【感想・考察】『花唄メモワール』5話で描かれた梅に御守をプレゼントされた時の藤野の反応

『花唄メモワール』5話で特に印象に残った部分は、梅に御守をプレゼントされた時の藤野の反応。 梅が藤の柄で鈴も可愛くて藤野みたいだと言った時、藤野が本当にそう思うのかと問いかけた時の表情がですね…結果的に喜んでいたものの、わずかに生じた間は一体何なんだろうなと。 藤の花言葉は「優しさ」「歓迎」「恋に酔う」。多くの人に優しさを見せる点を踏まえると、藤野にピッタリだと思わなくもない。 その他にも「忠実な」という花言葉を持っている。この花言葉も藤野に合っているのかなという感覚を覚えた。 そう感じた理由は誰かの為に生きられたなら、それが人生の幸せだと梅に言っていたから。命が燃え尽きるまで大切な誰かのために忠義を尽くすのかなと。 そして、大切な何かを失った瞬間、藤野はどんな選択をするのか気になる。梅が現代に帰還した後、探し回っていたみたいだけど、梅が戻らないままだったら一体どうなっていたんだろうな… 身を投げ出した理由は命燃え尽きるまで尽くしたい誰かを失ったないし結ばれなかったからというのが頭に浮かぶ。藤野が梅と接していく中で恋に酔い、梅と添い遂げることを望むのかどうか。 それこそ、『紡ぐ乙女と大正の月』に出てくる唯月が紡に恋したように… 幼い頃の梅の曾祖母・イネが梅と藤野にどう絡んでくるかが気になる。運命の日まであと半年。この半年間をどう描くかに期待したい。

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【感想・考察】『花唄メモワール』4話~再訪・しばしの別れ~

『花唄メモワール』4話の感想を紹介します。 目次 基本情報『花唄メモワール』4話の感想最後に 基本情報▼まんがタイムきららフォワード 2023年 03 月号 [雑誌] タイトル『花唄メモワール』4話サブタイトル匂ひおこせよ梅の花作者一ノ瀬けい(@ichinose_kei_)掲載誌まんがタイムきららフォワード2023年3月号出版社芳文社発売日2023年1月24日ISBN4910082710338サイズB5 『花唄メモワール』4話の感想『花唄メモワール』4話の見どころは一体どこかといったら、梅がやりたいことを見つける・梅と藤野の再会の2点を挙げる。梅と藤野が再会する描写に気合がかっていたと思う。 梅がどう過去と未来を変えていくのかが今後の見どころになってくるのかなと。 藤野の運命を変えるということは梅の未来も変わる気が…選択肢次第で梅が消えるなんてことも。 巴枝が菅原道真の「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花」を唄っていたけど、しばしの別れが訪れると感じていたからだろうな。 やりたいことを見つけ、何かをしようとする梅に対するはなむけの言葉といった印象を受ける。 過去に旅立ったら、次いつ帰ってこれるか分からない。巴枝は梅のことを近くで見ていたんだなと感じさせる。 梅が「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花」のことをいつ理解するのかも気になるな。 最後に4話までが1巻で収録されるわけですが、5巻以降どのように話を盛り上げていくのか気になるところ。ふじみの滝の由来はもちろん、梅と藤野の関係をどう掘…

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【感想・考察】『花唄メモワール』3話~梅のやりたいこと~

『花唄メモワール』3話の感想を紹介します。 目次 基本情報『花唄メモワール』3話の内容『花唄メモワール』3話の感想最後に 基本情報▼まんがタイムきららフォワード 2023年 02 月号 [雑誌] タイトル『花唄メモワール』3話サブタイトルその猫の報せ作者一ノ瀬けい(@ichinose_kei_)掲載誌まんがタイムきららフォワード2023年2月号出版社芳文社発売日2022年12月22日ISBN4910082710239サイズB5 『花唄メモワール』3話の内容『花唄メモワール』3話は、大正時代から戻って来た梅が花籠屋の納戸で大正時代の業務日誌を見つける様子が描かれていました。業務日誌には、梅が出会った藤野やつばき、アイリスのことも。1枚の新聞のスクラップが梅に衝撃を与えることに。 『花唄メモワール』3話の感想ラストの衝撃がハンパなかった… 大正時代から戻って来た梅が巴枝やひぃばあちゃんと忙しい毎日を送る日々が少し続くのかなぁと感じたら、まさかのラストですよ。 ラストに全部持っていかれた。ラストのインパクトのためにそれまでのシーンがあったように思う。 藤野が行方不明?一体どういうこと!?どうして?どうして?という気持ちで一杯になった。 4話以降、梅が藤野の消息・どうしていなくなったかを探っていくんだろうなと解釈している。やりたいことが見つからない梅にやりたいことが見つかった瞬間といった印象を受ける。 巴枝と夢ややりたいことは一体何かついて会話するシーンがラストのインパクトを際立たせて…

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