【感想】『白き乙女の人狼(ウェアウルフ)』30話~落葉~
『白き乙女の人狼』30話における主役は灯と錫だと思う。2人の投票が明暗を分けた。灯と錫の共通点はいつも隣にいた人間を信じ切ることができたかどうかという点。それができたかどうかは3回目の話し合いの投票結果を見れば明らかだ。
投票結果を静かに聞く灯の感情表現は気合が入っていた。
今回の話をイメージする言葉として、以下のものが浮かぶ。
灯はもちろん、錫も下唇を噛んでいた。苦渋の選択をしたという印象を受ける。信じ切れなかったせいなのかは分からないけど。
紫音と過ごした日々が本物だったことが灯の選択に繋がったように思う。これまでの学園生活が全て嘘なのではないかと思うくらいに灯は追い詰められていた。錫も同じような感情を抱いていたのかもしれない。紫音のような存在がいるかどうかが灯と錫の違い。
いずれにしても、灯の選択はあまりにも重くて軽い。最後の最後で…灯は自分に負けたようなものだと思う。灯の選択は今後の学園生活に大きく影響しそうだ。
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3回目の投票結果を見て思うことなるほど、翠が退学ですか。
正直、ですよねという感じだ。さくら・井澄・橙子・錫が退学する感じはないし、葵の退学が決定して事件は解決というのも味気なさすぎる。
話し合いを仕切るポジションのリスクが出た結果のように思える。橙子に最悪の事態を想像させたのも橙子・錫の不信感を買ってしまったわけで。葵は灯が翠に投票することを信じ続けていたんだろうな。
紫音は…