【感想・考察】『私の推しは悪役令嬢。』11巻~一人のために動くレイ・大勢のために動くクレア~


DSC_9332.jpg


ついに幕を開けた最終章!


ついに動き出した諸悪の根源・サーラス。


サッサル火山の大噴火により、バウアー王国は未曽有の危機に。


理不尽な増税により、市民の怒りが頂点に。


バウアー王国の転換点を描いた革命編。果たして、レイとクレアの運命や如何に。



今回は『私の推しは悪役令嬢。』11巻の感想について紹介することに。


主に以下の内容に触れていきます。


  • レイの思惑
  • 王国の危機に立ち上がるクレア
  • 革命政府の思惑
  • リリィの葛藤
  • 表紙の考察

もくじ

『私の推しは悪役令嬢。』11巻の基本情報・内容

DSC_9333.jpg


タイトル『私の推しは悪役令嬢。』11巻
漫画青乃下(@aonoesu)
原作いのり。(@inori_ILTV)
キャラクター原案花ヶ田(@Lv870)
アシスタント

さねいしまこと

ヒノキチ

minto

担当はつか(@hatsuka_n_yh)
TVアニメ公式Twitter@wataoshi_anime
掲載誌コミック百合姫
出版社一迅社
収録話数51~55話・描きおろし
編集部のTwitterアカウント@yh_magazine
発売日2025年10月18日
ISBN978-4758029780
サイズB6

あらすじ

サッサル火山の噴火・サーラスの謀反・ロセイユの死により、未曽有の危機に陥るバウアー王国。クレアの父・ドルは臨時政府を発足するも、理不尽な増税で市民から怒りを買うことに。民のために立ち上がるクレア。それに対し、レイはクレアの運命を変えるために思惑を張り巡らせていく。


物語の核
  • 臨時政府と革命政府の対立
  • クレアの運命を変えるために動き出すレイ
  • 民のために立ち上がるクレア
  • 葛藤するリリィ

2025年10月発売の百合姫コミックス
  • 『踊り場にスカートが鳴る』6巻(初回限定版)
  • 『伽藍の姫 -がらんのひめ-』3巻
  • 『ゆるゆり』24巻
  • 『甘やかし百合えっちアンソロジー』
  • 『ふたりエスケープ 公式コミックアンソロジー』

『ふたりエスケープ 公式コミックアンソロジー』に青乃下先生が参加。


『踊り場にスカートが鳴る』と『伽藍の姫 -がらんのひめ-』は、最終巻。


『ゆるゆり』24巻は特装版と通常版が発売。



クレアを救うために動くレイを描いた1冊

本来のシナリオと異なる運命を辿っていることに困惑するレイ。クレアに発破をかけられ、クレアを死の運命に進ませないためにレイが立ち上がる様子が描かれていた。


クレアのためなら、持てる全てを出し、疑わしきは誰であろうと容赦しないといったさまざまな一面を見せるレイが印象的だった。描きおろしエピソードで、クレアを救うために決意を固める様子が掘り下げられていた。マットを問い詰めるときなんか、初見の時に冷えそうに。


クレアとの出会いを嬉しそうに語るときのレイを見ていると、クレアとの出会いが本当に運命的だったんだなと実感する。本当にクレアのことが好きなんだなと…


クレアのためなら全てを投げ打ち、どこまでも冷酷にもなれる。『わた推し』11巻を読んでいると、レイは正義の味方ではなく、クレアの味方なんだなと思うばかりだ。レイの誕生日がいのり。先生と同じ7月19日であることから、いのり。先生の考えなどがレイに色濃く反映されているようにも。


クレアの情熱的なアプローチに初心なレイも印象的だったな。


55話のラストにおいて、どんなことがあってもクレアを救うというレイの意志が感じられる。ロレッタ・ピピと和解したクレアを見守るときのレイが複雑な表情を浮かべていた。愛する人を助けられるなら、自らの命をも犠牲にしそうな危うさも。


本来のシナリオと違った方向に進んでいるからこそ、「Revolution」の情報を知られるわけにはいかなかったのだろう。もしかしたら、クレアが望んで死を選ぶ可能性もあるかもしれないし。クレアにとって現実なので、ただ単に「Revolution」のシナリオに逆らえば良いわけではない。


