しいとは思わない。ルルの恨み節を目にすると、複雑な気分になってしまう。大切なのは、セインが王になることよりもセインが王になって一体何をするかだ。

ロセイユはセインの情について咎めていたけど、セインの情は王として国民の前に立つ上で心強いものになるかもしれない。ロッドはセインの情が深い一面を評価していたのかどうか気になる。

アーラ＝ラスター

レジスタンスのリーダーであるアーラ＝ラスター。

アーラは没落した伯爵家の令嬢だ。アーラの本当の名前はアーラ＝マニュエル。没落した貴族といえば、ミシャを思い出しますね。

しかも、マニュエル家はサーラスの側近だった一族であることが作中で触れられていた。レイがアーラに接触した理由もマニュエル家のことを踏まえたら、納得できるのではないだろうか。レイはサーラスの不正について知りたいのだから。マニュエル家はサーラスと密に関わってきたからこそ、レイは真実を知るためにレジスタンスの本部に乗り込んだ。

ちなみに、アーラの外見から修羅場を潜り抜けてきたことを察することができる。前述でも触れたけど、『BLACK LAGOON』のバラライカを思い出してしまうんですよ。アーラのいた部屋が散らかっていないことからアーラは育ちの良い女性だと感じた。身だしなみも整っていたし。

アーラがネズミを仕留めた様子を見れば、アーラは裏切り者が嫌いなのが分かる。

アーラにとっての裏切り者は一体誰なのか。アーラが一体何を語るのかが47話以降における見どころの1つだ。

狼の氷細工

『わた推し』46話のラストに描かれていた狼の氷細工。氷細工はサーラスの趣味であることが『わた推し』45話で描かれていた。氷細工について語るサーラスの言葉から性格の悪さを察した方が多かったかもしれない。まるで、サーラスは生殺与奪の権を握る鬼のようだ。

狼といえば、人狼をイメージする。人狼は満月の夜になると、人間から狼になる怪物だ。普段は国のために尽くすサーラスには、裏の顔を持っていることを狼の氷細工から感じ取ることができるのではないだろうか。

人狼を題材にした人狼ゲームも存在する。人狼ゲームは村人になりすました人狼を見つけ出すゲーム。村人陣営のプレイヤー達は会話の内容から人狼を見つけ出していく。対する人狼陣営のプレイヤー達は勝利するために村人陣営のプレイヤーの全滅を目指していくのが特徴。

狼の氷細工はサーラスが裏切り者だということを表しているように見えた。サーラスのメタファーといったところか。

最後に

『わた推し』46話は「裏切り」という一言が際立つ話に仕上がっていたと思う。ルルにとって、ロセイユがリーシェを娶る行為は裏切り行為そのもの。また、アーラのレジスタンス本部に忍び込んだネズミを仕留めた行為・扉絵・狼の氷細工も「裏切り」を連想させる。

セインのルルを想う気持ちがよく分かる内容に仕上がっていたのも印象的。セインがルルのことを大切に想っていたからこそ、ロセイユを憎むルルに対して複雑な想いを抱いてしまう。セインの優しい一面は王に求められる部分かつロッドが高く評価している部分だと思うのですが。

セインは王の資格がないと悩んでいたけど、平民達がバウアー王国を支えていることに気付いていることを考えたら、王になるための資格がある。

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今後の展開を先取りしたいと感じている方は『わた推し』の原作を読むことをおすすめしたい。原作は1冊1冊が読み応え十分ですよ。一迅社から発売されている紙媒体はいろいろ追加されている要素もあるのもポイントだ。

原作4巻以降の内容は今後の評価次第なのかなと感じたりする。いのり。先生と青乃下先生には、最後まで走り抜けてほしいな。ここまで来たら、コミカライズ版で最後まで描き切って欲しいという想いが湧き出てくるのだ。

『わた推し』9巻から原作3巻の内容。バウアー王国に大きな変化が生じる様子が原作3巻で描かれている。

English edition

※This English is a machine translation.※

Thoughts on episode 46 of "I'm in Love with the Villainess."

Rae getting into the resistance's hideout looked like this. As someone else posted on X, I thought the way Rae's abs were drawn was amazing.

Rae interacting with resistance leader Arla looked cool.

I could feel the tension on Rae's face. I personally like the way Rae, reflected in Arla's knife, calmly talks about Arla's origins. Coupled with the powerful scene where Arla walks behind Rae, I think the way Rae talks about Arla in a matter-of-fact manner becomes even more impressive.

I felt that by showing the knife in close-up, it was conveyed more directly that Rae was in a critical situation. I think the depiction of Arla holding Rae's hands is also a frame that conveys to the reader that she is in a critical situation.

I think the Arla that Aonoshimo-sensei draws is really cool. Personally, I like the scene where Arla is shocked that Rae has attached a transmitter to Elsie.

