『意味がわかると怖いストーリー++』に収録されている雪宮ありさ先生の『タイムリープ』について思うこと

『意味がわかると怖いストーリー++』と呼ばれる児童書に雪宮ありさ先生の漫画が収録されていることを知り、購入した。 今回は『意味がわかると怖いストーリー++』に収録されている『タイムリープ』と呼ばれる漫画について語っていくことに。 おしながき『意味がわかると怖いストーリー++』とは『タイムリープ』の感想『タイムリープ』を読んだ後に読んで欲しい漫画 『意味がわかると怖いストーリー++』とは▼https://amzn.to/3UMLHB3 『意味がわかると怖いストーリー++』は西東社から発売されている児童書。 全99話の物語が収録されているというトンでも本だ。話が多いせいか全352ページのボリューム満点な1冊に仕上がっている。子供たちが長く、何度も楽しめるように数多くの物語を収録しているのだろう。 雪宮ありさ先生は以前、「まんがタイムきららフォワード」で『最果てのともだち』という漫画を連載していた。その縁もあって、私は『意味がわかると怖いストーリー++』の存在を知った。 著者の朔月糸(さくげついと)は『意味がわかると怖いストーリー++』においてストーリーテラーの役割を務める。『世にも奇妙な物語』で言うところのタモリ氏のような存在と言えば良いのか。朔月糸が怖い話の紹介・作中における謎について解説していくのが特徴。物語の世界観に没入できるよう、各漫画の作者名は最後に紹介されている。 雪宮先生が描いた漫画は全部で3作ある。 『タイムリープ』の感想雪宮先生が描いた漫画の1つ『タイムリープ』…

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『おしゃべりいもむし ぴにょ』の感想とサクタロー先生という作家について

If you have come to this blog by any chance, welcome to my blog! 今回は『おしゃべりいもむし ぴにょ』の感想に加え、サクタロー先生という作家について語っていきます。 目次 基本情報『おしゃべりいもむし ぴにょ』の内容『おしゃべりいもむし ぴにょ』の感想コミティア145を訪れた記念に補足最後に基本情報 タイトル『おしゃべりいもむし ぴにょ』作者サクタロー(@sktr_sgt)サークル名ハレノヒイベントコミティア145発売日2023年9月3日サイズA5 『おしゃべりいもむし ぴにょ』の内容『おしゃべりいもむし ぴにょ』はおしゃべりないもむしのぴにょが街で偶然出会った人間に口出ししたり、手助けする様子を描いた漫画。 作者のサクタロー先生は『君と綴るうたかた』や『ロンリーガールに逆らえない』のアシスタントを担当したり、『ラブライブ!』の同人誌を出したりしている。 『きみつづ』や『ロンガル』きっかけでサクタロー先生の作品を読んだり、スペースを訪れた方もいるのではないでしょうか? 『おしゃべりいもむし ぴにょ』の感想いもむしのぴにょがただ可愛い… 可愛いマスコットキャラ兼主人公でもあるぴにょとこだわりが詰まった背景が上手くマッチしている。 X上でも樫風先生がぴにょの可愛さと背景について触れていた。 過去に発表された『自由しかない女たち』や『トヨちゃんの定食』と同様に人生を題材にしており、主人公のぴにょやぴにょが手助けしてい…

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【感想】『ワンダンス』を読んでいく中で『しっぽな』と似た感覚を覚えた件

吃音症の少年がダンスの才能を開花させていく様子を描いた『ワンダンス』。読み進めていく中で『ワンダンス』は『うちの師匠はしっぽがない』と似た衝動を感じた。今回は『ワンダンス』の感想に加え、『うちの師匠はしっぽがない』こと『しっぽな』と同じような衝動を覚えたことについて話していきます。【目次】『ワンダンス』とは 『ワンダンス』を読んだ感想 『うちの師匠はしっぽがない』に似た衝撃を感じたこと 『ワンダンス』の面白さを構成する核 『ワンダンス』についてのまとめ 補足 『ワンダンス』とは『ワンダンス』はアフタヌーンで掲載されている漫画。 テーマは「ダンス」で吃音症の小谷花木がダンスの才能を開花させ、自分の世界を広げていく様子を描いています。ダンス番組である『スーパーチャンプル』などを見てダンスに関心は持っていた。 作中、アイソレーションという単語を聞いて皇帝心仙人氏が頭に浮かんだりした。 次にくるマンガ大賞にノミネートされたり、重版がかかったりするなど勢いのある作品の一つと言えます。 『ワンダンス』を読んだ感想単純に面白いの一言に尽きる。 ありか無しで言ったらありですね。 ダンスを知らなくても全然楽しめる。 ダンスについてある程度かじっていると作中登場する単語とかキャラクターの動作のすごさもスッと頭に入ってくる。ダンスについてほとんど知らない人でも楽しめるというのはデカいですね。 漫画やアニメを楽しむ上で専門用語などから来る複雑さというのはどうしても気になるところ。 場合によっては挫折してしまう場合…

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