クレアのためなら、どんな茨の道でも突き進む。どのような困難なことでも折れることなく突き進む。まるで世界から切り離されたひょうたん島のように。困難に打ち勝つという部分を茨で表現していたのかなと感じた。


民衆の英雄となるクレア

『わた推し』11巻に描かれていたクレアは最高にカッコいいと思う。苦難に陥る民のため、震えを押さえ、立ち上がるクレアがカッコいい。クレアの活躍が特に印象的だったなと。


レイとクレアがバウアー王国最大の危機を乗り越えることを誓い合うシーンは、『わた推し』11巻における見どころの一つだ。


炊き出しを行っているときのクレアは、慈愛に満ち溢れていた。マットに心ない言葉を浴びせられても、食糧を差し出した時のクレアが最高にカッコよく映る。キャラクターのカッコよさを表現する方法は、戦闘シーンや強い言葉を使ったりするだけではないんだなと実感した。


食堂で皆を導くと言ったときのクレアの描写も気合が入っていたな。高笑いが映える。


恋するクレアが可愛いし、オムライスに萌え萌えキュンするところも可愛い。描きおろしエピソードで、クレアの恋心についても掘り下げていたな。本編で見ることがないであろう姿を見られるところも、単行本を購入する意義だと思う。


『わた推し』11巻のラストはクレアの恋心にフィーチャーしたシーンで一気に畳みかけていたな。基本的には、レイがクレアをリードしていたけど、この時ばかりは…


もう一人の自分と葛藤するリリィ

DSC_4406.JPG


もう一人の自分・サーラスの野望・レイとの対立などに苦悩するリリィ。もう一人の自分と対立するリリィも見どころの一つだ。


鏡や水面、風船など、自らと対話する描写も気合がかっていたと思う。鏡で自分を映し出す描写というのは、多くの作品で用いられている。キャラクターの本当の姿・自らとの対話などを演出できる。


DSC_4400.JPG


『わた推し』7巻においても、鏡に映るリリィが描かれていた。


リリィはレイとクレアの影のような存在だと思う。レイと同じ水属性の魔法に加え、土属性の対となる風属性を使いこなす一面を持ち合わせている。そして、クレアは火属性を使いこなすのに加え、リリィとレイを取り合っていた。そういった面を踏まえると、レイとクレアの影という表現がしっくりくる。


強力な魔法を使いこなし、長い時間を共にしてきたリリィは、レイとクレアに立ちはだかる最大の壁。自らの影ともいうべき存在との戦いは、レイとクレアにとって最大の困難といえるだろう。


人格交代の際、水面を活かした演出が秀逸だった。普段のリリィが水の底に沈む様子で人格交代を表現しているのが。


2つの人格を持つリリィもまた、自分と戦っているのかなと。レイやクレア同様、リリィも困難と戦っている。サーラスの在り方に不満を抱いているようだし。でないと、「あんなんでも」といった言葉が出てこない。


革命政府と臨時政府の対立

サーラス・リリィ・アーラ・アーヴァインを擁する革命政府とドルを擁する臨時政府。『わた推し』11巻は、2つの政府の対立の始まりを描いた巻でもある。


フランソワ家がいかに力のある貴族だったかを実感できる。


レジスタンスのアーラがサーラスと手を組むというまさかの事態。共通の敵が組む理由になったということか。かつて、ヒトラーも共通の敵を作るという考えを用いて、大衆を煽動した話も有名だ。


弱者を味方につけ、敵がどのような存在なのかを上手く伝えることで大衆を煽る。革命政府に味方することで、どのような恩恵が得られるかを伝える。貴族が力を持つことに不満を持っていたマット・結ばれない恋に悩むレーネとランバート・母親の治療費に苦しむルイ。レイとクレアの敵は、いつも弱者の苦しみにつけ込んでいた。


アーラとアーヴァインも没落した貴族の子供達だった。トンプソンの下で働いていた衛士もサーラスから見れば、弱者の一人ということだろう。


王族や臨時政府という共通の敵を作り上げ、大衆を動かすというやつですか。共通の敵を倒したら、手を組んだ相手を即座に切り捨てると。


描きおろしエピソードで、エルシィがアーヴァインにサーラスと手を組んだことに不満をぶつけていたのが印象的だったな。野心溢れるサーラスですからね。不満を抱くなという方が無理な話。臨時政府を倒した後、ナー帝国に支配される可能性だって十分ある。サーラスが民を本当に救う気があるのかも疑問だ。