When I saw Arla, Balalaika from "BLACK LAGOON" immediately came to mind. Probably because Arla has a big scar.

Afterwards, the expressions on Claire and Lilly's face as they fight for Rae are so cute...

I wonder what kind of truth will come out of Arla's mouth.

Calico bush

The front cover depicting Rae and Claire tied together with a ribbon leaves a lasting impression. This is one of the parts of "ILTV" episode 46 that I felt was good.

Calico bush depicted on the front cover. The language of flowers is "betrayal", "ambition", and "graceful woman". I think these are words that describe the 46th episode of "ILTV".

The leaves of the Calico bush, a member of the Ericaceae family, contain poisonous substances. Calico bush itself looks cute, so many people may be surprised to learn that it contains poisonous ingredients. The poisonous ingredients suggest "betrayal" and "ambition". "Betrayal'' was depicted many times in the story of "ILTV".

Lene and Lambert turned everything against each other for the sake of love. Louie betrayed "ILTV" for his mother. Kosaki is the one who caused Rei to be bullied. Yu betrayed Riche in order to follow the path she wanted to live.

The reasons for betrayal vary from person to person. I think it depends on how you feel. Lulu, who fell ill, probably felt that L'Ausseil had betrayed her.

I felt that Arla, who appeared this time, is an elegant woman with strong ambitions who is trying to bring about a revolution. If you look at it from a different perspective, it's possible to think of ambition as aspiration.

Arla wasn't the only one with the most ambition, though. I don't think it's an exaggeration to say that Lulu, who wants Thane to become king, and Salas, who keeps hiding something, are also ambitious. Riche, who tried to make Yu king, may also be an ambitious person. The descriptions of Lulu and Riche make us realize that the Bauer family is far from a harmonious family. When the students who started the student movement found out about the inner workings of the Bauer family, it was doubtful whether they would want to sit there.

Did Claire feel betrayed when she learned that Dole was suspected of cheating? Did Lilly feel betrayed by Salas who wouldn't tell her the truth? Did Pipi feel betrayed when she learned that her father was under suspicion? The greater the trust, the greater the shock when you are betrayed. I felt like a lot of nobles were upset at episode 46 of "ILTV".

The Calico bush, which has the flower language of "betrayal", may be cute on the outside, but I feel that it is a flower that represents something scary hidden inside. The white color, which conveys the image of purity, seems to bring out Kalmia's toxicity even more...

The flower language of "ambition" also seems to represent betraying someone for the sake of ambition. Ambition and aspirations give people great strength. Regardless of whether it's correct or not.

I feel like episode 46 of "ILTV" has a lot of depictions that suggest betrayal. It may feel different depending on the person.

I wonder if being betrayed by someone you trusted is one of the difficulties Inori-sensei wanted to express. I hear the saying, "Yesterday's friend is today's enemy", and when I look at Lene and the others, I realize that.

Traitor bishop

Chess pieces depicted on the front cover. Only the black bishop piece was standing. I guess the black bishop is a traitor. When I think of bishop, I think of Lilly and Salas. I wonder if the sight of the king, queen, knight, rook, and Pawn falling represents the destruction of the Bauer Kingdom.

Will Bishop have the last laugh? Or...

You can tell from the cover art that there is a traitor in the Bauer Kingdom who is shaking the foundations of the country.

There are many enemies in "ILTV" that would be troublesome if you were to face them.

Ribbon connecting Rae and Claire

Rae and Claire, pictured on the front cover, were tied together with a red ribbon. I think this represents how Rae and Claire will always be by their side even if someone betrays them.

The way the ribbon is wrapped around Rae's neck gives the impression that Rae belongs to Claire.

The reason why Rod chooses Thane as his training partner

The reason Rod chooses Thane as his training partner is because of Thane.

Did Rod intend for Thane to become king from an early age? That's why he nominated Thane instead of Yu.

I felt like Rod was saying that Thane has to become king. Rod feels irritated with Thane because he has high expectations. It seems that many people find Rod's method unacceptable. A person who only says unpleasant words is not necessarily a good person. Most of all, some people don't say anything because they know that scolding others comes with responsibility.

When Thane was young, he was probably filled with remorse, thinking that it was his fault that Lulu suffered from this disease.

What changes humans

The disease changed Lulu.

L'Ausseil's act of marrying Riche was an act of betrayal for Lulu. My heart tightens when I watch episodes about Lulu's later years...

I won't talk much about the symptoms and after-effects of the disease, as there are some things that I can't easily talk about. It would be more accurate to say that I can't talk about it. Not all people are able to accept their life expectancy and after-effects immediately. When a doctor informs a patient about a disease, I sometimes wonder if the patient is suffering more than I imagined.

