『映しちゃダメな顔』13話の感想について語っていくことに。
内容
【13話の内容】
美紗と伊緒が一緒にいる場面を和香の指名客が依頼した情報屋によって写真を撮られてしまう話。真麗と映画で共演することが決まった伊緒。過去のことを思い出しつつも、伊緒を求める美紗。果たして、2人の運命は…
【13話の見どころ】
- 月夜の下でただ純粋に伊緒を求める美紗
- 三日月が光る夜の下で1人お芝居をする伊緒
- 美紗の過去に登場した謎の女性
感想
【大まかな感想】
美紗に会えない苦しさ・周りの人間たちがかけるプレッシャーと束縛によって疲弊した伊緒に対し、優しくキスをする美紗が美しい…純粋な気持ちで美紗と伊緒がキスを交わし、互いの存在と温度を感じ取る姿が尊いなと感じた。美紗は激しい刺激を伊緒に与えることが多いものの、ここぞという時は伊緒を優しく支える。伊緒が美紗のことを信頼しているのがよく分かる。
伊緒と真麗が共演する映画
真麗は伊緒にいい話と言って、映画の話を持ってきた。話題作りというよりも真麗が伊緒を手の届く場所に置いておきたいといったところでしょう。
美紗はなぜ伊緒に惹かれたのか
美紗は伊緒になぜ惹かれたのか。これが『映しちゃダメな顔』13話におけるポイントだと思う。恋人を作らない主義を貫いていた美紗。にもかかわらず、美紗は伊緒の魅力に惹き込まれていく。美紗が学生時代の時、伊緒に似た雰囲気を持つ女性が美紗に優しく接していた様子が描かれていた。美紗は過去に出会った女性と伊緒を重ね合わせていたのだろう。
結ばれなかったから、美紗は恋人を作らないと心に決めたことを作中のセリフから察することができる。
俳優はお芝居だけではいけないのか
伊緒はお芝居だけやるだけではいけないのかと言っていたのが印象に残る。伊緒や伊緒のことを好きだと思っている方達にとって残酷に聞こえるかもしれないけど、お芝居だけやれば良いというわけではない。俳優という職業はイメージが重要だ。イメージが崩壊すると、仕事を失うだけでなく、多くの人達に被害が伴う。今まで明るみにならかったスキャンダルが現代だと明るみになることも…
好きなお芝居を純粋に楽しみたいという伊緒の気持ちを全否定したくはないけど、俳優という仕事を選択している以上はコンプライアンスを意識することも求められる。俳優の道に踏み出した時から伊緒の自由は大部分失われている。美紗と伊緒が密会しているのは伊緒を推しているモモカからしてみれば、裏切り行為も同然なのだろう。
スキャンダル
和香の1位になりたいという気持ちが美紗と伊緒を危機に陥れる引き金に…
長谷の予感は的中。美紗と伊緒は長谷と真麗がつけ入る隙を与えてしまった。伊緒の俳優としてのキャリアが危ぶまれるだけでなく、美紗が築き上げた1位の座も危うい。美紗と伊緒はこのピンチを一体どのように切り抜けるのか。仮に全てを失った場合、美紗と伊緒はどのように2人だけの時を掴み取るのか。もっと言えば、美紗と伊緒は全てを捨てる覚悟があるのかどうかが気になる。
危うい一面があり、放ってはおけない美紗と伊緒がどのように接していくのか・全てを失ったとしても一緒に居続ける覚悟があるのかといったドキドキ感や大きな選択を迫られるかもしれないといった部分も『映しちゃダメな顔』の魅力なのだと思う。美紗と伊緒のインモラルなやり取りも魅力の1つですが。伊緒に心身に刺激を与える美紗が見せる優しさも物語に彩りを与える。
イメージが大事な職業に就く美紗と伊緒がインモラルな雰囲気を醸し出すところやピンチをどう切り抜けるのかといった面は読み手を夢中にさせる。
最後に
『映しちゃダメな顔』13話は美紗と伊緒に大きな危機が訪れる様子が描かれていた。長谷と真麗のプレッシャー・和香の1位になりたいという想いなど、美紗と伊緒を苦しめるものが多すぎる…
14話では、一体どのような展開が待っているのか。
感想の部分でも触れたけど、美紗は伊緒に対して優しかった。
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