『映しちゃダメな顔』14話がインパクト抜群だったので、見どころなどについて語っていくことに。
『映しちゃダメな顔』14話の基本情報
伊緒が赤ちゃんになって、美紗に甘える話。
1~2巻のISBN
『映しちゃダメな顔』14話の感想
赤ちゃんになった伊緒が美紗に思いっきり甘える姿が超かわいい…
見ていて、ドキドキした…
伊緒のお願いに応える美紗はまさしく
はなれちゃやだとおねだりする伊緒、可愛すぎるだろ!!
ドキドキしつつも、どこか安らぎを感じる。美紗の前だと全てをさらけ出すことができる。伊緒が愛情に飢えていたのがよく分かった。
女性同士のドキドキした描写が本当に秀逸。伊緒をお仕置きする美紗も赤ちゃんモードになった伊緒の前だとなすがままに…
不意打ちか!と言いたくなるようなタイミングで伊緒がまさかの告白をするシーンも目が点になった。ドストレートで美紗の心を射貫くとかズルすぎるだろ!!
周囲が望む理想の人間を演じ続け、精神をすり減らしてきた伊緒を見ると、複雑な感じになる。伊緒が自らの葛藤を告白するシーンがあることから、美紗の母性と伊緒の甘えたい気持ちがより引き立つと感じた。
美紗の母性と伊緒の甘えたい気持ちが前面に押し出された話だった。
幼児退行
俳優として活躍し続けるために甘えることすら許されなかった伊緒が全てを解き放ち、赤ちゃんになって美紗に甘えるシーンは『映しちゃダメな顔』14話において最大の見どころだと思う。
X上でFLOWERCHILD先生が『映しちゃダメな顔』14話の告知を行った際、美紗が伊緒のお願いを聞くシーンのページを載せていた。多くの方が告知を見て、「一体どんな状況なんだ?」と感じたのではないだろうか。
周囲の期待に応えるために自らを律し続けた伊緒。過剰過ぎる束縛により、限界に達した伊緒は抑圧された感情を美紗にぶつける結果に。もしかしたら、真麗に甘えたかったのかもしれない。だけど、それをすることができなかった。
インモラルな一面はあるものの、美紗と伊緒のつながりはどこか温かさを感じさせる。思いっきり美紗に甘えた伊緒は熱もストレスも解消することができたようだ。どさくさに紛れて、伊緒は何をやっているんだ?と言いたくなった部分も。
対する美紗も伊緒の可愛さに母性本能と恋愛感情をくすぐられ、伊緒を独り占めしたいという想いが急上昇していた。ぐっすり眠る伊緒を優しく包み込む美紗はまるで聖母みたい。
和香の葛藤・間違い
美紗と伊緒のスキャンダルを掴んだ和香が葛藤し続ける様子も『映しちゃダメな顔』14話における見どころの1つ。
キャバクラでナンバー1になりたいと思い続けていた和香だけど、その座を美紗がずっと獲得し続けていた。やりたくもない地道な恋愛営業を続けていたからこそ、美紗に勝てないことに苛立ちを感じていたわけで。
美紗をナンバー1の座から引きずり落としたいと感じていたものの、和香の心にはまだ一掴みの良心が残っていたようだ。
ナンバー1になりたいという想いとスキャンダルを公の場に公表して良いのかという倫理観の間に板挟みの状況にあったと言えば良いのか。ナンバー1になれば、やりたくもない地道な恋愛営業をやらなくて済むと感じ、スキャンダルを公の場に公表することを選択した。
和香が公表したわけではないと思う方も多いかもしれないが、事の発端は和香なのに変わりない。「悪いことしちゃったかも」と和香が心の中で思っていたけど、しちゃったかも?じゃない。しちゃったんだ!と言いたくなる。
和香の間違いはまだある。和香は美紗に負けたんじゃない。一体だれに負けたのか。それは…
ナンバー1になるために努力し続けるのを否定する気はないが、美紗と伊緒の人生を狂わせたのは頂けない。たとえ、公にいずれ知られるかもしれない出来事であったとしてもだ。
和香はナンバー1になった後もそれを保ち続けるための努力をしないといけないことを分かっているのだろうか。ハッキリ言ってしまうと、キャバ嬢を辞めてしまえ!と言いたくなった。和香のやった行為は卑怯だ。大事になるなんて、そんなの分かりきっていることだろ!!
中途半端な覚悟なのもたちが悪い。最初からやるな!って気持ちでいっぱいだ。
最後に
『映しちゃダメな顔』14話は美紗の母性と独り占めしたい気持ちに加え、伊緒の甘えたい気持ちが存分に描かれた回。美紗が伊緒を甘やかすシーンはインパクト抜群!
伊緒の抑圧された想いに加え、伊緒の想いに応える美紗・欲望と倫理観の間で板挟みの状況に立たされた和香についても触れられていた。
『映しちゃダメな顔』15話では、一体どんな展開が待っているのか。
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