『ダメ犬彼女』2話-2の感想を紹介することに。
『ダメ犬彼女』2話-2の基本情報・内容
夕陽にリードされることに不満を覚える櫻子。櫻子は夕陽を躾けようとするものの、夕陽に手を嚙まれてしまう。夕陽は理由を言わず、その場を後に…
『ダメ犬彼女』2話-2の感想
『ダメ犬彼女』2話-2の感想を3つのセクションに分けて話すことに。
- 飼い犬に手を噛まれる櫻子
- 夕陽が帰った理由
- 夕陽を映し出す鏡
飼い犬に手を噛まれる櫻子
夕陽に流されてる櫻子がかわいい…やっぱり、主導権を握るのは無理だよ…
かわいいワンコに囲まれて、夕陽の使っているシャンプーの匂いに酔ってる櫻子がおもろすぎるやろ!!どの面で飼い主云々みたいな感じのことやってるんだ???匂いに酔ってる櫻子の唇がアップされてたけど、色気がちょっとなかったですか?背伸びしてる感じがちょっとかわいい。
背伸びして、主導権を握ろうとする女の子が可愛がられてる姿って最高過ぎません??私は好き。予想外の事態に困惑し、抵抗している櫻子は、たしかにかわいい。愛の営みや調教に慣れていないのがバレバレ。未経験なことに身も心も固くなるからこそ、櫻子のかわいさが引き出されていると思うんだ。
夕陽の首に巻かれた首飾りを見て、櫻子は嫉妬していたな。櫻子同様、暇をつぶすための人間の1人だったようだけど。名前を覚えられていないということは、夕陽にとって遊び相手にしか過ぎなかったと言っているようなものじゃ…また、忘れられてしまうかもしれないという葛藤もしっかり描かれていたな。痛烈な別れ方をずっと引きずっていたのに…夕陽はなんだといった気持ちが櫻子にあったのだろう。
ネクタイで夕陽を調教する櫻子が初々しいわ。恋する乙女じゃん!完全に。ご主人様になりきれてない。どっちがご主人様なんだか。夕陽に手を噛まれて、嫌な気持ちを抱いていなかったし。むしろ、恋心が強くなってる…恋する櫻子がかわいい。手の震え・赤くなった頬とかを見ると、櫻子にとって衝撃的なものだったのがわかる。飼い犬に手を噛まれるのも悪くないと感じていたのかな。噛まれた瞬間を回想するシーンを用意することにより、噛まれた時の感覚を想像させる。
ラストに描かれた櫻子の様子も印象的。夕陽がふたたび自分の下を去ってしまうのではないかという不安でいっぱいだったのかな。もうお別れになるかもしれないといった葛藤が櫻子の表情から滲み出ているような気がした。吹き出し・集中線・フォント・文字のサイズなどにより、櫻子の戸惑いを分かりやすく表現していたと思う。
ドアが閉まるシーンは、櫻子の絶望を表現している要素の一つだったような。暗い部屋も櫻子の心情をダイレクトに表現している。背景もキャラクターの感情・状況を伝える役割があることを実感できる。
櫻子は夕陽のことが好きで好きで仕方ない。どこかに行ってしまうと不安だから、首輪とリードで管理したいというのがわかった。櫻子は完全に恋する乙女だな。うん。
夕陽が帰った理由
夕陽が帰った理由は、スマートフォンの通知のせいだろうな。櫻子の攻めを悪くないと感じつつも、途中で中断するのはそれなりの理由といったところか。夕陽は何人もの女性と付き合いがある。そのなかの誰かからメッセージが届いていたのかもしれない。
夕陽の表情を見る限り、櫻子も良いなと感じていたと思う。だけど、たった一つの通知が心地いい時間を断ち切らせた。リードされている時の櫻子がかわいくて、自分がリードされることにいろいろ思うところがあったのかもしれないけど。
夕陽は櫻子のペットだけど、リードを握っている。櫻子を飼い慣らしている。櫻子の忘れて欲しくない気持ち・恋心などを転がしていくのだろう。
夕陽を映し出す鏡
櫻子がネクタイを首輪代わりに飼い慣らされている夕陽を鏡の前に連れていくシーンも見どころの一つ。夕陽の羞恥心を煽っている。夕陽に自分の立場をわからせようとしていたのかな。ネクタイを首輪代わりにすることで、制服を着るたびに櫻子のことを思い出させようとするのはセンスいいなと。日常からご主人様を常に考えさせると。くわばら先生も良い趣味をしてる。
鏡で自分の立場をわからせる役割もある。夕陽のご主人様は一体誰なのかを夕陽本人に伝えることが。
最後に
櫻子は夕陽にリードを引っ張られる。これはもう決まっていること。夕陽を見送るだけしかできない櫻子の驚きたるや。また、忘れられてしまうかもしれないという不安が櫻子の心にのしかかっていたのかな。
意中だった女の子にリードされる女の子を題材にした作品を見たい方は、『ダメ犬彼女』を読んでみるのもありだと思う。
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