『ささやくように恋を唄う』59話の感想を紹介することに。
主に以下の内容に触れていきます。
- 我が子を思う依のお母さん
- 依の進路と将来
- ひまりと依のお父さんが認める依の才能
もくじ
『ささやくように恋を唄う』59話の基本情報・内容
| タイトル | 『ささやくように恋を唄う』59話 |
|---|---|
| サブタイトル | 挨拶と、謝罪と、将来と。 |
| 作者 | 竹嶋えく(@takeshimaxfj) |
| 公式アカウント | @sasakoi_info |
| アニメアカウント | @sasakoi_anime |
| 掲載誌 | コミック百合姫2025年12月号 |
| 出版社 | 一迅社 |
| 編集部のTwitterアカウント | @yh_magazine |
| 発売日 | 2025年10月18日 |
| ISBN | 4910137391253 |
| サイズ | B5 |
依のお願いにより、ひまりは依の両親と会うことに。ひまりと依に待っていたのは、依のお母さんに土下座する依のお父さんの姿が。依の進路と才能を巡り、ひまりと依は依のお母さんと話し合う。果たして、ひまりと依の未来は…
- 我が子を愛する依のお母さんと依のお父さん
- 依の進路・才能・将来の夢
- ひまりの望み
依に対する愛情がヤバい依のお母さん
依のお母さんがとても美しすぎるんですがぁ!!!
綺麗!可愛い!優しい!面白い!の四拍子が揃ったとてもおもしれー女性だった。
依に対する愛情が本気と書いて、マジだった…
依の秘蔵アルバム、ありがとうございます…ありがとうございます…ちっちゃい頃の依が可愛かった。ひまりと依について語り合う会は、再び行われるのか。
個人的に依のお母さんのセリフで好きだったのが…
「たとえ地球の裏側にいたって私は駆けつけますよ」
『ささやくように恋を唄う』59話より引用
依に対する愛情が深いことがよく分かる。夢破れた人間を目の前で見ていたからこそ、バンドの道に強く反対していたのかなと。収入が安定しないのもあるけど、夢が破れた時の痛みはかなりのものだ。愛しているからこそ、海外からやってくる。
将来のことをしっかり考えるように言ったのは、依が本当にやりたいことを見つけるようにという意味だけではなく、素敵な恋人であるひまりを悲しませないようにという想いも込められていたのかもしれない。
ひまりと接した際、依の良さに気づいたことだけではなく、木野ひまりという人間の魅力も評価していたと思う。でないと、こんな可愛い子を放っておかないとは言わない。ひまりが依をずっと応援すると宣言したことが、依のお母さんの心を動かした。
ひまりが依とずっと一緒にいるためには、依のお母さんに認めてもらうことが大事だったと思う。ひまりが依のお願いに応えなかったら、どうなっていたか。多分、違う未来が待っていた可能性も。
『ささ恋』59話はひまりと依がこれからずっと一緒だということを読み手に示す話だったと思う。1話で無事に解決だったけど、乗り越える壁を用意したって印象が強い。『わたなれ』における真唯の母親・ルネみたいなものかな。
ルネも主人公のれな子の交友関係に対し、辟易していた。れな子が真唯に対して、どれだけ真剣なのかをルネに伝えていくのだろう。(事実上4股…いや、7股もしくは8股同然な気も。
文化祭を終え、受験勉強真っ只中という状況下なので、依が依のお母さんにステージを見せる機会が直近でないので、長くするのが…できなくもないけど、ピンと来ない。なので、依の本当にやりたいことを応援するという流れを1話で済ませるのはありだと思う。
依のライブ映像を見て、大号泣する依のお母さんが面白かった。分かり合う前は、依のお父さんや依の前で偏差値80オーバーみたいな威圧感を出していたけど、娘の晴れ姿を目にした際は偏差値2くらいに。
バンドやっていた頃の依のお父さんはカッコよかったとか言っていたけど、惚気も入っていたな。依のお父さんに対して厳しい一面もあったけど、愛ゆえにってやつか。家族のことが本当に大好きで愛しているのがよく分かる。学生時代の依のお母さんも可愛い。メガネがとっても似合う。
お遊戯会で雑草役を務めた依が可愛かった。その劇、雑草を演じる依が主役だったのでは…
依のお母さんの迫力・優しさなどを見せる演出
『ささ恋』59話における目玉は、依のお母さんの初登場。今後、新キャラクターがどのくらい登場するか分からないなか、依のお母さんが現れることで作品内に新鮮な風が吹き込む。
物語でテンションが上がる瞬間のひとつが、新キャラクターの登場だろう。10月16日に発売された『Pokémon LEGENDS Z-A』(ポケモンレジェンズゼットエー)でも、メガカイリューなどの新たなメガシンカを用意していた。今まで出てきたキャラクターだけなら…と躊躇いが出てくるところを、新キャラクターを見せることで興味や購買意欲を高めていく。
『ささ恋』でも、一つの区切りがつく段階・単行本の描きおろしエピソードで、新キャラクターをお披露目することで読み手の興味を惹いていた。新キャラクターの依のお母さんは、一体どんな人なんだ?ひまりと依にどんな影響を与えるんだ?という疑問を与え、読み手に続きを読むことを促していく。
58話で依がひまりに両親と会って欲しいと言った際、依のお母さんの姿を敢えて見せなかったのも個人的にありだ。姿が分からないからこそ、期待と不安が入り乱れ、自分の目で確かめたいという気持ちが促された。姿の見えない・分からないものって怖さや不安とか感じないですか?
