推している作品のキャラクターの誕生花について~『キミが吠えるための歌を、』編~

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誕生花、それは特定の日にちなんだ花のこと。


『キミが吠えるための歌を、』の主要キャラクターの誕生花から各キャラクターの魅力について掘り下げます。


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もくじ

『キミが吠えるための歌を、』の主要キャラクターの誕生花

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GO!

大神晴の誕生花

晴の誕生日である3月17日の誕生花はこれだ!


晴の誕生花





山茱萸(サンシュユ)

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山茱萸とは

山茱萸はミズキ科の花。原産は中国・朝鮮半島。

葉が開く前に黄色い花をいくつも咲かせる。春黄金花はるこがねばなとも呼ばれる。


秋になると、赤い実をつけることから秋珊瑚と呼ばれることも。


「持続」「耐久」という花言葉は夢が叶うまで歌を投稿し続ける晴の姿を彷彿させる。


夢をあきらめないその姿勢が晴と優雨を引き合わせた。


アザレア

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アザレアとは

アザレアは西洋系のツツジ。

フリルのある花びらが特徴に挙げられる。

寒さに弱い一面を持つ。


晴の場合、「節制」よりも抑制が頭に浮かぶ。


可憐な姿から「恋の喜び」という花言葉がつけられたとか。

「恋の喜び」は、晴がユーリの名前でボカロPとして活躍している優雨に出会ったことをイメージする。

7話における優雨が晴しかいないと言ったシーン、事実上告白じゃ…


アンスリウム

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アンスリウムとは

アンスリウムとは、ハート型の葉が特徴的な花。

ハワイでは、バレンタインデーにアンスリウムが贈られることがある。


歌に対して情熱的な一面を持つ晴には、アンスリウムがふさわしい。

有名になりたい想いを抱いている姿は「煩悩」の花言葉がしっくりくる。

恋に悶える心といった花言葉も有しており、優雨の積極的なアプローチにコンフューズする晴をイメージさせる。


ルピナス

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ルピナスとは

ルピナスはマメ科の植物。

下から上に咲くことからノボリフジと呼ばれることがある。


ガーデニングで育てられることが多いのに加え、ミニブーケを作る際に用いられる。


5話の時、母親のことを吐露した優雨に寄り添う晴は母性に満ち溢れていると思う。

優雨が晴にハグしていたのも印象的だ。

優雨の母親は認めていなくても、晴は優雨を認めている。


鳴宮優雨の誕生花

晴の誕生日である6月20日の誕生花はこれだ!


晴の誕生花





カキツバタ

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カキツバタとは

カキツバタは水辺で育つアヤメ科の植物。

カキツバタの汁を染料に用いたことが名前の由来と言われている。


尾形光琳おがたこうりんの「八橋図屛風やつはしずびょうぶ」にカキツバタが描かれていることでも有名だ。


母親と妹の美雪と離れ離れになった優雨だけど、晴という名の幸運が優雨に訪れた。


カキツバタの花言葉である「思慕」は母親と美雪、晴を思い慕う優雨にふさわしい。


オトメギキョウ

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オトメギキョウとは

オトメギキョウは、ベルフラワーの名前でも知られているキキョウ科の植物。

紫の花を咲かせる。


花の形状が釣り鐘形なのも特徴の1つに挙げられる。


音楽と晴に対し、誠実に向き合っていることを考えると、オトメギキョウは優雨にふさわしい。


母親に認めてもらいたい純粋な気持ちを抱き続けている様子は純粋無垢と言っても良いと思う。


トラノオ

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トラノオとは

トラノオは虎のしっぽを感じさせる花を咲かせる。

ベロニカという呼び名を持つ。


秋になると、葉が紅葉する。


「私の心をあなたに捧げます」という花言葉は優雨が自分の音楽を晴に託す姿を彷彿させる。


「信頼」という花言葉も優雨が晴を信じて、メジャーデビューまでの道のりを提案する様子を感じさせるなと。


どちらの花言葉も優雨にピッタリだと思う。


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栗とは

栗は秋の味覚。

初夏にクリーム状の花を咲かせる。


独特の匂いを放つ。


優雨は偶然出会った晴にメジャーデビューの可能性を与えるだけでなく、晴の才能を引き出していく。


晴にとって、あこがれの優雨にプロデュースされることは「豊かな喜び」と言っても過言ではないと思う。

メジャーデビューの方法・数々の楽曲という恵みを晴は優雨から得る。


『キミが吠えるための歌を、』の主要キャラクターの誕生石

晴と優雨の誕生石はこれだ!


