『できそこないの姫君たち』2話で描かれた奏の過去とラストにおける七姫に関する考察

アンコール配信された『できそこないの姫君たち』。 ギャルとオタクがさまざまな経験を通し、本当の意味で姫君になっていくまでの過程が描かれている。 今回は『できそこないの姫君たち』2話における描写について考察していこうと思う。 目次 『できそこないの姫君たち』2話の感想・考察最後にEnglish edition 『できそこないの姫君たち』2話の感想・考察▼できそこないの姫君たち 1 (バンブーコミックス) 『できそこないの姫君たち』2話は奏の幼少期におけるトラウマについて触れられていた。 奏がどのような幼少期を過ごしたか・奏が七姫についてどのような想いを抱いていたかについて丁寧に描かれていたのが特徴的。 七姫と奏の関係性が本格的に始まっていくことに。 『できそこないの姫君たち』2話の見どころだと感じた部分は以下の3つだと感じている。 奏の過去奏の母親の指摘奏が七姫に惹かれた瞬間 人によって見どころだと感じる部分が異なると思う。どこが良かったかについてはコメント頂けると嬉しい。 ここでは、本編の内容について少し深掘りしていくことに。 奏の過去奏の幼少期は中々にヘビーだった… 美麗の言葉を見てると、心を抉れられる… 美麗の心無い一言は奏の心をダイレクトに抉っていたのだろうな…奏の表情を見ていると、胸を締め付けられる。 幼少期に出演したお遊戯会での出来事は奏の人生に大きく影響を与えたのが分かった。 純粋な言葉が時に人の心の根っこを大きく傷つけてしまう。ゆあま先生の『君…

続きを読む

【感想】『あなたが私を照らすから。』25話で怜里と丹に出題された問題について

今回は『あなたが私を照らすから。』25話の感想について話していこうと思う。 それでは、最後まで楽しんでください。目次 『あなたが私を照らすから。』25話の感想最後にEnglish edition 『あなたが私を照らすから。』25話の感想▼コミックキューン 2023年12月号 トライアスロン大会で暁恵達が協力し合う様子が描かれていた。 怜里と丹が謎を解く様子が印象に残る。 ちょっとした頭の体操といったところだろうか。 問題を整理してみることに。 噓つきは青・緑・黄色の3人。正直者は赤。誰が正解なのかを教えないのは4人共いたずら好きで道に迷った者を困らせたいから。 正解を知っているのは黄色。黄色のレバーがないのもヒントなのだろう。青の「黄色は正解を知らない」というのが嘘だ。黄色は正解を知っているけど、嘘つき。黄色は正解を知らないと嘘をついている。 問題文をさらに解体すると、こんな感じ。 青の赤だけは正解を知っているという嘘。この嘘は先に進むためのヒントだと捉えている。~だけという限定を表す助詞が使われているのがポイントだ。 赤のレバーを選んだということは青が嘘をついているのに加え、緑は正解を知らないということを証明しているようなもの。正解でもあり不正解でもあるといった印象を受ける。黄色は正解を知らないというのが嘘だと見破っている証拠だ。正直者についていくことで正解の道に導かれるといったところだろう。 不正解に見える赤を選び、道を切り開くのが勇者の道。 勇者の道と賢者の…

