【感想】『うちの師匠はしっぽがない落語会 ~狐と狸の化かし合い~』
『うちの師匠はしっぽがない落語会 ~狐と狸の化かし合い~』に行ってきたので感想を語っていこうかなと思います。、気になる方はチェックしてください。目次 狸の鯉~笑福亭生寿~七度狐権兵衛狸太神楽天神山~障子曲書き~最後に
狸の鯉(笑福亭生寿)『しっぽな』のトークから始まり、狸の鯉に。鯉に化けた狸が料理されるピンチをどう切り抜けるのかハラハラさせられた。 狸が包丁で切られそうになるところを回避するところを上手く表現していたのが印象的。 サゲで狸が柿に登るシーンも鯉のぼり・鯉の滝登りをイメージしやすかったな。七度狐(桂米紫)自分の初めての寄席といえば、桂米紫氏のまめだと遊山船だったなとしみじみ感じていた。声やひとつひとつの動作に力が入っていて、噺に引き込まれた。幽霊の動きが特に印象に残りましたね。 見ていて、どう化かすのか興味をそそられた自分がここにいる。最初の小噺からずっと笑っていた。権兵衛狸(桂楽珍)羽織の話が個人的にツボに入った。 そんなに高いの!?と思わず声が出そうに…権兵衛狸では、狸の毛を剃る描写がリアリティに溢れていたと思う。 本当に剃っている感じがして、印象的だった。最後のサゲで思わずクスッとしちゃいました。太神楽(ラッキー舞)ラッキー舞氏が傘を使って升を回したり、出刃包丁を使って大皿を回したりしていて、只々ビックリだった。仲入の後にまさか命懸けの芸が見られるなんて…まるで、自分の手足のようにいろいろな道具を扱っている感じがした。 観客の1年を願う気持ちが伝わって来て、良いものが見れたとし…