The pain that Lulu felt from her illness must have been unimaginable. Rather, my interpretation is that L'Ausseil's betrayal caused Lulu more pain than the suffering of illness. Lulu may have truly loved L'Ausseil.

Illness is not the only thing that changes people.

There are many things that change people, such as poverty, status disparity, educational background, talent, ranking, desire for approval, gambling, love, religion, rare goods, betrayal, crisis situations, the reality of not being rewarded, bullying, loneliness, etc.

In addition to physical and mental aspects, economic conditions also affect the human spirit. I wonder if Lulu felt lonely in bed. Lulu is suffering from illness and can't return to her hometown on her own.

I believe that people become stranded when they no longer have some kind of leeway. Lulu didn't feel relaxed when she was interacting with Thane who brought her water. Because of L'Ausseil, Lulu can no longer trust anyone.

I interpret that the causes of the pain that Lulu felt were the suffering caused by her illness, the mental pain caused by L'Ausseil, her jealousy towards Riche, the reality of having been robbed of her status, and her loneliness with no one to open up to. are.

Thane wonders if Lulu would have continued to sit on the throne if Thane had never been born. Without Thane, there is no guarantee that Lulu will remain on the throne.

Depending on how L'Ausseil treated him, he might have had a much different fate.

Whenever Thane played the harp, he must have been thinking of Lulu. Spending time with Lulu gave Thane peace of mind. Thane's pain must have been unimaginable as he lost the presence of someone he could feel comfort in.

The relationships in the Bauer family are really difficult. I think I want Thane to become king for the sake of the people who support the Bauer Kingdom. I don't want Lulu to become king. I have mixed feelings when I see Lulu's grudge clause. What is more important than Thane becoming king is what he will do once he becomes king.

L'Ausseil blamed Thane for his affections, but Thane's affections might be reassuring for him to stand before his people as king. I wonder if Rod appreciated Thane's more compassionate side.

Arla Luster

Arla Luster, the leader of the resistance.

Arla is the daughter of a fallen count. Arla's real name is Arla Manuel. Speaking of fallen aristocrats, Misha comes to mind.

Moreover, it was mentioned in the story that the Manuel family was a family close to Salas. I think the reason why Rae contacted Arla is understandable considering the Manuel family. Because Rae wants to know about Salas' fraud. Since the Manuel family has been closely involved with the Salas, Rae infiltrates the Resistance's headquarters to find out the truth.

By the way, you can tell from Arla's appearance that she has been through a lot of trouble. As I mentioned earlier, it reminds me of Balalaika from "BLACK LAGOON". I felt that Arla was a well-bred woman because the room she was in was not messy. I was also well-groomed.

The way Arla killed the rat shows that she hates traitors.

Who on earth is Arla's traitor? One of the highlights of the 47th episode and beyond is what Arla will say.

Wolf ice craft

The wolf ice sculpture depicted at the end of episode 46 of "ILTV". It was shown in episode 45 of "ILTV" that ice crafting is Salas' hobby. Many people might have guessed that Salas had a bad personality from what he said about ice crafting. It's like Salas is a demon who has the power to give or take life or death.

When I think of wolves, I think of werewolves. A werewolf is a monster that changes from a human to a wolf on the night of a full moon. You can sense from the wolf's ice work that Salas, who usually serves the country, has a hidden side.

There are also werewolf games based on werewolves. Werewolf Game is a game where you find a werewolf pretending to be a villager. Players from the villager camp find the werewolf based on the content of the conversation. The players from the werewolf camp, on the other hand, aim to annihilate all the players from the villager camp in order to win.

The wolf icework seemed to represent Salas as a traitor. I guess it's a metaphor for Salas.

Lastly

I think episode 46 of "ILTV" was a story where the word "betrayal" stands out. For Lulu, L'Ausseil's act of marrying Riche is an act of betrayal. Additionally, the act of killing a rat that sneaked into Arla's resistance headquarters, the cover art, and the wolf's ice work are reminiscent of "betrayal".

It was also impressive that the content was able to clearly understand Thane's feelings for Lulu. Because Thane cares deeply for Lulu, he has complicated feelings towards Lulu, who hates L'Ausseil. I think Thane's gentle side is something a king would want and something that Rod highly values.

Thane was worried that he didn't have the qualifications to be king, but considering that he realizes that the commoners support the Bauer Kingdom, he is qualified to be king.

For those who want to anticipate future developments, I recommend reading the original work of "ILTV". Each volume of the original work is worth reading. It is also important to note that the paper media released by Ichijinsha has various added elements.

I feel like the contents of the original 4th volume onwards will depend on future evaluations. I want Inori-sensei and Aonoshimo-sensei to run all the way to the end. Once I got to this point, I started to feel like I wanted to draw it all the way to the end in the comic version.

Contents of the original volume 3 from "ILTV" volume 9. The third volume of the original story depicts the major changes occurring in the Bauer Kingdom.