エルシィとアーヴァインの会話を見る限り、アーヴァインは死ぬ可能性もあることを分かっていたのかもしれない。だからこそ、エルシィにアーラのことを頼んだわけで。


『わた推し』11巻では、革命政府が大衆の支持を得るのに必死という面も描かれていたな。レイの言う通り、配給の準備に困っていたし。サーラスが力を持っていることを証明するためには、理想を言うだけではいけない。十分な配給を行い、民を養っていけることを示すことが重要だ。


大衆の支持を得るために必要なことは、まず食糧不足をどうにかすることだろう。そのためには、配給が必要になる。だけど、配給するだけの十分な食糧がない。革命政府の地盤は、想像以上に不安定なようだ。


税金や最低賃金といった問題も、サーラスやアーラは一体どのようにしていくのか気になる。国を動かすためには、予算も充分必要になるし。大衆の不満が自らに向かないようにするためには、賃金の面にもしっかり向き合わないといけない。


サーラスが綺麗な服を着ていたのも力を示すため。人間は服装や髪型、肌の手入れが十分かどうか、体型などで判断することが多い。身だしなみをしっかりしているか・体調管理ができているかなど、さまざまな情報を読み取る。タレントの内山信二氏は、スタッフの靴で出世するかどうかを見極めていたとか。


サーラスも大衆を動かすために人前に出ることも増えるだろう。その時にボロボロの服に汚い靴を履いていたら、大衆がついて行くだろうか。私だったら、「この人、頼りなさそう」と考えてしまう。


ユークレッドでドルが大衆を煽動した際、手入れの行き届いた服装で表れていた。足元のアップのシーンでドルの威厳がしっかり描かれていたのが印象的だ。


DSC_2919.JPG


ドルの靴がすごく綺麗に描かれていたせいか、強者感が色濃く出ていたと思う。クレアに魔法で石像を壊させることで、私には事態を収束させるだけの力があるとパフォーマンスしていた。これが「Revilution」の世界における選挙演説なのかもしれない。


アーラも綺麗な服装をしていましたね。レジスタンスの仲間はもちろん、大衆にしっかりした人だということを見せるために身だしなみを意識しているようだ。


城や政治を動かす場所の厳かさは、敵国に対して一体どのくらい力があるかを示すことができるのではないだろうか。


黒いユリと白いユリが描かれた表紙

DSC_9350.jpg


黒いユリと白いユリが描かれた『わた推し』11巻の表紙。56話の感想の時でも触れたのですが、56話の扉絵を別角度で見たような構図に仕上がっている。クレアを救おうとするレイといったところか。


黒いユリと白いユリが入り乱れることで、革命政府・臨時政府・王室の三つ巴の状況という混沌とした状態が表現されているような。


黒いユリの花言葉は「恋」「呪い」。ちなみに、クロユリとユリは別種だ。クロユリはユリ科バイモ属の植物なのに対し、ユリはユリ科ユリ属の植物である。ユリの学名はリリウム。リリィやサーラスの名前に用いられている。


予定よりも早く訪れたサッサル火山の噴火・リリィの暗躍・サーラスの謀反といったものがレイに降りかかった呪いなのかもしれない。呪いの結果、クレアが悪役令嬢として処刑される可能性があると。


黒いユリに用いられている紫は、毒を彷彿させる。ユリ科の植物のなかには、毒性の強いものも存在する。


白いユリの花びらで、クレアの命が散るといった想像もできそうだ。


DSC_9351.jpg


『わた推し』11巻の裏は、このようになっている。まるで、聖母マリアのようないで立ちだ。大衆のために立ち上がったクレアは、さながらジャンヌ・ダルクのように映る。ユリの花言葉は「純粋」「無垢」「純潔」「威厳」。レイに対して純粋な恋心を抱き、大衆の前で威厳のある姿を見せる。香り高く、自らの存在を強くアピールする。このような点を踏まえると、クレアを表現する花にユリはピッタリだ。


仏教に馴染みのある睡蓮が英語で「water lily」と訳されることからも、ユリに囲まれたクレアが死地にいるようにも見えなくはない。レイは死地にいるクレアを救い出そうと奔走しているといったところか。