続きを読む

【感想】『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)』6巻~遥奈そして自らの過去と…

大天使・紫陽花さんの口づけを奪い取った甘織れな子。 れな子は真唯と紫陽花さんの恋人としてまたひとつ成長したのであった。めでたしめでたし… で、終わるわけねぇだろうが!!! 『わたなれ』6巻について思うことがあったので、心の声をぶちまけていこうと思う。 目次 遥奈の物語かつれな子の物語呼び捨てにできないヘタレなれな子…掌中に収める者・れな子恋愛を勉強する紗月さんリュシー・ルフェーベルというハーレム候補加害者の姉と加害者の妹星来の行為の是非アレキサンドリア図書館最後に 遥奈の物語かつれな子の物語▼わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 6 (ダッシュエックス文庫) 遥奈ァァァァァーーーーーーーー!!!!!!!! 姉であるれな子を面倒見つつも生意気な口を利く遥奈。 そんな遥奈もれな子によって、身も心もトロトロに溶かされ、れな子に心を奪われるんやろなという考えで頭をいっぱいにしていた。 だけど、『わたなれ』6巻を読み進めていく内にそんなガバガバ思考は砕かれることに… イヤイヤイヤ、想像以上にヘビーだったのですが…遥奈の事情もさることながら、れな子の過去と因縁が想像以上に根深いものだった。 『わたなれ』6巻は遥奈の物語でもあり、れな子の物語だった。 表紙に遥奈が大きく描かれていることから遥奈がテーマだというのを察することができる。その奥には、れな子の姿が。 これは一体どういうことなのか… 『わたなれ』6巻の真のテーマはれな子の物語!!! 『…

続きを読む

【感想・考察】『白き乙女の人狼(ウェアウルフ)』15話で触れられた橙子の将来設計

人狼と寄宿学校を題材にした『白き乙女の人狼』。 互いの運命をかけた決死の人狼ゲームが再び繰り広げられることに。 今回は『白き乙女の人狼』15話の感想について語っていこうと思う。 English edition 目次 基本情報『白き乙女の人狼』15話の内容『白き乙女の人狼』15話の感想『白き乙女の人狼』15話の考察最後にEnglish edition 基本情報 タイトル『白き乙女の人狼(ウェアウルフ)』15話漫画アジイチ(@ajiichi_nomoto)原作王月よう(@oshiroi_you)協力クマ(人狼HOUSE 代表)(@JinroHouse)掲載誌ストーリアダッシュ出版社竹書房公開日2023年11月24日配信http://storia.takeshobo.co.jp/manga/werewolf/ 『白き乙女の人狼』15話の内容『白き乙女の人狼』15話では、橙子が疑心暗鬼に陥った後、翠にフォローされる様子が描かれていた。 気を取り直した橙子は藍に反撃を仕掛ける! 『白き乙女の人狼』15話の感想ラストの橙子にシビれた… 安全地帯から何仕切ってんじゃ!藍!!って感じだったんだろうなぁ。橙子。他のメンバーも同じような感情を抱いていそうだけど。 予想外の事態に脆い一面を見せる橙子もやられっぱなしじゃないぞと。 橙子と藍がバチバチの展開を繰り広げられるのかなと思うと、それはそれで楽しみだな。特に橙子は負けられない理由があるし。 橙子が特に輝きを放っていた気がする。 この輝き…

続きを読む

【感想・考察】『私の推しは悪役令嬢。』37話におけるミシャの疑問と黒仮面の思惑について

愛する人を傷つけられた少女は真実を知るために彼女に真実は一体何か問い詰める。 今回は『わた推し』37話について語っていこうと思う。 目次 基本情報『私の推しは悪役令嬢。』37話の内容『私の推しは悪役令嬢。』37話の感想・考察37話における主人公ロッドとセイン黒仮面の思惑ディードの復学『悪役令嬢とギャルメイド』最後にEnglish edition 基本情報▼コミック百合姫2024年1月号 タイトル『私の推しは悪役令嬢。』37話サブタイトル浮かぶ疑問漫画青乃下(@aonoesu)原作いのり。(@inori_ILTV)キャラクター原案花ヶ田(@Lv870)TVアニメ公式Twitter@wataoshi_anime掲載誌コミック百合姫2024年1月号出版社一迅社発売日2023年11月17日ISBN4910137390140サイズB5小説家になろうhttps://ncode.syosetu.com/n8792em/pixiv百合姫https://comic.pixiv.net/works/7319ニコニコ静画https://seiga.nicovideo.jp/comic/56013一迅プラスhttps://ichijin-plus.com/comics/2415050555443TVアニメ公式サイトhttps://wataoshi-anime.com/配信【ブックウォーカー】etc 『私の推しは悪役令嬢。』37話の内容『わた推し』37話では、ミシャと黒仮面が対峙する様子に加え、ミシャがレイに一体…