依がドアを開けるのを躊躇う姿を見せることで、依の不安を感じることができるだけではない。一体どんな姿なんだ・一体どんな性格の持ち主なんだといった思いを再び抱かせる。手のアップで状況やキャラクターの感情を伝えつつ、読み手の興味を持続させる方向に働いている。
ひまりと依にピンと来なくても、初期の段階で亜季・香織・真理・ミキの四人を登場させることで、推しを作らせることで読み手の興味を持続させていた。えく先生のキャラクターデザイン・新キャラクターを登場させるタイミングの上手さを物語を読み進めていくなかで感じることができる。
依のお父さんが依のお母さんに土下座するシーンのインパクトが抜群だった。何度も言うけど。依のお母さんの迫力が上手い具合に表現されていたと思う。
土下座シーンを簡単に図に表したけど、依のお母さんの全身を描いていたのに加え、腕を組む動作により、迫力を演出していた。顔が見えないこと・斜めに描かれた床が不安感を抱かせることで、ひまりと依は依のお母さんと分かり合えるのかといった疑問を抱かせる。
ラスボス感満載でしたね。依のお母さん。その後に見せる笑顔で緊張感を緩ませていた。
依がバンドの道を歩ませるのを反対するシーンでは、大袈裟に見せていたなと。手を叩く動作・勢いを感じさせる描き文字・少し溜めてから真意を伝える・指を差す動作・顔に少し影をつける・雷のエフェクトなどにより、勢いや迫力を演出していた。
依のお父さんについて嘆く姿を見せつつも、バンドをやっていた頃の依のお父さんはカッコよかったとデレるシーンを入れることにより、可愛いな・面白いなといった感情を抱かせる。厳しさと可愛さなどの感情を見せることで、デレるシーンなどの印象をより強いものにしている。
依のライブ動画で号泣するシーンを印象づけるため、依のお父さんを厳しく非難したり、ひまりに依がバンドに向いていないこと・依の幼少期のエピソードを伝えるシーンを用意したと。数々の言動から、依がSSGIRLSで活動を続けるのは難しいかなと思わせてから、意見を180度変える姿にツッコミを入れたい気持ちを引き起こさせる。
依がひまりと付き合っていることを聞かされるシーンなどにおける依のお母さんのリアクションなどにより、予想外の出来事に弱いということをダイレクトに伝えている。もちろん、面白いキャラクターなんだなといった思いを抱かせ、愛されるキャラクターづくりを心掛けているのが印象的だ。
キャラクターの動きや感情を大きく見せるという点においては、『君と綴るうたかた』にも通ずるものが。
付き合ってはいけない3B
依のお母さんが思う付き合ってはいけない3Bといったら、多分こうだろう。
バンドマン!バンドマン!!バンドマン!!!
どこかで聞いたセリフだな。
あれだ!
ベーシスト!
ベーシスト!!
ベーシスト!!!
