【感想・考察】『君と綴るうたかた』6巻~雫・夏織、ありがとう。お元気で。~

➡Click here for English edition 長い長い夏を駆け抜けた列車が終着駅に辿り着いた。 アニメ化してほしいマンガランキング2024の結果発表や海外版の展開を加味したら、まだまだ列車は走り続けるのだけど、雫と夏織の物語という名の列車は終着駅に辿り着いたと思う。 ゆあま先生との出会いは大阪での百合展最終日前日。あの日は百合姫で連載している漫画家さん達が打ち切りの危機にあることを告白した時期でゆあま先生の投稿を目にした時、「えっあなたもですか?」とスマホの画面に向かって叫んでしまいそうになった。 そんな出会いから数年、ゆあま先生の活躍を目にすることが多くなったと感じるばかり。というわけで、『君と綴るうたかた』6巻の感想を紹介することに。 【6巻の要点】 完成した雫の小説夏織と共に生き続ける雫夏織が生み出したもの それでは、最後まで楽しんでください!【目次】 『君と綴るうたかた』6巻の感想『君に贈る永遠』の感想2枚のリーフレット『君と綴るうたかた』によって生み出されたもの最後にEnglish edition 基本情報▼君と綴るうたかた(6)初回限定版 (百合姫コミックス) 雫と夏織の関係性が只々美しい… どんな言葉が最適なのか分からないけど、雫と夏織の間に誰も入ることなんてできない。怒涛のラスト3話を抜けた後に読む小冊子が沁みる… ▼「君に贈る永遠」 君と綴るうたかた6巻 初回限定版小冊子電子版 (百合姫コミックス) 『君と綴るうたかた…

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【感想・考察】『君と綴るうたかた』32話~Review of "The Summer You Were There…

➡Click here for English edition この感想をゆあま先生・雫・夏織・『君と綴るうたかた』の制作に携わった方々に捧ぐ。 『きみつづ』32話の感想を紹介していこうと思う。 皆様、準備はよろしいでしょうか?【目次】 基本情報『君と綴るうたかた』32話の感想最後にEnglish edition 基本情報▼コミック百合姫2024年3月号 タイトル『君と綴るうたかた』32話サブタイトル「雫へ」作者ゆあま(@maymaymay7523)掲載誌コミック百合姫2024年3月号出版社一迅社編集部のTwitterアカウント@yh_magazine発売日2024年1月18日ISBN4910137390249サイズB5ゆりひめピクシブhttps://comic.pixiv.net/works/7077コミックDAYShttps://comic-days.com/episode/3269754496636469072ニコニコ百合姫https://seiga.nicovideo.jp/comic/56191?track=official_list_s1一迅プラスhttps://ichijin-plus.com/comics/2416566452280 『君と綴るうたかた』32話の感想終わった。ついに終わった… いや、これは始まりなのかもしれない。 今後、コミック百合姫でこのような百合漫画が出るのだろうか。『きみつづ』に触発された百合漫画が登場したとしても同じような感覚を覚えることは無…

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【感想・考察】『君と綴るうたかた』31話~神様、もう一言だけOKですか?~

English edition 夏織… 言葉が出ない。 本気で何て言えば良いのか分からないのだ。 ただ1つ明確に言えることがあるとするのなら… ミラクルを期待していた。 想像したくないこと・分かりたくないこと・あまりにもショッキングなことに直面した際、現実を受け入れられなくなる。 目の前のページに広がってる出来事がまだ受け入れられていない。 最後まで何が起きるか分からないからという想いでその時が来ないことを祈り続けていた。 だけど、そんな想いは泡のように消えた。 ミラクルが起きないなんてことは頭の中で理解していたけど、分かりたくもなかったですね。 病院のベッドという檻に繋がれた夏織に対し、雫が消えそうな声で「愛してる」と言った瞬間があまりにも切な過ぎる… しっかりした感想を口にしたいのだけど、どんな言葉も軽く見えてしまう。ハァ…ダメですねぇ。 『きみつづ』31話のことを振り返る度、過去の出来事が走馬灯のように駆け巡って来る。 身近な人と明日を迎えられること程、贅沢なものなんてないな。 だからこそ、死ぬのが怖いし、誰かが死ぬのも怖い。 美しい恋物語と残酷な現実を落とし込んだ回だった。 ここまで来たら、最終話を見届けたいですね。ただ今は浅い夢の中に眠ることにしよう。English edition※This English is a machine translation.※ Kaori… I have no words. I seriously don'…

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