続きを読む

【感想】『私の推しの悪役令嬢。』8話(アニメ)~"I'm in Love with the Villainess.…

アニメ『私の推しの悪役令嬢。』8話について語りたいことがあるので、少し深掘りすることに。 目次 基本情報感想・考察ディードとマットの対立レイのモチベーションディードの処分禁断の恋弱者の弱みキマイラとの死闘指揮するローレック治療に携わっていたシスター最後にEnglish edition 基本情報▼私の推しは悪役令嬢。-Revolution-(1) (一迅社ノベルス) タイトル『私の推しは悪役令嬢。』8話(アニメ)サブタイトル渦巻く流れは権謀術数。漫画青乃下(@aonoesu)原作いのり(@Inori_ILTV)キャラクター原案花ヶ田(@Lv870)TVアニメ公式Twitter@wataoshi_animeTVアニメ公式Twitter@wataoshi_anime掲載誌コミック百合姫出版社一迅社放送日2023年11月21日小説家になろうhttps://ncode.syosetu.com/n8792em/pixiv百合姫https://comic.pixiv.net/works/7319ニコニコ静画https://seiga.nicovideo.jp/comic/56013一迅プラスhttps://ichijin-plus.com/comics/2415050555443TVアニメ公式サイトhttps://wataoshi-anime.com/ 8話では、ディードがマットに大怪我を負わせてしまい、平民達が怒りの炎を上げる様子が描かれていた。 そして、ランバードと謎の存在が暗躍していたことに驚き…

続きを読む

【感想・考察】『映しちゃダメな顔』6話で描かれていた伊緒のマネージャーがヤバかった件

2023年11月17日に1巻が発売された『映しちゃダメな顔』。 キャバ嬢と女優が繰り広げるインモラルな世界観が作中で展開される。 人前に見せられない伊緒の姿を求める美紗。美紗からの寵愛を享受する伊緒。話が進む度、美紗と伊緒は距離を縮めていく。 だけど、美紗と伊緒に不穏な影が迫りくる… 今回は『映しちゃダメな顔』6話の感想・考察を紹介しようと思う。 目次 基本情報『映しちゃダメな顔』6話の内容『映しちゃダメな顔』6話の感想・考察過保護なマネージャー美紗を求める伊緒またはアイ高い塔に立つ女最後にEnglish edition 基本情報▼コミック百合姫2024年1月号 タイトル『映しちゃダメな顔』6話サブタイトル何か隠してない?作者FLOWERCHILD(@flowerchildueda)掲載誌コミック百合姫2024年1月号出版社一迅社発売日2023年11月17日ISBN4910137390140サイズB5配信【ブックウォーカー】etc 『映しちゃダメな顔』6話の内容『映しちゃダメな顔』6話では、伊緒のマネージャー・長谷が伊緒の変化を気にかけ、美紗について調べる様子が描かれていた。 そうとは知らない美紗と伊緒は会うことを約束する。 美紗と伊緒を取り巻く人間達にフォーカスされていたのが特徴的。 『映しちゃダメな顔』6話の感想・考察 過保護なマネージャーマネージャー怖い!怖い!!怖い!!! 伊緒に付き添う長谷がマジで怖すぎるんですけどぉ! ベッドで自身を慰める伊緒に迫っていた時の…

続きを読む

【感想・考察】『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話で描かれた確実に崩壊しつつある教室

将来のために勉強を頑張り、学校のために生徒会の仕事に従事し、皆の期待に応える…つまんねー女だと思ってた。 優等生のあの子は見れば見る程、面白れぇ女だった。 優等生の来未と不登校児の直井が世界を破壊し尽くす様子を描いた『ぜんぶ壊して地獄で愛して』。 来未と直井が邂逅したのをきっかけに運命の歯車が狂っていく。いや、もうすでに狂っていた。 今回は『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話の感想・考察について話していこうと思う。 目次 基本情報『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話の内容『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話の感想『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話の考察歪んだ愛情を来未に向ける心来未に対する怒りを蓄積する伊佐沼良い先生のメッキが少しずつ剥がれる堀江進路希望調査票来未が追い求めているのはやっぱり直井は来未の理解者パンドラの箱コミック百合姫3ヶ月連続購入フェア~2023 Autumn~複製サイン入り色紙風ボード大きさ比較コミック百合姫3ヶ月連続購入フェア~2024 Winter~最後にEnglish edition 基本情報▼コミック百合姫2024年1月号 タイトル『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話サブタイトル嬉しそうだから作者くわばらたもつ(@kuw8ra)掲載誌コミック百合姫2024年1月号出版社一迅社発売日2023年11月17日ISBN4910137390140サイズB5配信【ブックウォーカー】etc 『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話の内容『ぜんぶ壊して地獄で愛して』8話では、精神を疲弊していた来…