晴と優雨の誕生石
  • 晴:アクアマリン
  • 優雨:真珠(パール)

他にも誕生石はあるけど、代表的なものを紹介することに。


アクアマリンとは

アクアマリンは淡い水色の宝石。原産国はモザンビーク・ブラジルなどが挙げられる。

宝石言葉は「幸せな結婚」「沈着」。


ベリルと呼ばれる鉱石に鉄(Fe²⁺)が含まれると、アクアマリンになる。フジテレビで放送された『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』でもこの話は取り上げられた。


鉄(Fe3⁺)が含まれた場合、ヘリオドールと呼ばれる黄色い宝石になる。


ちなみに、クロム・バナジウムがベリルに含まれると、エメラルドになる。エメラルドはアクアマリンに比べ、高額で取引されている。


後、コランダムと呼ばれる鉱石に鉄が含まれるとサファイアになるのに対し、クロムが含まれるとルビーになる。  


歌で夢を見続けた晴がボカロPのユーリとして活動を続ける優雨に出会い、パートナーを組んだことは「幸せな結婚」と言っても良いかもしれない。


真珠とは

真珠はアコヤ貝・クロチョウ貝・シロチョウ貝・イケチョウ貝などの体内で作られる宝石。琵琶湖でも真珠が養殖されているとか。

宝石言葉は「純潔」「富」「長寿」。


女性を象徴する宝石として知られている。人魚の涙が真珠になったという話も。

熱などに弱いデリケートな一面も持ち合わせている。『名探偵コナン』でも真珠のデリケートさについて触れられていた。怪盗キッドが初めて登場した時。


後はマーガリンの語源がギリシャ語で真珠を意味する「Margarite」といった話も聞く。


優雨も家庭環境の面・音楽において、デリケートな一面があるなと感じなくもない。


『キミが吠えるための歌を、』1~5話の感想のリンク

過去に『キミが吠えるための歌を、』1~5話の感想について語っています。気になる方は一度チェックしてみてください!


【1~5話の感想のリンク】
1・2話の感想はこちら
3話の感想はこちら
4話の感想はこちら
5話の感想はこちら

1巻の感想・特典の紹介を過去に行っています。こちらは長くなっているため、閲覧する際は注意してください。

1巻の感想はこちら


最後に

『キミ吠え』は誰だって主人公になれることを実感できる百合漫画だと思う。コンプレックスを抱えている少女の二面性・誰かに認められたい・何者かになりたいといった部分が丁寧に描かれている。


昨今の音楽を題材とした作品が好きな方は『キミ吠え』がスッと入ってくるんじゃないかなと。


まだ読んでいない方はぜひぜひ読んでみてください。もうすでに『キミ吠え』を読んでいる方は前よりももっと作品を好きになれたと感じて頂けたらうれしい。


誕生花は書籍・Webサイトによって紹介されている花が異なる場合がある。お祝いする時は絶対に誕生花じゃないといけないということもない。


ちなみに、晴優雨なのか優雨晴のどちらが良いのか悩むことがしばしば…個人的には、優雨晴で…


参考資料

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【書籍・雑誌】


・『キミが吠えるための歌を、』1巻

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・『幸せを運ぶ花言葉12か月』

https://amzn.to/3FrU6Fd


・『花屋さんで人気の469種決定版花図鑑』

https://amzn.to/4hgJS87


【Webサイト】


・『キミが吠えるための歌を、』Pixv百合姫

https://comic.pixiv.net/works/11327


・『キミが吠えるための歌を、』一迅プラス

https://ichijin-plus.com/comics/162549721432577


・マーガリン誕生秘話

https://www.meg-snow.com/fun/academy/margarine/story/



『キミが吠えるための歌を、』におすすめしたい作品

『キミが吠えるための歌を、』を読み終えた後、次は一体どんな漫画・アニメなどを楽しめば良いか迷っている方におすすめしたい作品がいくつか存在する。


おすすめしたい作品は以下の4つ。


おすすめしたい作品

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『ロンリーガールに逆らえない』

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『ロンリーガールに逆らえない』は樫風先生の初の連載作品。いくつもの偶然から始まる秘密の恋の物語が幕を開ける。うかつな学級委員長の彩花はアンニュイな雰囲気を漂わせる不登校の空に秘密を知られてしまい、1日1つ「お願い」を聞くことに…



