【感想】『処刑少女の生きる道』の面白さについて考える
アニメ化が発表された『処刑少女の生きる道』。Twitterでトレンドになったり、累計が10万部を突破するなど、勢いを増している百合の一つ。そこで今回は『処刑少女の生きる道』について語っていこうかなと思います。【目次】『処刑少女の生きる道』とは何ぞや『処刑少女の生きる道』の感想『処刑少女の生きる道』のどこに面白いと感じたか最後に
『処刑少女の生きる道』とは何ぞや『処刑少女の生きる道』は「処刑人」と呼ばれる1人の少女、メノウと異世界にある国、日本から「迷い人」としてやってきたアカリの旅を描いた百合ラノベ。日本からやってきたアカリは何と時を司り、死なない体を持っています。メノウは自分の世界に災いをもたらす可能性のあるアカリを殺すため、アカリと旅に出ることに。旅を続けていく中、メノウはアカリに対して複雑な想いを抱く…そして、メノウとアカリが旅する世界にいくつもの黒い影が暗躍します。『処刑少女の生きる道』の感想面白いか面白くないかで言ったら、面白いに軍配が上がりますね。メノウとアカリの複雑な関係性を丁寧に描きつつ、メノウの心理描写や話の運び方も上手く描かれていたんじゃないかなと思う。いい意味で読み手の心を裏切り、早く続きを読みたいと感じさせてくれる。処刑人として多くの人間に愛されないでいるメノウと処刑の対象であるアカリの旅は今いる世界のしがらみから逃れるための逃避行のようにも感じた。メノウとアカリの百合は時に甘く、時に重い…多くの方が惹かれるのも納得ですね。買って良かったなと感じる1冊だった。悪人になろう…