【感想】『今日はカノジョがいないから』31話~白く覆いつくす者~

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『今日はカノジョがいないから』31話の感想を紹介することに。


もくじ

『今日はカノジョがいないから』31話の基本情報・内容

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タイトル『今日はカノジョがいないから』31話
サブタイトル軋轢
作者岩見樹代子(@okome103)
掲載誌コミック百合姫2025年7月号
出版社一迅社
編集部のTwitterアカウント@yh_magazine
発売日2025年5月16日
ISBN4910137390751
サイズB5

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30話のラストに登場した新キャラ・真白がついに始動。


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『今日はカノジョがいないから』31話の感想

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風羽子!誰なの?その女は!!!って言いたくなる。七瀬からゆにを奪うばかりかゆにの身も心も風羽子専用にしておきながら…


真白に強気な態度を取ったと思ったら、すぐ小鹿みたいになって。クソ雑魚ナメクジかよ!!もうちょっと反抗心をむき出しにしろや!!


下から真白の太ももを見る風羽子は嘆かわしい…だけど…


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ゆににおしおきと言って折檻していた風羽子が小鹿みたいに弱弱しい姿を見せているところが本当にかあいい…強気な女の子が心をポキンと折られ、ただ怯えるだけの姿。最悪のシチュエーションを想像する風羽子が本当に可愛い。


風羽子を攻めているのが純粋・綺麗・清らかといったイメージの名前を持つ真白というのがたまらなくイイ…


ゆにを怒らせたのは真白?そんなことを言う人がいたとしたら、ため息しか出ない。力が抜ける。


風羽子が悪いんだよ!!!


優月に対する恋心が実らなかった時に真白と出会ったのかな?もし、そうだとしたら、尚更悪い。悪質過ぎる。


風羽子は真白に負けたんじゃない。自分に負けたんだ!!


風羽子にバカヤロー!!!って言いたくなってしまう。


どのくらい悪いかと聞かれたら、将来有望かつ清らかな身と心を持つ女の子たちをかどわかし、掌中に収める『わたなれ』のれな子ぐらいには悪い。


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真白で寂しさを埋めていたとしたら、一時の逃げでしかない。だからこそ、風羽子はゆにの気持ちも一体どんな行動に出るかも分かっていたんだろうな。経験者は分かるというやつか。


ハァ…汚らわしい…


元はと言えば、風羽子が距離があったゆにと七瀬の運命を狂わせたことが原因だし。(最も、ゆにと七瀬は風羽子が手を下さなくても別れる可能性もゼロではなかったけど。


それにつけても風羽子と真白のやり取り、たまらないんだよなぁ。


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Febriに掲載されていた岩見先生のインタビュー記事を思い出すわ。まさしくSMだわ。一時の安らぎで苦しみを紛らわそうとしていたのかなとか想像すると、風羽子はクズ過ぎる。そして、風羽子のいろいろなものを奪い取り、マーキングしていた真白もクズオブクズ。


作中で気になった言葉があったんだよなぁ。真白が風羽子を傷つけるにはどうすれば良いか風羽子に聞くシーン。こんな感じの声が漏れた。


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真白がゆにと遊ぶ姿は見たくない。でも見たい。風羽子の目の前でゆにを可愛がるのかなとか妄想してしまう。妄想すればする程、ぼっちになっちゃう。


正義のロボットが悪の手に堕ち、悪の限りを尽くしたりするのとか大好きだから真白がゆにを可愛がったり、真白が風羽子を可愛がる姿は興味ありあり。


でも、いけない。ゆにと風羽子が志向なんや。ふうゆにがええんや…


いばら姫の風羽子を包み込む真白にドキッとしてしまう。真白の指にはまっているいくつもの指輪から察するに、真白は何人もの女の子を自分のものにしてるんじゃ…


電車に窓に映る自分の姿を見つめ、いらだちを蓄積するゆにも印象的。最初は怒り。その後に悲し気な表情。ゆにの心理状態を電車の窓で表しているような。まるで鏡だな。ずっとリードし続けてきたからこそ、小鹿のように弱弱しくなる風羽子の失望感ときたら…


自分がゆにの立場だったら、風羽子の弱弱しい姿なんて見たくない!!


啞然・愕然・失望といった言葉が連鎖する。


本当は風羽子は私のカノジョ。私の女と言いたかったくせに。それを真正面から言えなかったゆにが情けなく映る。ゆにが怒りを向けているのは風羽子でも真白でもない。もちろん、七瀬でも雪でもない。


他ならないゆに自身だと思う。


真白に対してもある程度の怒りを抱いているとは思うけど、ここぞという場面で風羽子の手を取らなかったゆに自身もゆににとって怒りの対象ではないだろうか。


肝心な時に素直になれない。肝心な時に力になれないこと程、腹立たしいものはない。


家路に向かうゆには見る者の胸を抉る。


真白の魅力だけではなく、ゆにの魅力もしっかり描かれていた。キャラクターの見せ方が秀逸。それが物語に厚みを与える。


余裕気な真白の表情を見ると腹立つわぁ…


このドロドロのヒューマンドラマを織りなす岩見先生に圧倒的感謝。ありがとうございます…ありがとうございます…もっとやってください…


最後に

30話という名の壁を乗り越えた先に待っていたのは風羽子を覆いつくす真白というクズ女。風羽子の表情から、真白に恐怖しているのが十分伝わってくる。


風羽子の弱みを真白が握っている。


真白と過ごした時の経験を活かして、風羽子はゆにの身も心も自分の色に染め上げたと。


真白が風羽子にクズと言っていたけど、その罵声に思っている以上の重みが…


今後、どうなっていくのか楽しみだな。


参考資料

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