【魅力】

  • 秘密を共有する彩花と空が結ばれるまでの過程
  • 彩花と空の恋を応援する和奏が抱く葛藤と恋心
  • 彩花と空が本当にやりたいことを見つける瞬間

『ロンガル』の最大の魅力は本番に弱い彩花と今の関係性が壊れることを恐れる空が一体どのような過程を経て、結ばれるかだと思う。時にズルく、時に繊細な彩花と空の百合に惹かれたんだ。


『ロンリーガールに花束を 樫風短編集』

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『ロンリーガールに花束を 樫風短編集』は『ロンガル』の後日談をはじめ、樫風先生がこれまでに発表した読切作品を数本収録した短編集。1冊で12作品を楽しめる。



【魅力】

  • 分厚い・ボリューミーなその物量!
  • 『ロンガル』本編の後日談が分かる
  • 色とりどりの百合漫画から自分の好きを確かめられる

いろいろな百合漫画から好きなジャンル・シチュエーションなどを見つけ、作品を開拓するきっかけを作ることができると思う。樫風先生は彩花達に対して愛情を注いでいることを実感する。


『ロンガル』をもっと楽しみたい方はぜひぜひ。


『僕らのアイは気持ち悪い』

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『僕らのアイは気持ち悪い』も『ロンガル』と同様に秘密の関係性にフィーチャーした百合漫画。高校時代に付き合っていた恋人の身体を粘土で再現していた小麦がバイト仲間のれむに知られたことを機に、れむのために人形作りを行うことに。れむは小麦の作った人形に欲望をぶつけていく…いくつもの気持ち悪いが交錯する。



【魅力】

  • 色とりどりのフェチと気持ち悪さが織りなす偏愛物語
  • 異なる気持ち悪さが共存する瞬間
  • 人形を活かした秀逸な演出の数々

『キミが吠えるための歌を、』と同時期に連載がスタートした。いわば仲間のような存在。雨水先生は異なる価値観を上手く対比させている印象が強い。



以前、Xで『僕らのアイは気持ち悪い』『今日はカノジョがいないから』『ぜんぶ壊して地獄で愛して』の3作をこれから百合を読み始める方におすすめだと投稿した。この3作は物語・題材の選び方・キャラクターの感情表現が秀逸なので、気になる方は読んでみて欲しい。


自分のレンズでは気持ち悪いと感じたものが他の人から見ればそうではないかもしれない。逆もしかり。


『BanG Dream! It's MyGO!!!!! 雨にそよいで晴れを請う』


『BanG Dream! It's MyGO!!!!! 雨にそよいで晴れを請う』は『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』の前日談。MyGO!!!!!のベースを担当するそよの視点から物語が進行していく。燈達がバンドを始めるきっかけ・Ave Mujicaを結成した豊川祥子は燈と一体どのように過ごしていたかなどを知ることができる。漫画を担当しているのは『君と綴るうたかた』の作者・ゆあま先生。脚本担当は灰渕ヨツジ先生。アニメを見ていなくても全然楽しめる。



【魅力】

  • 長崎そよは一体どのような人間なのかを掘り下げた物語
  • 『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』につながる第一歩
  • 生々しく表現されたバンドという名の運命共同体

そよの葛藤が生々しく表現されているのが特徴的だ。そよと祥子の対比が特に秀逸だと思う。『BanG Dream!』は個性あふれるバンド・キャラクターがたくさん登場するので、自分好みのバンド・キャラクターを見つけやすいと思う。


お気に入りのバンド・メンバー・楽曲を見つけることは音楽を題材とした作品の楽しみ方の1つ。自分がカッコいいと思うバンド・キャラクター・楽曲を見つけて欲しい。


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感情表現の重さを表現した作品といえば、ゆあま先生の『君と綴るうたかた』もおすすめなので、まだ読んでいない方はぜひぜひ。

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