青乃下先生が単行本に使える色が底をつきそうと吐露していたのが印象的だった。『わた推し』の単行本が発売されるたび、青乃下先生は読み手を華やかに迎え入れていた。


花で美しく飾った表紙は、青乃下先生のおもてなしの心が表れていると思う。単行本を手にしてよかった・どんな話が待っているのか読みたいといった気持ちを刺激する。読み手が単行本で最初に目にするのは表紙。ワクワクさせる表紙かどうかで購入するかどうかが左右されるだろう。


ゲームソフトやカードゲームのスターターキット、プラモデルなどの場合、パッケージ。パッケージを見て、「これ欲しい!」「絶対、遊びたい!」といった気持ちを沸き立たせてくれる。


『わた推し』のコミカライズ版の場合、キャラクターを華やかに見せるため、違った花が毎回描かれている。これも読み手を飽きさせない工夫の一つだと思う。読み手をもてなす心があるからこそ、使える色が底をつきかけていることに悩むのかなと、私は解釈した。


11巻の表紙と10巻の表紙の対比

DSC_9349.jpg


『わた推し』10巻には、黒いダリアが描かれていた。『わた推し』11巻同様、黒い花が描かれている点が共通している。『わた推し』10巻の場合、リリィ・サーラスの裏切りを良く表していると思う。繊細な一面は、もう一人の自分に苦しむリリィの特徴をよく表しているような。


11巻の表紙と10巻の表紙は、裏切り・呪いといった災いを上手く表している点が共通点といえるのではないだろうか。レイとクレアが離れ離れになるかもしれない危機・王家の危機と災いの質が異なる点だ。ダリアの花言葉は、「華麗」「移り気」など。「移り気」という花言葉が裏切りを感じさせる。


11巻の表紙と4巻の表紙の対比

DSC_9346.jpg


『わた推し』11巻において、市民がデモを行っている様子が描かれていたのに対し、『わた推し』4巻では中庭事件・中庭事件に対して怒りを露わにした市民の暴動が描かれていた。


中庭事件のスケールをより大きくしたものがリリィ・サーラスの謀反といったところか。


『わた推し』10巻・11巻はリリィ・サーラスの謀反なのに対し、『わた推し』4巻はレーネ・ランバートの謀反だ。


『わた推し』4巻のタイトルロゴなどに紫色を用いることで、裏切りという名の毒を表していたのかなと。黄色いネリネを用いることで、危険や再会の約束といったものを表現していたと思う。黄色は注意を促す色とされる。「落石のおそれあり」や「信号機あり」など、何かしらの危険を示す道路標識に黄色が用いられている。


ネリネの花言葉は「華やか」「また会う日を楽しみに」。クレアがレーネと再会することを楽しみにしていることだけではなく、クレアの華やかさも表すのにピッタリだ。


ネリネはダイヤモンドリリーとも呼ばれている。ユリは英語で「lily(リリー)」と訳される。黒いユリと白いユリを描いた『わた推し』11巻と対になる巻とも言えなくない気が。


ネリネはヒガンバナ科の植物。ヒガンバナは毒性の強い植物としても知られている。『リコリス=リコイル』のアイキャッチでヒガンバナを目にした方も多いのではないだろうか。SNS上でも話題になった。


ユリ科の植物のなかに強い毒性を持つ植物があることを踏まえると、毒をイメージさせる植物が用いられている点においても共通しているような。


危険の表し方が『わた推し』11巻と『わた推し』4巻で大きく異なるのではないかと、私は考えている。


一輪のバラを捧げるレイを描いたアクリルスタンド

DSC_9334.jpg


メロンブックスの有償特典は、レイとクレアのアクリルスタンド。桜に囲まれている場所でレイがクレアにプロポーズをしているかのようだ。レイの手には、一輪のバラが。


このアクリルスタンドを一言で例えるなら、原点回帰。その理由は『わた推し』1巻の表紙にある。


DSC_9355.jpg


『わた推し』1巻の表紙には、桜の花びらが描かれている。


アクリルスタンドに桜を描くことで、『わた推し』の始まりを思い出させているのかなと感じた。


クレアがレイに恋心を打ち明けるシーンは、『わた推し』1話におけるレイがクレアに愛を伝えるシーンを思い出させる。


桜はバラ科の植物だ。花言葉は「純潔」「優れた美人」。聡明なクレアに桜がふさわしいような。


レイが手にしているバラは、ブーケに用いられる。花言葉は「愛」「美」「情熱」。レイのクレアに対する情熱的な愛を感じさせる。また、バラの本数により、花言葉が変わる点も特徴。