続きを読む

【感想・考察】『映しちゃダメな顔』1巻の魅力

清楚系女優とNo.1キャバ嬢が醸し出す淫靡な世界を描いた『映しちゃダメな顔』。 昼と夜で異なる顔を見せる女性達。彼女達が互いに熱く求めていく中で少しずつ何かが変わる。 心の奥底で燻ぶる欲望の炎を熱く滾らせろ!!! というわけで『映しちゃダメな顔』1巻の感想について語っていこうと思う。 目次 基本情報『映しちゃダメな顔』1巻の内容『映しちゃダメな顔』1巻の感想・魅力表紙カバー裏本編描き下ろしあとがき帯『映しちゃダメな顔』1巻の特典アニメイトメロンブックスメロンブックス(有償)ゲーマーズ最後にEnglish edition 基本情報▼映しちゃダメな顔(1) (百合姫コミックス) タイトル『映しちゃダメな顔』1巻作者FLOWERCHILD(@flowerchildueda)掲載誌コミック百合姫出版社一迅社収録話数1~5話・描き下ろしエピソード発売日2023年11月17日ISBN-10475802622XISBN-13978-4758026222サイズB6(1.8×12.8x18.2cm)配信【ブックウォーカー】etc 『映しちゃダメな顔』1巻の内容『映しちゃダメな顔』は、No.1キャバ嬢の美紗と売り出し中の新人女優・伊緒が歪んだ関係性を深めていく様子を描いた百合漫画。 欲望が渦巻く夜の新宿で美紗によって性癖を暴かれた伊緒は美紗を惑わす淫靡な蝶へと羽化していく。伊緒の虜になった美紗も自らの欲望を満たすため、伊緒を求めていくように… 1巻では、美紗と伊緒のファーストコンタクト・美沙と伊緒の…

続きを読む

【感想・考察】『今日はカノジョがいないから』21話におけるゆにの未練・七瀬の嫉妬・深い眠りについた風羽子

七瀬との日常が戻り、ゆには幸せなはずなのに… どうして、ゆにの脳裏に風羽子が浮かぶのか… 今回はコミック百合姫2024年1月号に掲載されていた『今日はカノジョがいないから』21話の感想・考察について話していこうと思う。 目次 基本情報『今日はカノジョがいないから』21話の内容『今日はカノジョがいないから』21話の感想サブタイトル未練あるゆに七瀬の嫉妬深い眠りにつく風羽子風羽子のアカウント冬虫夏草のブランシュネージュゆにと七瀬を見守る黒猫最後にEnglish edition 基本情報▼コミック百合姫2024年1月号 タイトル『今日はカノジョがいないから』21話サブタイトル荒転作者岩見樹代子(@okome103)掲載誌コミック百合姫2024年1月号出版社一迅社編集部のXアカウント@yh_magazine発売日2023年11月17日ISBN4910137390140サイズB5ニコニコ百合姫https://seiga.nicovideo.jp/comic/56450配信【ブックウォーカー】etc 『今日はカノジョがいないから』21話の内容『今日はカノジョがいないから』21話では、七瀬とよりを戻したはずのゆにが風羽子に未練がある様子が描かれていた。七瀬と接する時間が増えて幸せなはずなのに… 『今日はカノジョがいないから』21話の感想 サブタイトルサブタイトルの「荒転」は好転から来ているのだろう。 七瀬とよりを戻し、何もかもが元通りになったと思ったゆには風羽子に未練を抱き続けている様子を表し…

続きを読む