【感想・考察】『白き乙女の人狼(ウェアウルフ)』21.5話~ユキ・アキお幸せに!~

➡Click here for English edition ユキとアキ!お幸せに!!! ラストのユキとアキのやり取りは幸せに満ち溢れていた。 白蕾学園にいた時に比べ、ユキとアキが活き活きしていたように思う。 ユキとアキは全く同じでなくても、幸せや気持ちを共有できる点を見れば、ユキとアキは幸せだと言える。親の目が厳しいユキとアキだけど、時が経てば親の目が離れていくんだろうな。 全てを捨てたユキの覚悟は大きかったのはこれまでの話から察することができる。ひょっとしたら、2回目の話し合いの結果で藍が退学になる可能性が高かったのかもしれない。 ユキとアキのやり取りから感じる幸せを是非感じて欲しいと言いたくなる。 双子・白蕾学園の校則・サイズの合わないウェディングドレスはユキとアキを逆に苦しめていたのかもしれない。 部屋にあったウェディングドレスから察するに、ユキとアキはウェディングドレスを作り直すのだろう。いつの日か、ユキとアキは結婚式を行うと。 ユキとアキのハッピーエンドを可能な限り描かれた話に仕上がっていた。English edition※This English is a machine translation.※ May Yuki and Aki be happy forever! ! ! The exchange between Yuki and Aki at the end was full of happiness. I think Yuki and Aki …

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【感想・考察】『白き乙女の人狼(ウェアウルフ)』21話における翠と錫のやり取りについて

➡Click here for English edition おしながき 感想モラトリアムソファに座っている翠と錫の構図拒絶の証紅茶に映る錫最後に 感想 人狼によって精神を摩耗している翠を優しく包み込む錫がカッコよすぎるのですがぁ!!! 弱々しい翠が可愛いんだけど、そんな翠に優しい表情を浮かべる錫が単純にカッコいい… しかも、錫はお菓子作りが得意という。そんなギャップのあるところも錫の魅力なのだと思う。 人狼によって大切な居場所を荒らされていることに葛藤する翠を見ると、胸を締め付けられる… シンプルだけど、美しい関係性を描いた話に仕上がっていた。 錫の翠に対する想いについてフィーチャーされている。 モラトリアム『白き乙女の人狼』21話における主人公は翠と錫。物語のバトンはユキとアキから翠と錫に移った。 翠と錫はどうして白蕾学園に入学したのかだけでなく、翠が白蕾学園を守ろうとしているのかについても掘り下げられている。 翠と錫にとって、白蕾学園は安らぎを得るための鳥籠であると同時に残酷な現実から逃避するための手段。白蕾学園にいる間、翠と錫は政略結婚について考えなくて済む。ただ、それもあくまで一時しのぎ。白蕾学園を卒業したら、翠と錫は嫌でも残酷な現実に向き合わなければならない。 高校3年間という名のモラトリアムの中で翠と錫は生きるための力を得ようとしている。 二宮家と王子家が翠と錫の決断を許したのは結局、翠と錫は定められた運命から逃れられないという考えがあったからでしょう…

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【感想・考察】『白き乙女の人狼(ウェアウルフ)』20話~金糸雀~

➡Click here for English edition 『白き乙女の人狼』20話の内容『白き乙女の人狼』20話は、錫が翠の拠りどころであり続けることを決心する様子が描かれた話。 錫の肩に身を預ける翠が可愛い… 話し合いする時の翠はズルさを感じるけど、錫と2人きりになった時の翠は可愛いなと思うんだ。 『白き乙女の人狼』20話の魅力は一体何かと聞かれたら、翠と錫の関係性・藍が人狼に恋い焦がれている姿と答える。 20話からユキとアキに代わって、翠と錫にバトンが渡された感じがする。 翠が博愛に満ち溢れているからこそ、翠の笑顔が怖く映ることもある。一体どうしてだろうか。 その理由は翠のバックボーンにあると思う。『白き乙女の人狼』という百合漫画は人狼を題材にしている。真の名の宿敵が見つかるまで村人達が狩られ続ける人狼において、キャラクターの個性が重要になってくる。 見た目や性格だけでなく、どのような過去があるか・特技・欠点などが合わさることでキャラクターの輝きが増す。 『白き乙女の人狼』20話を見る限り、翠はカナリアを飼っていたのが分かる。カナリアは多くの家庭で飼われている鳥だろう。翠はカナリアを可愛がっていた。 翠にとって、白蕾学園は鳥籠なのかもしれない。生徒達は籠の鳥といったところか。 翠は白蕾学園の生徒達を愛でる対象と見ているのかなと。それ故に、カナリアの飼い主である翠が怖い。 翠からしてみれば、人狼はカナリアを傷つけようとする存在と見ているのかもしれない。 ひょっ…

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