依がギターを手にしたのは、依のお父さんがきっかけか。そして、依のお母さんが依に音楽の道に進むことを気乗りしなかった理由を作ったのも。
愛する我が子だからこそ、成功するかどうか分からない夢を追いかけるのに不安を覚えるわけで。ヒモ野郎呼ばわりとか…相当苦労したんだな。
依のお父さんが進学校を中退したらしいけど、岡山県の進学校といえば、岡山朝日高校が真っ先に浮かんだ。『第45回高校生クイズ』に大安寺中等教育学校と一緒に出場していましたね。大安寺中等教育学校も東大合格者を輩出しているけど。岡山白陵高校なんかも岡山県有数の進学校。兵庫県の高砂市にある白陵高校の姉妹校だ。
えく先生の前作である『晴れの国のあっぱれ団』も進学校に通う生徒達が活躍する百合漫画だったりする。
猫グッズで依を釣ったって…依のお母さん。それで釣られたら、『小林さんちのメイドラゴン』のトール並みのチョロさだわ。
自分の主張を伝えるためにひまりを盾にしたって依のお父さんよ。『遊戯王』の手札誘発かよ!?
依のお母さんにワンキルされるのがそんなに怖いか!!実際、依のお母さんに逆らえるだけの立場なんて。
ひまりは『ヴァンガード』の完全ガードちゃうんやで。
依の進路と才能
『ささ恋』59話では、依の進路に加え、才能についてもフィーチャーされていた。進学を考えている依。だけど、依のお父さんは依に音楽の才能があると考えているようだ。
依は進学して、一体何がやりたいのかというのがイマイチ…高校の段階でやりたいことが決まっていないといった方も想像以上に多いのかもしれないけど。
ひまりも依の才能を高く評価している。おそらく、亜季も。
依のお母さんから見て、依のお父さんに才能を見出していたのかもしれない。
依のお母さんにいろいろ言われていたけど、依のお父さんは依のことをしっかり見ていたと思う。だからこそ、依の才能を伸ばす方向を勧めたわけで。
ひまりの願い
ひまりの願いは依とずっと一緒にいること。依もひまりとずっと一緒にいることを望んでいた。
依の両親と挨拶したこと・志帆のことを踏まえ、ひまりも依が音楽の道に進むことも悪くないと感じていたのが印象的。ひまりを置いて、東京に行くとか許されるわけがない。遠距離になるかもしれないことに不安を覚えるひまりを見ていると、心が痛くなる。依がいけないんだよ。
ひまりも依とずっと一緒にいるため、ローレライだけではなく、依のマネージャーをやるとかさ。いっそのこと、SSGIRLSのマネージャーもだなとか思わなくも。そうすれば、ひまりと依が一緒にいられる。亜季と志帆も一緒にいられる機会ができるかもしれないし、香織と真理が一緒にいる時間ができるかもしれない。百々花と始は言わずもがな。
依が高校卒業したら、ひまりと依はどうやって二人の時間を作るんだ?
依の進路はひまりの進路にも影響を与えそう。
ひまりに可愛がられるマロ太
マロ太が可愛すぎる…
マロ太もひまりを優しく見守っていた。ひまりのことを大切に想っているんだなと。
マロ太に思いきり抱きつくひまりが可愛い。抱きつくシーンから、ひまりが緊張していることをダイレクトに伝えていた。マロ太はさながら、ひまりのことを理解するイマジナリーフレンドといったところか。
『NEWGAME!』でもそうだったけど、動物を登場させることで癒しだけではなく、物語に動きを与える。
ひまりの感情を受け止めたり、表現したりする役割をマロ太がしっかり果たしていた。
ひまりのお母さんも相変わらず可愛い。ひまりをべた褒めしていた時とか特に。依のお母さんと気が合うんじゃ…
最後に
依のお母さん・依の進路にフィーチャーされた『ささ恋』59話。依が両親に愛されているのがよく分かる話に仕上がっていた。依のお母さんの見せ方が秀逸で、感情表現も豊かで読んでいて楽しくなる。
依はもちろん、依のお父さんも才の溢れた人間だったのだろう。
依の才能をひまりも見抜いていた。
ひまり達のやり取りを見ていると、依の卒業の時が確実に近づいているのを実感させられる。
果たして、依は一体どのような道を目指すのか。
ちなみに、依の両親の名前も知りたかったな。なぜなら、依の両親は朝凪依という人間を形づくる重要な要素だから。
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