贈る本数によって変わるバラの花言葉
  • 1本:あなたしかいない
  • 3本:告白
  • 99本:永遠の愛
  • 100本:100%の愛
  • 108本:結婚してください
  • 365本:あなたが毎日恋しい


本数が多ければ多いほど、愛の深さが…


愛と美を司るギリシャ神話のアフロディーテ(ローマ神話のヴィーナス)は、バラで表される。レイにとって、クレアはアフロディーテのように最も美しい女性と伝えているような。


桜やバラの繊細な一面も、クレアの脆い一面を色濃く反映されているのではないかと、個人的には。日本において、クビアカツヤカミキリの昆虫による桜の食害が問題視されている。バラも害虫による食害に注意しなければならない。害虫によって枯れる危機にあるところがクレアに訪れるかもしれない悲劇と重なる部分がだな。


ちなみに、クビアカツヤカミキリは桜だけではなく、桃や李、梅などのバラ科の樹も食害する。このような面から、特定外来生物に指定されている。


背景の建物なんかも、結婚式場を感じさせる。


DSC_9336.jpg


メロンブックスで購入した際、リーフレットが付いてきた。ギャルを感じさせる格好をしたレイが表紙。裏はこのように。


DSC_9335.jpg


クレアもギャルの格好をしている。本編では、見られないであろう姿だ。レイとクレアが渋谷の街を満喫する様子が描かれていた。レイとクレアは楽しそうだったな。


胡蝶蘭に囲まれたレイとクレアを描いたミニ色紙

DSC_9327 (1).jpg


ゲーマーズ特典のミニ色紙には、胡蝶蘭に囲まれたレイとクレアが描かれていた。10巻のゲーマーズ特典と対になっているのが特徴的。


DSC_9328 (2).jpg


10巻は紫色なのに対し、11巻は青だ。青は澄んだ感じや悲しみといったものをイメージさせる。クレアがレイの話に納得し、信じると決断した姿が嘘偽りない済んだ感じがする。レイとクレアが離れ離れになるかもしれない可能性があるという点が青の悲しみというイメージを連想させるような。


胡蝶蘭もユリやバラと同様に、愛をイメージさせる花だ。花言葉は「あなたを愛します」「幸福が飛んでくる」。レイとクレアの愛だけではなく、幸福を願っていることも表現されている気がした。


最後に

最終章である革命編の始まりを描いた『わた推し』11巻。


革命政府と臨時政府の戦いの火蓋が切って落とされた。


クレアだけのために動くレイ・自らの想いをレイにぶつけるクレア・困難な状況にクレアが立ち上がる姿など、見どころがいくつもある。


『わた推し』56話の感想でも触れたけど、革命編でコミカライズ版が完結なのは正直寂しい。数年にわたって追いかけていると、いろいろな思い出があるし。


最後まで物語を見届ければなと。


DSC_3002.JPG


後は『私の百合はお仕事です!』の陽芽と美月から託されたアニメ化という名のバトンの行く末を見守ることができるのかなと思ったりする。レイとクレアが託したバトンが『ささやくように恋を唄う』のひまりと依に託され、次は『きみが死ぬまで恋をしたい』のシーナとミミに。『アンドロイドは経験人数に入りますか??』がアニメ化するけど、『わた推し』と『ささ恋』のアニメ放送時、百合姫のCMで『はにすか』は紹介されていなかった。ひまりと依に託されているといえば託されているのだけど。この辺は人によって異なりそうだ。


DSC_9360.jpg


最終章とか完結って言葉、いまだに慣れないですよ。いのり。先生、青乃下先生、花ヶ田先生。慣れるなんて、絶対無理ですけど。


参考資料

Amazonリンクはアフィリエイトリンクになります。


【書籍・雑誌】


・『私の推しは悪役令嬢。』11巻

https://amzn.to/3WTud6E


・『私の推しは悪役令嬢。-Revolution-』3巻

https://amzn.to/42SoXnn




この記事へのコメント