『ささやくように恋を唄う』11巻の感想について紹介することに。
『ささやくように恋を唄う』11巻の基本情報・内容
タイトル | 『ささやくように恋を唄う』11巻 |
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作者 | 竹嶋えく(@takeshimaxfj) |
公式アカウント | @sasakoi_info |
アニメアカウント | @sasakoi_anime |
掲載誌 | コミック百合姫 |
収録話数 | 50~56話 |
出版社 | 一迅社 |
編集部のTwitterアカウント | @yh_magazine |
発売日 | 2025年6月27日 |
ISBN | 4758029261 |
サイズ | B6 |
【見どころ】
- 亜季に囚われているミキを優しく受け止める彩花
- 恋人として最上級の幸せを感じている亜季と志帆
- 百々花に対して複雑な想いを抱く始
- カバー裏の香織と真理
特装版には、全49種類のシールが付いてきた。大盤振る舞いとしか言いようがない…
『ささやくように恋を唄う』11巻の感想
ミキと彩花の百合がこれでもかというぐらい詰め込まれていて、私は大満足。
やっぱ、ミキと彩花なんですよ。
ゲーマーズ特典のミニ色紙なんですけど、亜季が志帆と結ばれて寂しい想いをしているミキを片思いで寂しい感じになっている彩花が優しく抱きしめる…くぅぅ…ヤバないですか?
ミキの服や髪留めに用いられている新緑を感じさせる緑が彩花の髪などを連想させるオレンジに紅葉していくと。
朱に交われば赤くなるってやつだな。
ミキと彩花が葛藤している最中、亜季と志帆が幸せの最高潮に達しているのがなんとも言えん…亜季と志帆の幸せそうな笑顔にやられてしまうし、最高だと感じるんやけど、複雑な気持ちになってしまうわ。
亜季と志帆推しの方には、申し訳ないけどミキと彩花を困らせた点は許してはおけない。
亜季はとんでもないですよ。
付き合ってはいけない3Bというものがある。それは…
ベーシスト!
ベーシスト!!
ベーシスト!!!
亜季も他のベーシストに負けず劣らずのものを…
裏表紙、見てくださいよ。亜季と志帆を直視できないミキの姿を。亜季と志帆の幸せそうな笑顔がミキを追い詰める。
でも、亜季と志帆が付き合うということは…ミキから見ると、志帆はお義姉さんになるのか…志帆から見ると、ミキと彩花は義妹に。
ミキと彩花が悩まされた諸悪の根源は、亜季ということにしておくと、丸く収まらなくも。
ミキと彩花が良い感じの答えを導き出したから良いものの、志帆が亜季と付き合うことができて幸せの絶頂を感じている姿がジワる…あなた達が幸せを感じている裏に苦しんでいる人達がいるんですよ!!と言いたくもなる。
だけど、そういった部分も恋物語なわけで。報われた人達がいる陰に報われなかった人達がいる。ミキと彩花の恋物語において、そういった部分もしっかり描かれていた。ひまりと依が結ばれた時も、亜季が失恋したこともしっかり描かれていたし。
百々花を『ぼっち・ざ・ろっく!』のリョウや『BanG Dream! Ave Mujica』の海鈴と並べるな!と感じた方もいたかもしれない。
百々花はゆるふわ美人で可愛いし、優しい。ひまりに対するアドバイスも的確だし、志帆のサポートもバッチリ!ミキと彩花に対する恋のアシストも完璧。お菓子作りもできる。文句のつけどころがないじゃないかと思うかもしれない。
しかぁ~~し!!!
百々花はとんでもないことをしている。
百々花は始の心を盗んだ。
キョウだけじゃなく、始の心まで。天沢家は百々花の手に…天才バイオリニストのキョウと凄腕のフルート奏者の始の心をわしづかみにする百々花、恐ろしい子…
百々花は恋の大泥棒だ。
最も、甘織れな子という上には上がいることを感じさせる存在がいるんですけどね。4股いや7股してるも同然のとんでもない陰キャ女子。紗月さんや紫陽花さんが持っているドラ〇ンボールも掴み取っている。
始の百々花に対する恋心は、文化祭でのエピソードでも察することができる。彩花も始の恋心を見抜いていた。
始もまた、ミキと全く同じ想いを抱いていた。5巻の描き下ろしにおいて、百々花・始・キョウの3人でピクニックする様子が描かれていたけど、始はどのような想いでピクニックに行っていたのか気になるわ。
キョウの死去は始だけではなく、百々花の心にも大きなダメージを負わせている。これは一筋縄ではいかない。大切な人であるキョウを失った辛さを、百々花と始はどのように接していくのか気になるところ。恋敵でもあり、姉でもあるキョウがいなくなるのは、始にとっても辛いことだ。
ミキと彩花に可愛いとか言っている場合なのかと始に言いたい。ミキと彩花が可愛いのは大正解だけど。
始はキョウごと百々花をもらおうよと。百々花に対しても、キョウごと始をだな。
後、カバー裏の香織と真理のやり取りもインパクトあったな。表紙と引き換えに額にキスですか…香織、嬉しそうだし。
香織と真理は表紙まだなんだよなぁ…できれば、見たい。かおまりの表紙が見れないとか、筒井家の家政婦さんを務める結衣さんが可哀想。かおまりの表紙が見れなくて涙する結衣さんなんて、見たくない。
結衣さんはかおまりの師匠なんで。
香織と真理は同じ大学を受験するみたいだけど、推薦で片方が合格なのに対し、もう片方が不合格なんて展開…考え過ぎか。2人仲良くゴールインだ。(場合によっては、百々花と始以上に重い展開も
いずれにしても、ミキと彩花推しなら満足できる1冊に仕上がっていた。
『ささやくように恋を唄う』11巻の特典リーフレット
『ささやくように恋を唄う』11巻の特典リーフレットについて語ることに。
アニメイト特典のリーフレットの表紙は依。セクシーな感じとカッコよさが上手くマッチしている。
裏はひまり。ゴシックアンドロリータの衣装を身にまとう姿が可愛い。
アトレ秋葉原のコラボで見送られたイラストを見ることができる。ひまりと依のおまけ漫画を楽しめる。
メロンブックス特典のリーフレットの表紙は亜季。志帆を見つめる表情が可愛らしい。肩を出していて、セクシーだなと言いたくなる。
裏は志帆。亜季を見つめる表情が可愛らしい。志帆も肩を出していて、セクシーだなと。
アトレ秋葉原のコラボで見送られたイラストに加え、おまけ漫画が楽しめる。亜季に可愛がられる志帆が可愛い。志帆を可愛がりたくなるのも分かる。
最後に
ミキと彩花の恋物語がひと段落を迎えた『ささやくように恋を唄う』。100万部を突破するなど、人気の高さを感じさせる。
香織と真理がカバー裏で表紙のポジションについていろいろ言っていた。表紙になる。それすなわち、香織と真理が物語の主役になるということ。香織と真理にも一波乱ありそうな気がしてならない。
百々花と始の関係も一体どうなるのか。
ミキと彩花の百合を思いきり楽しみたい方は『ささ恋』11巻をぜひぜひ読んで欲しい。
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