『あさぎ色のサウダージ』12話の感想について語っていくことに。
内容
【12話の内容】
まつりが風邪をこじらせ、蓮が面倒を見る話。
【12話の見どころ】
- 過去を振り返るまつりが独りではないことを感じるシーン
- ラストにおけるまさかのサプライズ
感想
【大まかな感想】
風邪で寝込むまつりが作業を進めている蓮を優しく見つめる姿が印象的だった。幼少期は独りだったまつりだけど、今はもう独りじゃないことを実感できる。ラストには、まさかの展開が待っていたのは正直予想外でしたね。一体どういうこと!?って言いたくなったわ。思っているよりも早くその時が来たといった感じがする。
押し入れで眠る蓮が可愛い…押し入れで眠る蓮がどの方向を向いているかも『あさぎ色のサウダージ』における見どころだと思う。
プロップや背景の描き込み具合も相変わらずすごいなと感じるばかり。
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まつりが向き合うもの
まつりの娘・こよみがどうして蓮とまつりのアパートにいるのか驚いた。蓮が祭りと再会して良かった的な振り返りをして良い感じに終わろうとしたら、まさかのサプライズですよ???
こよみはまつりに会いに行っても大丈夫なの??親権は直己が持ってるはずじゃ???どうして、こよみがまつりの住んでいる場所を知っているんだ。こよみを蓮とまつりのアパートまで連れて行ったのは一体誰?直己か直己の母親のどちらかがこよみを連れてきたのだろうけど、まつりが住んでいる場所を一体誰から知ったんだろう。
その先にいる未来に向き合わなければならないというのはそういう意味ですか?と言いたくなる。よくよく見ると、東京スカイツリーの見える橋にまつりとこよみがいたし…東京スカイツリーはまつりとこよみを引き合わせたと。『あさぎ色のサウダージ』において、東京スカイツリーはシンボリックな存在だというのを実感する。
こよみはまつりに会いたいと直己か直己の母親に言ったのでしょう。直己はこよみをキチンと育てられているのかどうか疑問。
こよみには、まつりがどうしてこよみと離れ離れになったかを知る権利があるのは確か。まつりはそれを一体どのように説明するのか気になったりする。説明しなくても、こよみは何かしらのタイミングで知ることになりそうだ。
これまでの話をおさらいしてみると、6話の時に蓮はこよみと会ってるじゃん!?1巻を読めば、こよみが群馬県に住んでいたことが分かる。
ただ言えることはこよみが可愛い…
家族
まつりとこよみには、共通しているものがあると思う。それは寂しがりなところ。そのように感じた理由は幼少時のまつりが風邪で独り寝込んでいた時にそばにいてくれる人を求めていたから。こよみがまつりに会いに来た理由は、まつりがいなくて寂しさを感じていたからではないかと私は考えている。こよみも風邪をこじらせた時、独りで寂しく眠っていたのかなと想像した。
まつりを待っている時のこよみも寂しそうにしていた。こよみに寂しい想いをさせないために蓮とまつりはこよみを引き取るのかどうか気になるな。独りになることが辛いのはまつりがよく分かっているだろうし。
幼少期のまつりについて掘り下げることにより、こよみが登場することを察した方もいそうですね。
最後に
『あさぎ色のサウダージ』12話を読むと、大きな挫折をしたまつりはもう独りではないことを実感できる。ラストに待っているサプライズも12話における目玉だ。
1巻を読むと、今回の話は「あっ!?」ってなる。運命のいたずらというのは本当にあるんだなと。次回、一体どのようなやり取りが展開されるか気になるな。
1巻をまだ読んでいない方はこれを機に一度手に取ってみてください。
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