【感想】『できそこないの姫君たち』34話の解体新書

『できそこないの姫君たち』34話の感想を紹介します。

もくじ

『できそこないの姫君たち』34話の基本情報・内容

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34話の基本情報

【基本情報】

  • 作者:アジイチ
  • サブタイトル:ただ憧れていたかった
  • 出版社:竹書房
  • 公開日:2025年2月14日

アンコール配信の配信日です。


単行本のISBM・ASIN
【できそこないの姫君たち】
1巻:9784801964709
2巻:9784801966635
3巻:9784801968554
4巻:9784801970434
5巻:9784801972506
6巻:9784801974173
未収録作品集:B09HCTLQ7K

【白き乙女の人狼】
1巻:9784801978959
2巻:9784801980457
3巻:9784801982840
4巻:B0DX1M5NBG
*4巻は電子書籍のみ。


『できそこないの姫君たち』34話の内容・見どころ


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34話の内容
内容

いずみ七姫ななきを拒絶したかなでと対話する話。


見どころ
見どころ
  • 泉に全てを暴露する奏
  • 七姫のために動く泉
  • 奏からの拒絶に葛藤する七姫

『できそこないの姫君たち』34話の感想


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親友のために

こんな時だからこそ頼りになる泉。

七姫に対して真剣だったからこそ、泉は奏を一喝できるのだと感じた。


七姫と泉は対等だという奏の主張に困惑する泉が印象的だった。

そんなこと言われたら、多くの方が困惑するような…


少なくとも、私は困惑する。


『でき姫』で気苦労が最も絶えなかったのは泉かもしれないな。

美樹と真帆のペースに合わせつつも七姫を気に掛けるといった具合に。


あこがれ

奏の慟哭が胸を抉る…


七姫の気持ちを正面から受け止めるのが怖いと言えば良いのか。

心臓の当たりを強く握りしめ、泉にありったけの言葉をぶちまける奏は泉を困惑させるのに十分すぎた。


対等になれないなんて一体だれが決めたのだろうか。

七姫に?泉に?いろはに?


自分で勝手に決めて、勝手に七姫を拒絶してんじゃねぇよ!!って言いたい。


自分の理想を相手に押し付け、勝手に病むとか本当に意味分かんない!そんなん、泉以外の人間も「何言っているんだ?」ってなるわ!!


奏が泉に全てを告白するシーンと同時に美樹の登場シーンを描くことにより、一体何か起きるという予感を感じさせる。


戻れない的なことを奏は独白していたけど、時間は確実に進むんだよと言いたくなる。

嫌でも全てが変化し続けるわけで…


何でこんなことになったのかと奏が言っていたけど、「あなたが七姫の気持ちを受け止めなかったからだよ!」と返したくなる。


扉絵にひび割れしたガラスが描かれていたけど、七姫と奏の友達関係を表していたのかなと解釈した。

奏の感情表現が印象的な回に仕上がっていたと思う。


沈む七姫

奏のまさかの告白にショックを受ける七姫を見ていると、心が締め付けられる…


友達にならなければ良かったと言われて気分の良い人なんていない。

それも恋する人に言われたら、尚更。


「自分の中の根っこの部分が丸ごと引き抜かれたみたいな感覚」


七姫が今の心境を独白した際に出てきたセリフのセンスが良いなと感じた。


七姫にとって、奏が大きな存在になっていることがよく分かるセリフだ。


最後に

奏が泉に対し、自分が一体どのような想いを抱えていたか告白する様子が描かれていた『できそこないの姫君たち』34話。


ここぞという時に泉が頼りになる。

七姫と奏を見ていると、胸が締め付けられる。

話を見る限り、美樹が奏に大きな影響を与えそうだ。


参考資料

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【書籍】

・『できそこないの姫君たち』6巻

https://amzn.to/41n8bLn


【Webサイト】

・できそこないの姫君たち ストーリアダッシュ - 竹書房

https://storia.takeshobo.co.jp/manga/himegimi/


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