【感想】『キミが吠えるための歌を、』8話~甘党だからか晴と優雨の甘さと距離感がしっくり来る~

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『キミが吠えるための歌を、』8話の感想を紹介します。

もくじ

『キミが吠えるための歌を、』8話の基本情報・内容

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タイトル『キミが吠えるための歌を、』8話
サブタイトル私たちの名前
作者樫風(@Cat2Sora)
掲載誌コミック百合姫2025年6月号
出版社一迅社
編集部のTwitterアカウント@yh_magazine
発売日2025年4月17日
ISBN4910137390652
サイズB5

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『キミが吠えるための歌を、』8話の感想

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晴と優雨の距離感ヤバくなかったですか???


前作の『ロンリーガールに逆らえない』でも感じたことだけど、キャラクター同士の距離感の魅せ方が本当に凄い。もっと近づきたいけど、近づけないじれったさがたまらなく好きだ。ドキッとする秘密の関係から始まり、近くも遠くもある距離感から生まれる百合は樫風先生の作品を好きになった理由。


ふいに見せるズルさにやられましたね…


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『ロンガル』におけるソウルフードがいちごオレだとしたら、『キミ吠え』におけるソウルフードは卵焼きといったところか。それも甘めの。こういった何気ないやり取りは晴たちの素の一面を垣間見ることができて、好き。


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甘党な自分には、体の芯からじんわりと広がる甘さが刺さる。


覚醒した晴はやっぱり


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覚醒した晴のオンステージは樫風先生の思うカッコいいが詰まっていたと思う。「目を離さないでね」という晴のセリフは高くジャンプするためのバネの役割を果たしていたような。本気で吠える晴の感情を大きく見せるだけじゃなく、晴の歌に心を射抜かれた優雨の表情もクローズアップされていた。


本気のパフォーマンスを披露するアーティストを見ると、叫び出したい衝動に駆られる。


晴と優雨の感情がアップになる瞬間も私は好き。



晴と優雨のユニット名。


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優雨の話を聞くと、LUPINUSというユニット名はカッコいいなぁと感じた。


ルピナスといえば、晴の誕生花だったりする。ルピナスの名前と花を目にした時はビクッ!!となった。


どうしてか分からないけど。ルピナスはマメ科の植物。原産は南アフリカ・北米などが挙げられる。藤の花が下から上に咲くような見た目から「ノボリフジ」と呼ばれているとか。厳しい環境でも花が咲くため、繁殖力がとっても強い。


藤っぽい見た目なので、興味のある方は藤の花と見比べてみるのもありだと思う。ちなみに藤の花もルピナス同様、マメ科の植物だ。


晴と優雨の表情を見ていると、本当にドキドキする…


最後に

晴の覚醒・晴と優雨のユニット名が決定・晴と優雨の絶妙な距離感が印象的な8話だった。


RURIKOのキラーチューンである「ブルールピナス」。青いルピナスの花言葉は「母性愛」とか。晴と優雨にとってRURIKOは音楽の世界における母親のような存在なのかなと感じた。


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『キミ吠え』はコンプレックスに悩む女の子たちが見せるカッコイイ姿が光る百合漫画だと思う。晴と優雨の距離感とギャップが上手く描かれていて、私は好き。誰もが物語の主人公になれると感じることができるのも良いなぁと。


『ロンガル』のDNAが受け継がれているような感じがして、どこか懐かしく感じる。


参考資料

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