【感想】『コールミー・バイ・ノーネーム』2話



ドラマ版『コールミー・バイ・ノーネーム』の2話を見たので、大まかな感想を載せることに。


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もくじ

内容



【内容】

愛が琴葉の噂を調べつつ、恋人と普通に付き合う方法について模索していく話。



【見どころ】

  • 琴葉と別れることが考えられなくなる愛
  • 証明から宿命に変化したと意味深な発言をする琴葉
  • 愛のフラッシュバック

感想

愛を演じる工藤さんが驚いた時のリアクションが印象に残る。リアリティのある演技だったと思う。琴葉の言動に翻弄される愛が見ていて、面白い。琴葉と別れるなんて考えられないといった表情を思い浮かべる愛を見ていると、愛の日常に琴葉の存在が確実に大きくなっているのかなと感じた。琴葉がいないと不安で不安で仕方ないといった感じなのかな?愛。


愛が瞬きする姿が個人的に好き。瞬きするシーンを多く見せることで愛と琴葉のやり取りにリアリティを出しているのかなと。


琴葉の言う証明は自分自身の存在なのでしょう。愛と琴葉が初めて出会った場所で琴葉が愛を待ち続けている理由は愛が琴葉と出会うことが宿命だということを証明するためではないかと解釈した。


ドラマを視聴する頻度が少ないせいか、『コールミー・バイ・ノーネーム』はBGMが極端に少ないという印象を受ける。だけど、それが没入感を与えているような。愛と琴葉のやり取りを見ることに集中できる。


琴葉にお人よしと言われた愛が意味深なことを考えていたけど、何かあったのかな?何でもないことはないのは確か。


繊細な心理描写・謎解き要素・没入感のある演出は『コールミー・バイ・ノーネーム』におけるストロングポイント。


琴葉の好きな色に関するメモを残すことに。


琴葉の好きな色について

琴葉の好きな色は青。青は澄んだ感じ・寒さ・悲しみなどを想起させる。ドラマビジュアルに青いバラが映っていた。青いバラは自然界に存在しないことで知られている。サントリーが青いバラの研究で有名ですね。花言葉は「奇跡」「神の祝福」。かつては「不可能」「存在しない」という花言葉を持っていた。


古橋琴葉という名前の人間はこの世に存在しないけど、愛の目の前にいる。古橋琴葉という人間がこの世に存在することを愛は証明していくと。琴葉が愛に本名を当てさせようとするのは自身の存在を証明させるためなのかなと感じた。2話のサブタイトルである「対の証明」は、琴葉がこの世に存在することを証明すること・琴葉の本名を証明するなどの意味合いがありそう。


対という文字から愛と琴葉は2つで1つであることを証明するといった解釈もできなくは。


束が愛にアドバイスを送っていたけど、愛が琴葉の本名を証明すること・古橋琴葉は一体どのような人間なのかを証明することの大きなヒントになっていそうですね。


「改名した意味を知ってほしいから」という束の考えは当たらずとも遠からずだと思う。知ってほしいからこそ、琴葉は愛に家族について話したわけで。


琴葉が愛に本名を当てさせることにより、自分自身の存在を証明できる・自分を見つけてくれる人がいることを証明できるといったメリットがある。そして何より、自分のことを知ろうとしてくれる人がいること・自分のことを愛してくれる人がいることを琴葉は感じることができる。


最後に

前回もそうでしたが、『コールミー・バイ・ノーネーム』はリアリティのある演出に力が入っていると思う。少しずつ明らかになっていく琴葉の素性や愛のフラッシュバックなど、考える要素も多くて考察するのが大好きといった方におすすめだ。


表情の見せ方やBGMを入れる場面、明暗の活かし方などもよく考えられていて、作品の世界観に没入できる。


3話では、愛と琴葉がデートするようですが、一体どのような展開が待っているのか気になるところ。

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