『ささやくように恋を唄う』56話の基本情報・内容
タイトル | 『ささやくように恋を唄う』56話 |
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サブタイトル | 滲む気持ちと、確かな想い。 |
作者 | 竹嶋えく(@takeshimaxfj) |
公式アカウント | @sasakoi_info |
アニメアカウント | @sasakoi_anime |
掲載誌 | コミック百合姫2025年6月号 |
出版社 | 一迅社 |
編集部のTwitterアカウント | @yh_magazine |
発売日 | 2025年4月17日 |
ISBN | 4910137390652 |
サイズ | B5 |
『ささやくように恋を唄う』56話の感想
ミキの全てを正面から受け止め、包み込む彩花が最高に可愛く、カッコよすぎるでしょ。好きな人に対する想いを引きずり続けている人を心の底から好きだと言って、正面から受け止めるなんて中々できないような…
ミキと彩花の思い通りとまでいかなくても、新しい一歩を踏み出せた瞬間を目にできたのは良いなと感じた。
ミキが亜季のことを思い続けていることを聞かされた彩花が黙って唇をかんでいる姿は胸を締め付けられる。ミキが亜季のことを好きだったことを言わなかったことが彩花にとってもっと嫌なこと。
好きな子のことをもっともっと知りたい。頼ってくれなかったことがショック。そんな気持ちが彩花の心に渦巻いていたのだろう。
特に推したいシーンはあそこしかない。
亜季と志帆の視点から見れば幸せな場面だけど、視点が変わると残酷な場面。ミキと彩花が好きだからこそ、恋人つなぎをした亜季と志帆が仲良く街を歩く姿は目に毒だ。亜季と志帆が嫌いになったわけではない。
じゃあ何でなんだ?と聞かれたら、こう答える。
理屈じゃないの。
亜季と志帆はいろいろな過程を経て、今の幸せを掴み取った。そんなことはミキが最も分かっていることだと思う。ゆえに、ミキが目にした場面はどんなに理不尽な場面よりもショッキングだ。
ひまりや依、香織、真里、百々花、始の視点で見たら、亜季と志帆が一緒に出掛けている場面は幸せそうに見える。
彩花みたいな人、中々いない。そんな素敵な人の心を射止めたミキは幸せ者だと言いたい。亜季のことは心中察するに余りあるけど。
えく先生はキャラクターが輝く瞬間を描くのが本当に上手いと感じた。キャラクターの魅力を前面に押し出しされている。
それにしても、ミキの前でウブになる彩花がかわいい。恋愛についてはまだまだヒヨコといった感じがして。だからこそ、急に一皮剥けた姿が印象に残る。
最後に
ミキと彩花が新たな第一歩を踏み出す様子が描かれた56話。これ以上にないくらいミキと彩花の活躍を見ることができた。今後、ミキと彩花の活躍を見られる機会が一体どのくらいあるのだろうか。
まだ描かれていないものがあることを考えたら、ミキと彩花の活躍を見られる機会が限られてくるのだろうなと。何より、『ささ恋』はひまりと依の物語だし。
ラストにまさかのサプライズが待っていたので、まだ読んでいない方は自分の目で確かめて欲しい。
ミキは彩花にグイッと手を引っ張ってもらうのが丁度いいような気がしてきたな。
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